今まで本気で勉強をしたことがなく偏差値が40台前半以下の中学生が受験を意識したとき
何をすればいいか全くわからないはずです。
そのような子が偏差値50前後の公立高校を独学で目指すときに何をすべきかを書いています。
偏差値52以上の公立高校を目指している子は「県立高校受験対策」を参考にしてください。
目次
科目を絞ることも考える
偏差値50以下の高校を受験する場合
時期にもよりますが
5教科すべてを勉強する必要がない場合もあります。
特定の科目に絞って確実に合格最低点を取ることも考えてください。
嫌な表現に聞こえるかもしれませんが
入試は合格してなんぼ
という面もあります。
科目を捨てることはあまり勧められることではありませんが
どうしても合格をしなくてはならない場合は仕方がありません。
英語がどうしても苦手でやりたくないというなら
成績を伸ばしやすい理科・社会の2科目に勉強時間の多くを割くのも一つの作戦です。
何をすれば合格に近づくか
自分でしっかりと考えてやるべきことを決めてください。
超基礎参考書
今まで全く勉強をしたことがなく知識がほぼゼロの状態ならば
以下の5種類のうちどれか一つを選んでください。
- わからないをわかるにかえる(1015円×14=14210円)
- とってもやさしい(1015円×13=13195円)
- ひとつひとつわかりやすく(1058円×13=13754円)
- ホントにわかる(994円×12=11928円※公民なし)
- 定期テスト基礎からぐんぐん(1026円×9+1080円×4=13554円)
- ぐーんっとやさしく
これらの参考書だけでは公立入試で高得点を取ることは難しいですが
偏差値50以下の高校なら十分対応できるはずです。
個人的に『わからない』が一番良いと思っていますが、個人の好みもあるので何を使うかは自分で決めてください。
※『ぐーんっとやさしく』がこの中で一番わかりやすいかもしれません。
これらの参考書はどれも可能な限り分かりやすく解説がされています。
本当に本当に簡単なので
この参考書を使ってもまったく何が書かれてあるか理解ができない場合
独学で勉強をするのは難しいと思います。
個別指導塾を利用することも考えてください。
英語
- わからないをわかるにかえる(1年~3年)
- くもんの基礎がため100%(1・2年)
- ハイパー英語教室中学英語長文 1
- 過去問
1学期
定期テスト直前2週間以外は『わからない』の1・2年を繰り返してください。
1・2回読んだだけで理解はできないと思ってください。
分かるまで何度も繰り返し読みましょう。
夏休み
『くもん』の1・2年を何度も解いてください。
『わからない』で英語の基礎をつけていれば、『くもん』はある程度できるはずです。
間違えた問題にチェックを入れ、その問題を繰り返すことで効率よく勉強ができるようになります。
分からない単語が出て来たらその都度覚えてください。
小さいノートで単語帳を作るといいですよ。
2学期
『くもん』を繰り返しながら、『ハイパー1』にも取り掛かってください。
『ハイパー1』の目標は全訳を見なくても訳ができるようになることです。
『くもん』の3年は余裕がある人だけやってください。
1・2年の文法がしっかりとできていれば
3年生の文法が分からなくても
入試ではある程度点数が取れます。
偏差値50以下の高校を目指している場合は無理に難しい問題を解くのではなく
基礎内容を完璧に仕上げるようにしましょう。
冬休み以降
『くもん』と『ハイパー1』を繰り返し解いてください。
1月中旬くらいになった、過去問を解き始めます。
過去問に出てきた分からない単語はメモ帳に書き写したりして覚えていきましょう。
数学
- わからないをわかるにかえる(1・2年)
- くもんの基礎がため100%(1・2年)
- 過去問
1学期
定期テスト直前2週間以外は『わからない』の1・2年を繰り返してください。
文章題や関数・図形問題は英語以上理解が難しいと思ってください。
分かるまで何度も繰り返し読みましょう。
3分くらい考えても全く手を付けられない問題は、学校の先生や友達に教えてもらいましょう。
分からない問題を延々と考えても時間の無駄ですし、成績が伸びないことはもちろん挫折の原因になります。
夏休み
『くもん』を使いましょう。
『わからない』をやっていれば、計算ができないということはないはずです。
文章題・関数・図形問題はできない問題がでてきたら友達にお願いして教えてもらってください。
できない問題をずっと考えても時間を無駄にするだけなので
もし、教えてくれる友達がいなければ、無理に数学はやらないで構いません。
「できないものはできない」と割り切るのも受験では必要なことです。
2学期
『くもん』を何度も繰り返し、すべての問題を完璧にしてください。
計算問題を解くときはどういうミスが多いのかを意識してください。
自分が犯しやすいミスを知るだけでケアレスミスがなくなります。
冬休み以降
1・2年の内容が完璧になった人だけ『くもん』の3年に取り組んでください。
完璧でない人は1・2年を繰り返してください。
3年の内容をやらなくても、入試で5割はとれます。
仮に5割しか取れなかったとしても
偏差値50以下の高校なら問題なく合格レベルです。
社会
- わからないをわかるにかえる(地理・歴史・公民)
- くもんの基礎がため100%(地理・歴史・公民)
- 過去問
1学期
『わからない』の地理・歴史をやってください。
社会は誰が何と言おうと暗記科目です。
暗記ができなければ問題は解けません。
『わからない』を丁寧に読み暗記をすれば確実に成績は上がります。
ただし、実力テストでいきなり高得点を取ることは難しいです(定期テストでは簡単)。
というのは、暗記しなければならないことが多いので、中途半端な知識では全く問題が解けないこともあるからです。
1学期にたくさん勉強をしたとしても実力テストで結果が出るのは夏休み以降だと思ってください。
夏休み
『くもん』の地理・歴史をやりましょう。
教科書との対応表を見てください。
そして、『くもん』をやる前に、教科書の該当箇所を3回くらい読んでください。
1回目は流し読み、2回目は自分なりに理解しながら、3回目は太文字を暗記しながら読むといいでしょう。
『くもん』を解いた後は
自分が苦手と感じる単元に必ずチェックをしてください。
その単元を重点的に復習することでムラをなくすことができ、点数UPにつながります。
2学期
『わからない』の公民を仕上げた後『くもん』の公民をやってください。
時間に余裕があれば地理・歴史の苦手なところもやりましょう。
冬休み以降
本来であれば問題をたくさん解くべき時期ですが、1・2学期にあまり勉強ができなかった人が多いはずです。
ですので、冬休み以降も『くもん』を徹底的にやりこんでください。
過去問を解き始めるのは他の教科と同時期でかまいません。
理科
- わからないをわかるにかえる(1~3年)
- くもんの基礎がため100%(1~3年)
- 過去問
社会の地理・歴史・公民の部分を1・2・3年にすれば、やることは同じです。