中学歴史(地理・公民)が面白いほどわかる本

  • 書名 :中学地理(歴史・公民)が面白いほどわかる本
  • 出版社:KADOKAWA
  • 難易度:★★☆☆~★★★☆
  • 勧め
  • 対象者:成績が平均以上の公立高校受験生
  • 頁数 :歴史P10~239
       :地理P10~255
       :公民P10~213

教え方のうまい塾講師の授業がそのまま文字化されている講義形式の参考書です。

インプットの参考書でこれより優れたものは私の知る限りありません。とにかく分かりやすいです。

文章を読むことに苦を感じないのであれば、下手な塾の先生の授業を聞くよりもこの参考書を使ったほうが分かりやすいはずです。

ところどころで女の子が登場し、多くの子が疑問に思うであろうところを代わりに質問をしてくれています。

これによって何も考えずにだらだら読むことがなくなり、問題意識を持って読むことができるようになります。集中力が切れることも防いでくれるはずです。

勉強をしていて何をやればいいのかわからないという人でも、この参考書を使えば読んで理解をするだけなので無駄に悩む時間も省けるでしょう。

対象者

独学で公立高校を受験する人に一番お勧できる社会の参考書です。

公立高校入試で高得点を取るために最低限必要な知識を入れることができます。

勉強習慣がついていない子は文字を読むことに苦痛を感じ、数ページ読んだだけで挫折する可能性が高いです。

利用時期

入試を意識し始める中学3年の4月~8月ころに使い始めるのに適していると思います。

基本的な内容なので定期テスト対策としても使えなくもないので中学1年から利用しても構いませんが、定期テストは学校で使用しているワークなどを使うべきなのでお勧めはしません。

定着目安

ページ数は各科目200ページ超ありますが、1・2年の時に定期テストの勉強をしっかりとしていた子なら1冊につき30時間以内で知識の定着ができるはずです。

注意点

難関私立入試対策には向かないはずです。

暗記をするための参考書なので問題演習ができません。

独学で受験をする場合は、この参考書の他にニューコースやチャート式などの問題集や過去問を買う必要があります。

「定期テスト対策」と表紙に書いてありますが、勉強に慣れていない子がこれを使って定期テスト対策をすることは難しいと思います。

定期テストは学校のワークやプリントなどの暗記を優先させましょう。

科目ごと

歴史・地理・公民の中身について簡単に書いておきます。

中学歴史

歴史を勉強すると似たようなことがあったり、何を覚えなければいけないのか分からなかったり、流れがつかめなかったりすると思います。

中学歴史が面白いほどわかる本」を使えば、それらすべてをクリアできます。

似たようなことがたくさんあって頭が混乱するようなところは、上手にまとめられているので頭にスーッと入ってくるはずです。

各章の初めに「フローチャート」と「時代の流れをおぼえるフレーズ」があり歴史の流れがつかめます。

これによって言葉だけを丸暗記するという、非効率な暗記をしなくなります。

教科書の太文字になりそうなの部分はこのテキストでは赤文字が使われています。

また、覚えておいた方がいい言葉については突っ込んだ文を書いています。

ところどころに「検地って、ただ土地を調べるだけ?秀吉にはどんなメリットがあるのかしら?」というような疑問を女の子が出してくれます。

この疑問が出されることによって、問題提起がされるので集中力を切らすことなく読み続けることができます。

中学地理

中学地理が面白いほどわかる本」のテーマ11(北アメリカ州)のイントロダクションに次のようなことが書かれています。

  • 北アメリカの国と自然 ⇒ ロッキー山脈を基準に、気候の全体像をつかもう。適地適作のアメリカでは、気候の理解が農業の理解に直結するぞ。
  • 北アメリカの産業と文化 ⇒ 農業と工業を中心にマスターしよう!

イントロダクションのすぐ下には北アメリカ州の大きな地図が掲載されており、押さえておきたいものが視覚的にすぐに入ってくるようになっています。

また、文章の合間に「どこで何を栽培しているのか、理由が分かると覚えやすくなるわよ」などと、女の子が話しかけてくることがあります。

これによって、どのように暗記をしたほうが頭に入りやすいか、何を覚えるべきかが分かるようになっています。

中学公民

中学公民が面白いほどわかる本」2017年9月、地理・歴史に約1年遅れて待望の公民編が出版されました。

公民は各章のはじめに、その章で何を学ぶかを簡潔に説明がされています。

そのあとに「この章のポイント」で、どんなことに着目すれば理解しやすいのかが示されています。

第13章の「この章のポイント」に書かれてあることを例として挙げておきます。

Keyword:①予算(歳入・歳出)、②税金(直接税・間接税)、③社会保障(社会保険・公的扶助・社会福祉・公衆衛生)

理解を深めるエッセンス:国は国民から税金を集め、それをどう使うかを見積もり、予算を組む。少子高齢社会において、社会保障と財政のあり方の問題が深刻化している。