勉強嫌いになっている中学生が変わる6つの方法

勉強が好きではないけれど、やらなくてはいけないとわかっている子は勉強をします。

では、勉強嫌いで勉強をほとんどしない子を勉強へ向かわせるにどうすればいいのでしょうか。

勉強が嫌いになる原因

  1. 親が子供の勉強に無関心
  2. 発達障害
  3. 他にのめり込んでいるもの(スポーツなど)がある
  4. 勉強をやっているのに成績が伸びない
  5. 勉強が面白くない。きついことが嫌い。勉強をする意味が分からない

親が子供の勉強に無関心であるばあい

親が子供の成績に無関心な場合です。そのような場合、子供が勉強をすることは考えられません。このサイトを見ている人は少なくとも子供の勉強に無関心であるとは考えにくいです。よって、この場合についてこの記事では特に何も書きません。

このような子供たちは将来が心配になります。他人が他人の家庭に口をはさむことはなかなかできることではありません。しかし、他人の子供であっても何かを訴えていることが見て取れる場合、周りの大人が何かをする必要があるかもしれません。

発達障害

学習障害だけでなく、ADHDや自閉症などが原因で勉強が嫌い(やらない)な場合があります。

発達障害は程度に差があります。見た目や行動からは、まったく判断できないこともあります。

私の教え子の中にもテストでケアレスミスが多かったり、忘れ物が多いなど、単なる不注意なのか発達障害による不注意さなのか判断できないことがあります。発達障害が原因で勉強が嫌いになっている場合はこの記事では書きません。

他にのめり込んでいるもの(スポーツなど)がある

「芸術やスポーツに本気でのめりこんでいて勉強をするどころではない。」そのような生徒に対しては、親の判断でどうするかを決めるべきだと思います。

親がその方向で進ませてあげたいと思っているのであれば、無理に勉強をさせる必要ないと私は思います。文武両道と思うのであれば、できる範囲で勉強をさせましょう。

ただし、文武両道にも限度があります。過去、私の教え子の中に、1週間休みなしで習い事をびっしり詰めていた子がいました。中学生の時の通知表はオール5に近い成績、筑紫丘に合格しました。

しかし、入学後、燃え尽き症候群になったのでしょう。学校を中退し、関東の専門学校に進学しネイルアーティストになったというウワサを聞きました。

ネイルアーティストが悪いというわけではありませんが、それまでの努力はなんだったのでしょうか?

無理に勉強をするだけの中学生活は無駄だったように思えてなりません。修猷館・筑紫丘・明善・福岡高校などを目指そうとしている子であっても、中学1年から学校でも家でも勉強しかしないというような生活を送らせるのは考えものです。

間違ったやり方で勉強をしなければ中学3年になってから本気で勉強を始めても遅くはないです。大人になってから中学時代の思い出が勉強だけしかないだなんてかわいそうです。

勉強をやっているのに成績が伸びない

「勉強をやっているのに成績が伸びず、勉強をするのが嫌になった。」これが原因の場合は、勉強はやる気は少なからずあるはずです。勉強ができるようになったら、自発的にする可能性が高いです。

勉強のやり方次第で急激に成績が伸び、勉強嫌いが治る可能性もあるので、親が子供のサポートをすることで勉強嫌いを改善できる可能性が高いです。

ただし、中学受験等に失敗し学習意欲が低下している場合は、勉強方法を工夫しても改善されないかもしれません。

なぜなら、息切れ、燃え尽き状態に陥っている可能性が高いからです。この場合、勉強をさせようとするよりも、親が子供に共感をしてあげるなど心理的なサポートが必要かもしれません。

勉強が面白くない。きついことが嫌い。勉強をする意味が分からない。

勉強が面白くなかったり、嫌なことを避けたい理由で勉強をしない場合があります。これは、小学校3・4年までに最低限の勉強習慣をつけさせられなかったことに原因があると思います。

教育を受けられることが当たり前になっている現在、子どもが自発的に勉強に取り組むことは考えにくいです(3歳頃のナゼナゼ期のように、いろいろなことに関心を示すことは、10歳くらいの子には考えられません)。だから、子供が勉強をするようになるには、親による習慣づけが必要なのです。

