福岡の公立高校入試に関連する検索への勝手な回答を以下の順でまとめています。

    公立高校の問題は全部同じ?

    公立高校も私立高校同様、学校によって違う問題が出題されると勘違いされている人がいるみたいです。

    福岡県では古賀竟成館と三井中央の2つの組合立高等学校を抜かし、すべての公立高校は同じ入試問題です。

     

    私立は高校によって問題が全く違います。受験する生徒のレベルに応じた内容になっています。

    なお、西南以上の難関私立高校や九国を抜かし、私立対策を必死になってする必要はないと私は思っています。

    なぜならば、福岡県の私立高校はほぼ全入状態だからです。公立高校の対策を軸にし、私立入試直前に過去問を3回ほと過去問を解く程度でいいと思います。

    ただし、特待を狙っている人、特進を狙っている人は対策が必要になります。

    私立高校入試の現実

    内申20台で受験できる公立校

    偏差値50以下の高校なら内申20台後半なら合否に影響をすることはほぼないと思ってかまいません。

    また、倍率が低いところは内申点はあってないようなものです。

    どうしても公立高校に合格しなければならない人は倍率が低く偏差値も低いところを選ぶほうが無難だと思います。

    ※ 倍率が1倍を下回っても不合格者が出ているみたいなので、内申書が極端に悪いと合格できない可能性は考えられます。

    参考:北九州地区(第1~3学区)
    参考:福岡地区(第4~6学区)
    参考:筑後地区(第7~10学区)
    参考:筑豊地区(第11~13学区)

    通知表に1があっても合格できるか

    内申点が重視される今の公立高校入試では1がある時点で普通科に進学することはかなり厳しいです。

    1を取ることで問題児であることがほぼ分かります。

    そのような子が高校に進学して問題でも起こされると高校は大きなダメージを受けます。

    ヤンチャな子が集まる低偏差値の公立高校でも、1がある子を合格させないところは多いはずです。

    公立高校だけでなく、私立高校にも合格は難しいです。

    通知表で1がある人は、そのような子でも拾ってくれる私立を探すしかないと思います。

    ただ、博多青松のような定時制の公立高校は1があっても、面談次第で合格の可能性は残されています。

    3学期の成績は含まれるか

    「3学期の成績は含まれる」という先生、「2学期までしか含まれない」という先生がいるみたいです。

    募集要項には「第 3 学年における各教科の評定の数値の合計によって序列を定める」とあるので、3学期が含まれてもおかしくありません。

    でも、3学期の通知表をもらう時期はいつでしょうか?

    願書提出日よりも前に通知表を書くのでしょうか?

    もし、願書提出前に3学期の通知表が確定していれば、3学期の成績も内申書に影響するはずです。

    最近は3学期の期末テストは実施せずに実力テストを受けさせることが多くなっているみたいなので、少なくとも定期テスト対策は不要ですね。

    ちなみに、私個人としては3学期は含まれていないと思っています。

    通知表・内申点・調査書のしくみ

    公立高校入試150点難しい

    「福岡の公立高校入試で150点とるのは難しい」というような検索がされていました。

    ここ数年の入試平均点は160点前後で推移しています。

    それを考えると、150点は偏差値47・48くらいになります。

    偏差値47を取ることを難しいと感じる人にとっては150点は難しいかもしれませんが、普通に勉強をすれば偏差値50以下になる人はほとんどいないので150点を取ることは難しいとは言えないと思います。

    10年位前までは平均点が高く、ある年度は200点台になることもありました。

    その時代の150点は偏差値だと40前後だったのでよほど勉強が苦手でなければ150点は誰でも取れました。

    問題が簡単すぎると成績が良い人ほど本当の実力を測ることができないので、平均点が190点以上だった時にトップレベル校を受験した人は本当にかわいそうだったと思います。

    福岡県高校県立のみ受験

    「福岡県高校県立のみ受験」という検索がされていました。

    私立を受けないで公立だけを受けるということなのでしょうか?

    こんな危険なことをする人などいません。

    「私立の入学金を払ってないから公立に受からなければ高校には行けない」という脅しをする親はいますが、私立を受けさせないという親はいたら怖すぎます。

    模試でA判定がでていても、偏差値60台の人が50台中盤の高校に不合格になることだって普通に起こりえます。

    お金がもったいないからと言って私立を受けさせないようなことはしないでください。

    たとえ本人が私立を受けないと言っても受けさせてください。

    ※ いませんと書きましたが、実際はいます。私が中学のときに同じクラスの人が本当に公立しか受験しませんでした。また、講師になってから1人だけ私立を受験しない人に会いました。

    各中学から何人ずつ取るか決まっているか

    通っている中学によって学力差があったり、通知表の評価の仕方が異なり差があるのでこのような疑問を持つ人もいると思います。

    募集要項にはそのようなことを書いていないのでそういう決まりはありません。

    そもそも、どの中学から何人が受験するかは毎年変わるのでそのような決め方ができるわけがありません。

    仮にA中学の生徒が10人、B中学の生徒が3人受験したとします。

    各中学から3人の合格者を出すという決まりが仮にあれば、A中学に在籍いる子が明らかに不利になります。

    また、A中学は成績が良いので10人、B中学は悪いので1人ということを決めていれば、B中学に不利です。

    このような不公平のある決定法をするわけがありません。

    ただ、B群になったときに内申点のつけ方が厳しい中学と甘い中学を比べたときに高校がどう判断するかは分かりません。

    内申点のつけ方が厳しい中学の30と甘い中学の30であれば、厳しい中学のほうを選ぶとかもしれません。

    ただ、内申書は5段階評価の点数だけを見るわけではないので、これについては考えてもどうにもならないのでできるだけ内申点をよくする努力をし、入試本番でも点数が取れるようにするしか方法はありません。