入試前日にやっておくべきことを確認しましょう。

 

過去ないくらい努力をしているのなら

たとえ合格する可能性が高いと分かっていても

大半の子が超緊張します。

努力をしていなければ絶対に緊張しません(中学のときの私はテストで緊張したことは一度もありません)。

なので、緊張しているということはそれだけ頑張ってきた証拠です。

入試直前期に注意すること

 

前日の過ごし方

当たり前のことですが念のために書いておきます。

忘れ物がないか確認

試験前日の夜寝る前に忘れ物がないか確認しましょう。

  • 受験票
  • 腕時計
  • 筆記用具
  • 弁当・水筒

この4つは絶対に忘れないようにしてください。

体調管理

1・2日前だからこそ体調管理が重要です。

睡眠を削って勉強時間を増やしても焦る、集中力が下がる、風邪をひきやすくなる、結果本番で実力を出せず実力を出し切れなくなるはずです。

あと、手洗いとうがいは絶対にしてください。「明日・明後日が入試だからもう風邪はひかないだろう」と油断してはだめです。

早く寝る

勉強をすることよりもゆっくりと風呂に入って、6時間~8時間は寝てください。睡眠不足だと風邪をひきやすくなりますよ。

多くの人が朝方に変えているはずなので、特に言う必要もないはずですが、12時までには寝て7時までには起きましょう。

朝方に変えず3時4時まで起きている人もできるだけ早く寝てください。しかし、寝られない場合は無理に早く寝ようとしても寝られないはずです。

布団に入って寝られないようなら普段通りでいいと思います。朝方に変えなかったのは自分のせいなのですから、今更「早く寝られない」となっても後の祭りです。

不安で眠れない

トップレベルの高校を受験する人・合格できるかどうか微妙な位置にいる人は、せっかく朝方に変えたのに前日は緊張でなかなか眠りにつけない人もいるはずです。

そういうときは、「徹夜になっても大丈夫。寝れなくても大丈夫」と思ってください。

「眠れない眠れない」と思うとさらに眠れなくなります。

寝なくてもいいやと思っていると意外と睡魔が襲ってきていつの間にかに寝てしまうこともあります。

もし午前3時4時になっても眠れていない場合は完徹をしても構わないです。

徹夜で受験に臨むことになったとしても1日くらいの徹夜なら集中力は持ちます。

徹夜をした場合、受験会場に着いたらとりあえず目をつぶって開始時刻を待ちましょう。

目をつぶっているだけでも眠気が少しはなくなります。

休憩時間も参考書を開いて勉強をするよりも目をつぶって集中したほうがいいです。

1日でもなんとかなる

直前にやる科目は絶対に理科・社会です。

特に理科が苦手な人は理科の苦手分野に絞って勉強をしてください。

下ではやるべきことは全部やったから勉強しなくても変わらないと書いていますが、それはやらなくても実力が下がることはないという意味です。

大学入試の場合は範囲があまりにも広いです。

超偶然に前日にやったことが出ることはありますが、1日の勉強ではどうにもならないことが多いです。

しかし、高校入試は違います。特に理科の範囲は少ないです。

8時間くらい勉強をすれば2・3単元はしっかりと復習ができるはずです。

2単元勉強をすればかなりの確率で前日にやった単元がでます。

最後まであがける人はあがいてください。

ほぼ仕上がっている人

合格圏内にいる人は特定の単元を集中して暗記するよりも、小説を読むように今まで使ってきた社会・理科の参考書を読むことを勧めます。

流し読みをすれば「あ~、これやったやった」「そうそう、こういうのもあったな」と思うはずです。

それだけでもかなり濃い復習になります。小説を読むように読むだけなので1日ですべての確認ができるはずです。ぜひ実践してください。

注意することは、「苦手だな~」と思う箇所が出てきてもスルーすることです。

微妙なところがあっても今更焦っても仕方がありません。試験に出題されないようにお願いしましょう。

仮に苦手な箇所がでたとしても、すべてが苦手な箇所になることなどありません。

満点を取らなければ合格ができないならまだしも、入試は合格に必要な点数を取れば合格になります。満点など取る必要はありません。

多少わからないところがあっても、「そんなの合否に影響はない」というような気持ちを持っていたほうが心理的に余裕ができて、実力を発揮できるはずです。

公立高校入試直前期の勉強法

今、不安で仕方ないなら合格の可能性はある

本気で合格を目指して努力をしてきた受験生なら「合格できなかったらどうしよう」と不安になります。

最後の模試がC・D判定だったような、合格できるかどうか微妙な位置にいる人だけでなく、常にA・B判定の人も「明日のテストが難しかったらどうする」「トップレベル校はみんなすごい奴らが受けるから自分が本当に合格できるの」と、どうしようもなく不安になるはずです。

