過去問を解く意味(合格最低点が全く取れない)

入試直前3ヶ月くらいになると、過去問を解いても全く合格点に達さないからアドバイスが欲しいという人が増えてきます。

以下、過去問を解く意味と合格最低点が取れなくても気にしないでよいということを書いています。

  1. 合格最低点を取れないのは当然
  2. 諦めて早々に浪人を覚悟するべきか
  3. 志望校の過去問を軸に勉強をする
  4. 合格最低点とは?
  5. 最後に

合格最低点を取れないのは当然

まず最初に、現役生は直前3ヶ月どころか、1ヵ月前でも合格最低点が取れないことがあります。

直前3ヶ月の時点で合格最低点以上を安定して取れている現役生など2割もいないはずです。

ですので、偏差値60以上で中堅私立大学の合格判定がB・Cを取れている人はそこまで不安になる必要はありません。

私は途中までは模試でB・C判定を取っていましたが、直前期には伸び悩み、D・E判定を取ることもあってとにかく不安でした。

過去問を解いても、合格最低点に30点以上届かないことは当然でしたし、結局、最後まで合格最低点を取ることができませんでした(大学によっては配点が分からないので得点率で考えていました)。

そのような状況で早稲田・明治・中央・西南の4つの大学を受験しましたが、西南以外100%合格できないだろうと思っていました。

というより、西南の過去問ですら合格最低点を取ったことがないので、浪人を覚悟して受験に臨みました(合格してやるという気持ちはありましたが)。

学校の先生にも「お前は浪人覚悟なんだな」というようなことを言われたのを今でも覚えています。

結果は明治・中央・西南に合格できたので自分でも本当に驚きました。

大学によっては点数調整がされているはずですし、直前1か月で合格最低点の8割・9割に達していれば合格の可能性があると思ってもよいと思います。

参考:中堅私立文系大学に合格できる人・できない人
参考:西南・福大入試直前期

諦めて早々に浪人を覚悟するべきか

結果的に浪人をすることになったらそれはそれで仕方がありません。

しかし、浪人は時間の無駄です。

「浪人を経験することは人生で無駄にはならない」という考えの人もいるかもしれませんが、理解不能です。

おそらく、現役では低偏差値の大学に行くくらいなら浪人して一流大学に進学したほうが良いという意味で言っているのだと思いますが、だったら現役で一流大学に合格しろと言いたくなります。

最後まであきらめずに現役合格を狙ってください。

参考:浪人するべきか

志望校の過去問を軸に勉強をする

合格最低点に全く届かない原因の1つに、過去問を無視して勉強をしていることがあるはずです。

多くの現役生は「模試で偏差値を取るにはどうすればいいか?」と考えています。

模試はセンターを意識して作られているものが多いです。

自分が受験する大学とそっくりな模試はないんです。

形式が違う模試の対策をするのは、平坦な道があるのに、あえて険しい山を選んでゴールに向かっているようなものです。

B・C判定が取れているのであれば、合格最低点に達していなくても合格するだけの実力は十分ついています。

今すぐに過去問を軸に勉強を始めてください。

同じ時間帯・同じ時間制限で解く

過去問は入試本番と同じ時間に帯に解きます。朝の9時に国語が始まるなら、朝の9時に過去問を解いてください。

また、本番と同じ制限時間で解きます。絶対に時間をオーバーしてはダメです。時間が来た時点で終了して丸付けをしてください(その後、残った問題を解いても構いません)。

時間が足りなかった場合、なぜ時間内に問題が解けなかったのかを考えてください。

  1. 分からない問題で悩みすぎて無駄に時間を使ってしまった
  2. 英文を読むスピードが遅くて時間が足りなかった
  3. テンパって普段なら読めそうな英文でも読めなくなった

おそらく時間が足りなくなった原因はこの3つの中のいずれかです。

1の場合、少し考えて分からなければ飛ばしたり、予め解く順番を決めるなり、自分の中でルールを決めてください。

2の場合、普段の勉強でスピードを上げて読むようにしてください。

普段の勉強では問題を解くことだけに集中してスピードを気にすることはしてないはずです。

入試に時間制限がなければそれでもかまいませんが、時間制限がない入試はありません。

過去問を解いて時間が足りなかったなら、スピードを上げても意味を理解できるように訓練をする必要があります。

英文の量によってパラグラフリーディングを身につけなくてはならない場合もあります(西南・福大はパラグラフリーディングはしなくてよい)。

3の場合、問題に慣れることを意識して過去問を使ってください。

解いた後、復習をするだけでなく、「文法問題はこうやって解く、正誤問題はこうやって解く」など、個々の問題ごとにどのように解くかルールを決めてください。

入試直前期ではなく、過去問で出題傾向をつかむために解くときは時間を気にしなくても大丈夫です。

選択科目

もし、直前3か月前なのに全範囲を終わらせていない人は危険です。

律儀に学校の授業や予備校の授業に合わせて勉強をしている人がいますが、完全にやらかしています。今すぐ全範囲を終わらせてください。

直前期なのに4割くらいしか取れない人でも自分のペースでやれば余裕で7割以上は狙えるようになるはずです。

全範囲をある程度覚えたらすぐに過去問を解いてください(選択科目は全範囲を終わらせてから解くべき)。

過去問を解いて苦手だと思った範囲を、参考書を使って徹底的に暗記しましょう。

過去問を使うことで意識しなくても出題傾向が見えてきます。過去問を解く、苦手個所の暗記、過去問を解く、苦手個所の暗記の繰り返しが一番効率的です。

過去問を使わず、参考書を1ページ目から丁寧に読み返すようなことは絶対にしないでください。

合格最低点とは?

もしかしたら、「合格最低点」という概念を知らない人もいるかもしれないので念のため書いておきます。

合格最低点はその年の合格者の最低点です。高校入試のように内申点が考慮されることはないので合格最低点を取れれば合格ができます。

過去1・2年の合格最低点は大学のパンフレットやネットで調べれば見つかるはずです。自分が受験をする学部の合格最低点を調べましょう。

ただし、進研模試で偏差値50以下の大学は合格最低点を公表していないところがほとんどです。

偏差値50以下で倍率が1~2倍程度の大学は、どれだけ問題が簡単でも6割取れれば確実に合格できるはずです。中には5割でも合格できるところもあると思います。

倍率が1倍以下の大学は白紙で出せば不合格になるかもしれませんが、適当に答えを書いても合格すると思います。

最後に

B・C判定を取っている人は過去問を使った勉強をすれば、現時点で合格最低点に達していなくても、かなりの確率で合格ができます。

最後まであきらめずに頑張ってください。

参考:私大入試直前1・2ヶ月の対策