⇒ 子供に勉強習慣をつける親の働きかけ

勉強をしない子が勉強をするようになる方法

勉強が嫌いになっている原因が4・5の場合、親の働きかけでなんとかなるかもしれません。

どれだけ勉強を嫌いだと言っている子も、心の中では「良い点数を取りたい」「頭がよくなりたい」という漠然とした気持ちがあります。その気持ちがある限り、必ず勉強をするようになります。

それでは、勉強嫌いの子を勉強に向けさせる6つの方法を書いていきます。

1日10分から

親の立場からすると、子供にできるだけ長く勉強をしてもらいたい思うのは当然です。しかし、勉強習慣のない子は、1日1時間ですら勉強をさせることは難しいです。1日1時間をいきなり要求したとしても、勉強をした振りをするか、勉強を放り投げてしまうのが落ちです。

1時間勉強をさせたいのに、10分もせずに勉強を放り出してしまう子供を見たら親はイライラします。勉強をさせることもできずイライラだけが募るという最悪な状況になります。

いきなり1時間させることは無理なのは初めからわかっていることなのですから、1日10分の勉強からスタートしましょう。「10分、それ以上はやらないでいいから勉強をしようか」という親の言葉を素直に聞いてくれたら大成功と思ってください。

もちろん、1日10分の勉強をずっと続けるわけではありません。少しずつ勉強時間を増やすように子供を導いてあげる必要があります。

まずは、10分の勉強を、できれば毎日、1ヶ月継続させましょう。そうすれば少なくとも1日10分の勉強習慣はついたことになります。全く勉強をしなかった状態から考えるとかなりの進歩です。

もし、1ヶ月継続することができれば、1日10分が10分でなくなっているはずです。20分、30分になっているはずです。10分限定で始めた勉強かもしれませんが、やってみると意外と10分は短く、知らないうちに勉強をする時間が増えるからです。

もちろん、すべての子がそのようにうまくいくとは限りません。1日10分すら難しい子もいるので、そのような子には2日に1回10分、月曜・水曜・金曜は10分というように指定してもいいかもしれません。

どれだけ短い時間でもいいから継続的に勉強をするという習慣をつけてあげましょう。

また、子どもにも感情の波があることを忘れないでください。学校で嫌なことがあった時は勉強をする気がなくなることもあります。そういう時に「なんで今日は勉強しないの」などと言わないようにしてください。

子どもの表情を常に気を付け、勉強を差せてはダメだと思った時は無理にさせないようにしましょう。

1科目から

1日10分の勉強では、5教科すべてをさせることはできません。5教科無理にさせても消化不良になり成績が伸びることはないでしょう。「そりゃ、10分の勉強だから伸びなくても当然、勉強をさせることが大切なんだから点数はどうでもいいや」などとは思わないでください。

全く勉強をしない子の1日10分は“たった10分”ではなく“10分も”になります。“10分も”勉強をしたのに、テストの点数が変わっていなければ「勉強をしても成績が伸びないならやっても意味ない。勉強を止めよう」となりかねません。

そうなるのを避けるため、1科目絞って勉強をさせましょう。

子どもの状況を見ながら2科目3科目可能ならさせても問題はありません。しかし、全く勉強をしなかった状況から勉強をするようになったのですから親は欲張らないようにしてください。常に子供の意思を確認し、可能な範囲でさせるようにしましょう。

何をするか具体的に指示する

親は、勉強をしない子供に対して「勉強をしろ」と言います。しかし、具体的に何をしろという指示をする親はあまりいません。

勉強習慣がついていない子に「勉強をしろ」とだけ言っても勉強をするようにはなりません。そもそも、何を勉強していいのかが分からないからです。

だから、勉強習慣がついていない子には、具体的に何をするのか指示をする必要があります。

「教科書に載っている漢字、ここからここまで10個覚えて。英単語10個覚えて。理科のワークのここをやりなさい。」と言いましょう。

「このワークは教科書P何ページに対応しているから、まずはそこを読んで、覚えたと思ったらワークを解いてみなさい。そして間違えたところは教科書に戻りなさい」といった方がより子どもは勉強に取り掛かりやすいです。