私も大人になってから4つの国家資格に合格していますが、ほぼ確実に合格できると思っても一発勝負の試験の場合かなり緊張します。

国家資格は失敗したら翌年にまたチャンスがありますが、高校入試ではそれがないのでさらに不安と緊張で頭が狂いそうになるはずです。

安心して

ですが安心して下さい。緊張をして何にも手が付けられなかったとしても、もうやるべきことはほぼすべてやったのです。

今日・明日、仮に何も手が付かなかったとしてもそれだけで不合格になるわけではありません。

私が大学受験をしたときのはなしなのですが、入試直前1週間くらいからは勉強時間がほぼゼロになりました。

しかも、私の入試は初日から最終日まで3週間くらいの長期間でした。その間ほとんど勉強しませんでしたが、しっかりと合格できました。

あとは本番で力を出すだけです。

今、仮に緊張をしていたとしても、国語の問題用紙を見た時に緊張は飛びます。普段通りできるようになるはずです。

また、自分が本番で国語の問題を解いている姿をイメージをしておけばさらに緊張はなくなるはずです。

とにかくやるべきことはやったのだから、「なるようになる」と強い気持ちになってください。

焦って不安になって緊張して何もできなくなる気持ちは分かりますが、普段と同じように過ごしてください。

判定に惑わされないで

模試でD・E判定でも過去問をやっていれば合格の可能性があるかないかは分かるはずです。

模試でE判定で、過去問でも合格最低点よりも30点も40点も足りない人はかなり合格は難しいと思いますが、D・E判定でも過去問を解いてその年の合格予想点数に10点くらい足りない程度なら、内申点が十分合格の可能性があります。

