5文型

「品詞・5文型の勉強をしてもよく分からない。別にそれらを理解しなくても文法・語法を暗記すれば問題が解けるんじゃない」と思うはず。確かに、文法・語法の4択問題であれば、暗記さえすれば品詞・文型の理解なしにほとんどの問題が解けるようになる。

たとえば、中学で不定詞の応用として「want 人 to ~ (人に~してもらいたい)」を習ったが、文型を意識して覚えてはいないはず。実はこれは5文型。不定詞の部分が補語になっている。他には原形不定詞・現在分詞・過去分詞も5文型の補語になることがある。

「じゃあ、これらを文型の問題として覚えなければならないのか」と言われたら、そんなことをする必要はない。高校でもこれを5文型として覚えることは基本していないはず。単純に語法として覚えるだけ。覚えてしまえば答えが出せる。

つまり、4択問題を解くためだけなら、文型なんか意識する必要はない。

しかし、品詞・5文型の理解は4択問題を解くために理解するものではない。下線部訂正・並び替え・長文読解などができるようになるために理解するもの。

特に長文で一文が複雑になっているときは5文型を意識して読めば文の構造が見えてくる。文を読むスピードが速い人は文型を意識しなくても瞬時に文の構造をつかんでいるから。つまり、品詞・文型の勉強をするのは文の構造を瞬時につかむため。

当然、文型の理解は1・2ヵ月でできるようになるものではない。多くの人がすぐに理解をできるように教えてもらおうとするがそれは不可能。普段から意識することで少しずつ分かり始める。そうすれば、ふとした瞬間に「あれ?なんか英語が読めるようになっている」と気付くことになる。そう感じた時、自分でも気づかないうちに文型の理解ができ始めていると思って構わない。

さらに理解が深まると多少複雑な文になっても、文型を意識しなくてもスムーズに読めるようになる。そうなるためには文型を意識した精読を常に行う必要がある。文型を意識した精読は時間がかかり非効率に思えるかもしれないが、長期的に考えると逆に効率的になる。

夏休みまでは文法・語法・単語・熟語の暗記と5文型を意識した精読を行う。夏休み以降は精読の割合を減らし、過去問の下線部訂正・並び替え・長文読解演習を通じて文型の理解を深めていく。

夏休みまでは5文型を意識した精読を独力でやるのは難しいはずなので、学校・塾以外で勉強をするときは文法・単語・熟語等の暗記に徹して構わない。夏休みころから市販されている英文解釈系の参考書を利用し始める。

参考:英文読解入門基本はここだ