大学進学を考えている中学生の高校の選び方

高校卒業後、大学に進学する予定の中学生に向けて以下の順で書いています。

  1. 鶏口牛後
  2. 英語・数学の2科目が重要
  3. 努力型・才能型
  4. 環境に左右されやすい人
  5. 管理教育が苦手な人
  6. 偏差値の低い高校を選ぶのも一つの手

中学生が受験校を決める時期」「実績良いのは私立か公立か」に関しても書いているので参考にしてください。

鶏口牛後

偏差値の高い高校に進学すると、当たり前ですが、周りのみんなも偏差値が高いです。

レベルが高い人たちの中でさらに上を目指すとなると、中学の時の努力とは比べ物にならない努力が必要になります。

中学では周りから天才と呼ばれていたとしても、下手をすれば学年ビリになってしまう可能性すらあります。

学年ビリになったときに、「よし、次は学年上位を目指して頑張ろう」と思える人なら良いかもしれませんが、そういう子ばかりではありません。

ビリになったことでやる気がなくなり、勉強をしなくなる子もいるはずです。

そうなってしまえば、せっかく地元でトップと言われる高校に進学できたとしても、卒業時に「えっ、〇〇高校なのにそんな大学に進学したの?」と言われるくらい悲惨な状況になるかもしれません。

せっかく中学の時に努力をしたのに、それでは報われないですよね。

トップクラスの高校だけでなく、中堅の高校に進学するときも同じです。

中堅の高校に合格できたとしても、そこで学年ビリになってしまえば大学進学すら考えられない状況になりかねません。

たとえ学年下位からでも這い上がる自信があるならランクを下げず、もともとの志望校を選べばよいです。

学年下位になったらやる気がなくなると思うのであれば、ワンランク下げて学年トップになれる高校を選ぶほうが良いです。

大学進学を考えている人は高校のブランドだけでなく、自分の性格や成績を考えて学校を選んでください。

英語・数学の2科目が重要

社会・理科の成績が良くて、英語・数学が苦手というパターンの人は注意してください。

高校の合格判断基準は内申点と入試本番の5教科の合計点数で決まります。

英語・数学が苦手でも、内申点や暗記科目でカバーすることができるので、自分の実力以上の高校に合格できてしまうことがかなりあります。

しかし、英語・数学が進学した高校の実力に見合わないものだと、すぐに授業についていけなくなります。

中途半端な頑張りでは周りに追いつけない状況に陥る可能性もあります。

そうなったときに、めげずに継続して努力ができる自信がないのであれば大学受験で大失敗してしまうかもしれません。

この点も注意して高校を選びましょう。

努力型・才能型

中学生に「あっ、この子には絶対にかなわない」と思ったことが何度かあります。

おそらく彼らは本物の天才です。

彼らは一般的な感覚では考えられない次元の違う存在です。

トップレベルの高校には、確実にそのような子がいます。

努力をしてギリギリトップレベル校に合格できた子には、決してかなうことができない存在です。

自分が努力型で才能型でないと自覚している場合、仮にトップレベルの高校に合格できたとしても、周りのすごさに衝撃を受けてひるむかもしれないと思うのであれば進学先をよく考えてください。

トップレベルの高校に在籍していれば「こいつスゴイ。頭いいんだな」と思われて優越感に浸れるので、高校のブランドに魅力を感じる気持ちは分かります。

しかし、高校ブランドを3年間楽しめたとしても、最終学歴が自分の納得いくものでなければ確実に後悔します。

私のように偏差値30台でも合格できる高校に進学したとしても、それなりの大学に合格してしまえば高校の名前などまったく関係ありません。

逆に偏差値60台後半の地域でトップ校に進学したとしても、偏差値50前後の誰でも合格できる大学にしか進学できなければ悲しいですよね。

大学進学を考えている人は、どの高校に進学することが自分にとって良い結果をもたらすかをしっかりと考えましょう。

場合によって、ワンランク下げるたほうが希望する大学に合格できる可能性が高まるかもしれません。

偏差値の低い高校を選ぶのも一つの手

私は中学時代、実力テストで5教科合計100点(300点満点)を超えた記憶がありません。

偏差値36くらいで合格判定がBになる低偏差値の高校に、C判定という恐ろしい成績を中学3年の8月の模試でとるくらい最悪な実力でした。

偏差値42くらいで合格判定がBになる高校(後の私の母校)はE判定でした。

中学時代全く勉強をしなかったとしても普通では考えられない最悪な成績です。

そんな私も、高校入試直前だけは人並みに勉強をするようになり、一応、偏差値50程度(現在は偏差値48前後に下がっている)の公立高校を受験しました。

直前期はかなり努力をしたので「もしかしたら公立高校に合格できるかもしれない」という少しだけ期待を持てるようになりましたが、結果不合格になりました。

しかし、もしここで公立高校に運良く合格していたら、現役で明治大学に合格できるどころか、福岡大学にすら合格できていなかったと思います。

なぜそう思うかというと、公立高校に合格していたら、確実に学年でビリになり、授業についていくことができなかったはずだからです。

自分の実力以上の高校に入ってしまえば、授業についていくことすら難しく、「難関大学に大学に合格できるかもしれない」という気持ちが沸き起こることはないはずです。

周りに勉強をする人がほとんどおらず、少し勉強をしただけで学年トップになることができたから、「自分って、もしかしてできるかもしれない」という勘違いにつながりました。

なので、中学時代大した努力をせず偏差値が40台後半くらいの子で、将来大学に進学をしたいというのであれば、ワンランクもツーランクも下げて、学年トップを狙ったほうが良い結果になるかもしれません。  

余談ですが、大学進学後、中学3年の時の担任だった恩師に会いに行ったとき「お前の学年で九大に現役で言ったのは2人、浪人で医学部が1人、その次に良い大学は西南だから、お前が学年でトップレベルになったな」と言われた(恩師が卒業生のすべてを把握しているわけではないので、私よりも偏差値の高い大学に合格した生徒はいると思いますが)ときはかなりうれしかったです。

参考:私の高校時代の偏差値の推移

環境に左右されやすい人

周りの環境に左右されやすい人は管理教育のほういいと思います。

学校によっては管理教育によって、偏差値の高い大学へ合格させようとするところもあります。

自分のペースで勉強をしたい人にとって強制的に勉強をさせられることは苦でしかないと思います。

管理教育が苦手な人

福岡県の公立高校は、西南・福大しか受験をしないのにセンター試験の対策を強制的にさせられるなど、訳の分からない補習を行っているところもあるみたいです。

このように強制的に学校の方針に従って勉強をせざるを得ない高校に進学してしまうと、「自分で勉強はできる。効率的に合格できるように指示さえしてくれればよい」というタイプの人はイライラするはずです。

100歩譲って、教え方のうまい先生が受験に直結する指導をしてくれるのであれば我慢できるかもしれませんが、そうとは言えない場合が多いでしょう。

ですので、管理されるのが大嫌いという人は受験しようと思っている高校の情報を中学校の先生や先輩などから集め、自分に合っているを調べてください。

自分で自分を管理することができる人は管理教育は合いません。