最後まであきらめないでください。

下見に行くべきか

学校は4時間授業で給食がない中学校が多いと思います。

早く終わるのは、受験する高校へ下見(経路を事前確認)をするためです。

下見を一度もしたことがない人

1度も受験する高校に行ったことのない人は必ず下見をしましょう。

間違ったバスに乗ったり、違う方向の電車に乗ったり、特急・急行の停車駅でないのに間違えて乗ってとんでもないところまで行ってしまうことも考えられます。

また、入試本番は通勤通学ラッシュに重なる可能性があることも忘れてはいけません。

昼は乗客が少ないので同じような感覚でいてはダメです。

JRを利用する人は人身事故などがあり電車が止まることも考えられます。

仮に止まったとしても試験時間を遅らせるなどの対応がなされるはずなので落ち着きましょう。

その場合受験生に向けたアナウンスが必ずされるのでアナウンスをしっかり聞いてください。

確実に高校にたどり着ける人

一般で受験する高校を推薦入試で受けていたり、近所にある高校なので場所を良く知っていたり、近くを何度か通ったことがある人は無理に下見をする必要はないと思います。

真面目な生徒は「『どんなことがあっても必ず下見をしなさい』と先生から言われたから行かなくちゃいけない」と言いますが、そこは臨機応変に対応しましょう。

行かないと不安だという人は行けばいいですし、行かなくてもいいと思う人は行く必要もないです。

しかし、最近福岡市南区の中学は下見に行かないと先生からものすごく怒られるみたいです(同じ高校を受ける人同士みんなで一緒に強制的に行かせる中学もあるみたいです)。

個人的に、強制的に行かせる意味が理解できません。

学校見学ですでに場所や行き方が分かっているなら、時刻表の確認で十分です。

自転車で行けるくらい近所に住んでいるなら行く必要もありません。

下見が不要だと思っている子にとっては、はっきりいって時間の無駄です。

仮に、下見をしないで入試に遅れたのなら自己責任です。

そもそも、確実に場所を知っている人が下見をしなかったことで遅れることなどあり得ません。

遅れるとするなら下見をしなかったこと以外が原因なはずです。

そんなところまで学校が面倒を見る必要などありません。

本番でたどり着けなかったことでクレームを入れる人がいるかもしれないから事前に指導をしたという形は作っておきたいのでしょう。

理不尽なクレームにいちいち対応していたら時間の無駄になるので、学校はもっとクレームに対応をする方法を考えたほうがいいと思います。

入試当日にやること

入党実にやるべきことを書いておきます。

朝食

朝ご飯は基本的に食べる必要があります。

毎日、朝ご飯を食べている人が入試の時だけ食べないというようなことはあり得ないと思いますが、朝寝坊をしてご飯を食べる時間がないということも起こり得ます。

もしそうなったとしても必ず何かを口にしてください。念のため前日にカロリーメートを買っておくといいです。

カロリーメートなら学校に向かっている途中で食べられますし、意外とお腹にたまります。

試験途中でお腹がグーグーなることも防げるはずです。

普段朝食を食べない人

朝ご飯をいつも食べていないなら、入試の時も無理に食べる必要はありません。

普段朝食を食べていない人が無理やり食べるとおなかを壊したり、試験の途中で「うん〇」がしたくなることもあります。

テストの途中でお腹が空いて、お腹がグーグーなろうが、気にする必要はありません。

腹の虫が鳴るのが気になって、集中力がなくなりテストで失敗してしまうことを考えたら、お腹が鳴って恥ずかしいことなんかどうでもいいことです。

勝手に鳴らせておきましょう。

友達と一緒に行かない

友達と約束をして入試会場に向かうと相手が遅刻してきたら自分もそれに付き合わされることになります。

また、互いに意思の疎通ができておらず、待ち合わせ時間や場所を間違えて互いにイライラするということも起こり得ます。

入試会場に着けばどうせ会えるのだから無理に一緒に行く必要もありません。

遅刻

当日に思わぬ出来事が起こって遅刻をしてしまうこともあります。

もし、集合時間に多少遅れそうになっても冷静を保ってください。

たとえ少し遅れたとしても、受験することさえできれば遅刻が合否に影響することは絶対にありません。

試験前の緊張

早く受験会場に着いたほうが心が落ち着くなら早めに家を出ましょう。

周りに人がいる状況に耐えられない人は集合ギリギリに受験会場に入ってもいいです。

教室の中にいたら緊張するのであれば、ギリギリまで廊下にいても構いません。

目をつぶって周りの雑音を無の心で聞いたら意外と緊張がなくなることもあるので、緊張した人は試してください。

試験中の緊張

緊張して頭の中が真っ白になったら、1秒から30秒まで頭の中で数えましょう。

30秒も無駄にするのはもったいないかもしれませんが、極度の緊張を感じるとミスを犯しやすくなります。

ケアレスミス

トップレベルの高校は1点が合否を分けることもあります。

だから、ケアレスミスは本当に怖いです。

「ケアレスミスをしないように」といっても、ケアレスミスなのだから、実際は対処の仕方はほとんどありません。

普段問題を適当に読んでミスを連発している人は、必ず最初から最後まで丁寧に問題を読んでください。

それをするだけで30点以上点数がUPする人も中に入るはずです。

度忘れ

普段なら普通に答えられることでも度忘れすることがあります。

私も早稲田大学を受験したとき、答えが「卑弥呼」だと分かっているにもかかわらず「卑弥呼」の漢字が思い出せないということがありました。

公立高校入試は漢字指定問題でなければ平仮名でも正解になります。

もし度忘れしてしまった人は平仮名で答えましょう。

漢字以外でも度忘れをしてしまうこともあります。そ

の場合はすぐに次の問題に移って、全部解き終わってから考え直しましょう。

意外と思い出すかもしれません。

見直し

数学の大問1は偏差値60以上の人なら普通は満点を取れますが、ケアレスミスで間違えることもありえます。

春日に合格するくらいの実力の人でも大問1の(1)を間違えることだって起こります。

時間が余ったら必ず見直しをしてください。

無駄なことを考えない

「〇〇点取らなくては合格ができない」と考える必要はないです。

問題の難易度は毎年変わります。問題が難しければ、合格に必要な点数も下がります。

逆に簡単だと上がります。

ここ2年福岡県の公立高校入試では平均点が165点くらいですが、3年前は150点が平均点です。

もし、今年もそれくらいの平均点になれば合格に必要な点数は確実に下がります。

ですので、たとえ何かの科目で失敗したとしても、「今年は難しかったから大丈夫。次の科目で点数を取ればいい」という気持ちを持ってください。

グチグチと無駄なことを考えて次の科目に悪い影響を与えてしまったら大変です。

とにかくやれることはすべてやってきたのだから。自分が今できる最高のパフォーマンスをテストにぶつけてください。 

勉強をサボってきた人へ

全く勉強をしていなかったり、合格の可能性が限りなくゼロに近い記念受験の場合はほとんど緊張をしないと思います。

「合格の可能性はゼロではないから、もしかしたら受かるかもしれない」というドキドキ感はあるけれども緊張はしないはずです。

私は南区にある柏陵高校を受けましたが、初めから合格の可能性はほとんどないと思っていたので全く緊張しませんでした。

不合格と分かっていてももしかしたらと思って合格発表を見に行った記憶がしっかりと残っています。

私のように勉強を全くしてこなかった人の中にも「勉強はしなくてはいけない」と思っている人はたくさんいると思います。

もし、高校になってから本気で勉強をしようと思っている人がいたら、大学入試で挽回できるので頑張ってください。

偏差値30台から現役で明治大学に合格した私が言うのです。誰でも合格はできるはずです。勉強ができるようになるとやりたいことがたくさんでてきます。

何も考えずに適当に生活していた毎日から「あれもしたい。これもした。あれができるんじゃないかな」と人生が180度変わります。

もし、難関大学に合格することができれば、そこで出会う人たちのすごさにも刺激を受けます。今まで自分の考えがどれだけ浅かったのかを知りさらに努力をするようになるはずです。

受験勉強でつける知識は社会に出てから役立つことはほとんどありませんが、受験勉強は絶対に無駄ではないので頑張ってください。

大学入試が自分を変える最後のチャンスです。

一発逆転で早慶上智