達成感を味あわせる

勉強をやっていると、つらいことがいくつかあります。その1つが、目に見える形で達成感を味わうことができないことです。勉強をやっても何も頭に入っていないと思ったら、何のために勉強をしたのか意味が分からないのでやる気をなくしてしまいかねません。

勉強をしたことで知識が増えたということを実感できたら、少なくとも「無駄」「やっても意味がない」と思うことはありません。なので勉強習慣のなかった子には「達成感を」味あわせる必要があります。

ここで達成感を味あわせることは定期テストで今までよりも高得点を取ることも意味していますが、それだけではありません。1回1回の勉強でも達成感を味あわせることも意味しています。

仮に1日10分の勉強習慣がある子には、次の定期テストの範囲の漢字を10個覚えるように指示します。10個程度の漢字であれば本気で覚えようとすれば5分もあれば覚えられるので、10分の勉強習慣のある子であれば間違いなく覚えられるはずです。

ここで達成感を味あわせるために、スグに復習をするのです。覚えた漢字が本当に覚えられているか確認するのです。もし、すべての漢字を覚えていたら絶対に達成感を味わえます。しかも、確認をすることで記憶に残りやすくなり定期テストにそのまま生きてきます。

覚えるのは漢字ではなく英単語でもいいです。学校で使っている社会・理科のワークの問題でもいいです。子供がやりたいと思っている科目をやらせましょう。

一緒に勉強する

親は仕事で忙しいから子供と一緒に勉強するのはきついですよね。しかし、勉強嫌いの子に勉強をさせるようにするためには、親が子供の勉強に付き合ってたほうがいいと思います。

1日10分くらいならどれだけ忙しくても、都合はつくと思います。

子供がやっている勉強にもよりますが、暗記をするのであれば親も一緒に何かを暗記しましょう。子供が10個の漢字を覚えるのであれば、親は漢字検定2級の難しい漢字を10個覚え、どっちが早く10個覚えられるか勝負をしてもいいでしょう。

一緒に勉強をすることで、子供とコミュニケーションを取る機会にもなります。たった10分が子供との関係を良好にするはずです。

また、一緒に勉強をすることで「やってないから何でも言えてしまう」こともなくなります。

親は自分が勉強をしていたころのことを忘れています。中学1年生の1学期は3単現のSが分からないのは当然です。しかし親からすれば3単現のSなど、当たり前すぎて、子どもが理解していないことに腹を立てたりします。

一緒に勉強をすることによって、子どもが学校で何を習っているのか、現時点でどのレベルまで実力がついていればいいのか、などが分かるようになります。そうすれば子供に無理難題を要求することもなくなるでしょう。

目標を持たせる(いきなり成績を求めない、やったことを評価する)

定期テストの直前には、何点くらい取るか目標を持たせましょう。それまで30点くらいしか取れていないのであれば50点を目標に、50点くらいだったら、60点を目標に設定しましょう。

このとき、子どもが妙な自信を持ち80点以上・90点以上という目標を設定したら、それとなく目標点数を下げたほうがいいかもしれません。

もちろん、その点数を取る可能性は十分考えられます。しかし、テスト慣れしていないことなどが原因で実力を出し切れないことも考えられます。

80点を目標にしていたのに、60点くらいしか取れなかったら、「あれだけやったのにこれだけしか取れないのか・・・」と思うはずです。そうなってしまえばせっかく継続してできた勉強を止めてしまう可能性もでてきます。

なので、確実に取れるであろう点数を設定しましょう。そして、30点が50点に上がったらしっかりと誉めてあげてください。「50点なんか取れて当然」とは思わず、「50点も取れた。頑張ったね」と言ってあげてください。

仮に目標点に達していなければ平均点との差を見て、その差が上昇していたら誉めるようにしてください。どのような結果になっても褒める要素を見つけて褒めてください。

継続して勉強をした場合、目に見える点数で達成感を味あわせた上でやったことも評価する必要があるのですが、結果が出なかった場合は、やったことだけを評価してください。

勉強を継続的にできない理由

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