英語の解説|2014年度西南学院大学商学部・国際文化学部

2014年度2月5日商学部・国際文化学部の英語の解説です。

大問1

全問正解できる簡単な問題。合格するなら最低でも3つは正解する必要がある。

該当箇所を見つけ出し選択肢と本文の該当箇所を丁寧に訳すことができれば確実に3つ以上は正解を出せる。西南の長文は福大よりも読みやすいので、英語をしっかりと勉強した人にとっては西南のほうが福大よりも解きやすいことが多い。

※ 最新入試では内容合致は18の選択肢から6つ正しいものを選ぶようになっている。

解く手順

西南の内容合致問題は選択肢と本文の時系列が一緒の場合がほとんどなので、選択肢の訳を見て内容を把握し、本文を読んでいくのが一番良いと思う。該当箇所が見つかり〇×を付けたら、次の選択肢を見る。そして本文の該当箇所を探し〇×をつける。その繰り返し。

内容合致問題は選択肢と本文のどこが対応しているのか、見返すときに一目でわかるようにチェックを入れる。意外とそれをしない人がいるが、時間のロスになるので普段からチェックを入れる癖をつけるように。

あれこれと目が映りかえって時間がかかってしまう可能性が高いので、問A(正誤問題)を解くときは問B・Cは完全に無視する。問Aが終わってから改めて問B・Cに取り掛かる。

問A

(1) 合致しない 該当箇所1段落3文目

<the kind of people Edison was looking for>とあるので該当箇所はすぐにわかるはず。

本文の訳 :エジソンは自分の考えを実現するために手助けをしてくれる人を探していたが、彼らはまさにそういう人たちだった。

選択肢の訳:エジソンは研究所を建てるのを手伝ってくれる熟練した人たちを探していた。

(2) 合致する 該当箇所1段落5文目

選択肢に「西暦などの年を表す言葉」は該当箇所を探す手掛かりになるので必ずチェックを入れる。今回は本文に<in 1874>とあり、直後に<Two years later>とあるので、該当箇所は1段落5文目。

「New Jersey」など、固有名詞の訳にいちいちこだわらず、都市・地域・会社などの名前だということさえわかればよい。今回はニュージャージーという多くの人が知っているであろう固有名詞だから混乱した人はいないと思うが、仮にわけのわからないものだったとしても固有名詞は英語のままで考えるようにする。

本文の訳 :2年後、発明から得た利益で、エジソンはNew Jerseyにある田園地帯に研究所を移転させた。

選択肢の訳:エジソンは1876年に研究所を田舎に移動させた。

(3) 合致しない 該当箇所1段落4・5文目

順序が逆なので合致しない。この問題のように起こった事象の順序が違うかどうかを判断すればすぐに正誤が分かる選択肢があるので、内容合致問題を解くときに注意しておくべき。

本文の訳 :4・5段落目を要約すると「1874年に金銭的な成功を収め、大きな研究所に移動した」

選択肢の訳:エジソンが初めて金銭的な利益を出した発明は大きな研究所で行われた。

(4) 合致しない 該当箇所2段落2文目

<I owe my success to>とあり<owe A to B(AはBのおかげだ)>さえわかっていれば該当個所は瞬間でわかる。

本文の訳 :彼は「私は時計を仕事場に置かなかったから成功した」と言った。

選択肢の訳:エジソンは自分の成功は時計を見なくても時間を分かったからだと言った。

(5) 合致しない 該当個所2段落最終文

<he took short naps whenever he needed them>の訳さえできればOK

<however(しかしながら)>は前文と逆のことを伝える逆接の接続詞。なので、前の文に「寝ていない」とあるのだから、逆の、「寝ている」という意味になる。

逆説は前の文を読めば後ろの文が推測でき、後ろの文を読めば前の文を推測できる

つまり、前後のどちらかの訳さえ出来れば、片方の訳がうまくできなくても問題に対応ができるようになる。

本文の訳 :彼は必要な時に仮眠を取った。

選択肢の訳:エジソンは昼に寝ることを避けた。

(6) 合致する 該当箇所3段落2文目

選択肢の<stay up late>と本文の<stay up all night>から該当箇所はすぐに分かる。

<snacks>を日本の「スナック菓子」と思って「ham, cheese」があるから不正解、と答える現役生がいるかもしれないが、「snacks」は「軽食」という意味なので語彙力不足。

本文の訳 :たくさんの科学者や技術者が徹夜で「inventing」「working」、「eating ham, cheese and crackers」をすることが多かった。

選択肢の訳:エジソンのスタッフは「inventing」「working」しながら徹夜で「eat snacks」していたものだった。

(7) 合致しない 該当箇所3段落最終文

選択肢の<After many years, Edison’s employees>と本文の<Many years later his employees>から該当箇所はすぐに分かる。

本文の訳 :何年もしてからエジソンの「employees」は人生の中で最も幸せなときだったといった。

選択肢の訳:何年も後で、エジソンの「employees」はエジソンのために楽しく働いていたことを否定した。

(8) 合致しない 該当箇所4段落1文目

選択肢の<Alexander Bell>から本文の該当箇所はすぐにわかる。

録音する機械を作ったのはエジソン。ベルは電話を発明した。主語・目的語の入れ替えに騙されないように。

簡単なテクニックだが、「西暦」とどうよう「固有名詞」も該当箇所を探し出すヒントになる。

本文の訳 :1876年に、ベルが電話を発明した。

選択肢の訳:ベルは人の声を録音する機械を作った。

(9) 合致する 該当箇所4段落3・4文

選択肢の<A problem with Bell’s telephone>と本文の<Unfortunately, the sound of people’s voices was sometimes difficult to hear with Bell’s telephone.>が同じ内容だと分かれば、4文目の訳をするだけ。

本文の訳 :エジソンは電話を通してされる話し手の声を「vastly」に改良した「transmitter」を発明した。

選択肢の訳:ベルの電話で生じた問題はエジソンの発明によって解決された。

(10) 合致しない 該当箇所4段落最終文

選択肢の<Phones with Bell’s transmitter>が本文4段落最終行の主語<It>であることが分かれば答えが出る。

本文の訳 :それは明瞭で強い音を出した。そして、今日のほとんどの電話でもそれが使われている。

選択肢の訳:エジソンの「transmitter」を取り付けた電話は今日あまり使われていない

(11) 合致しない 該当箇所最終段落1文目

選択肢と本文の<later>から該当箇所が分かる。

今回は目的語が異なっているので明らかに不正解。合致問題は目的語以外は本文と全部同じになっているダミー選択肢がある。

本文の訳 :後に、エジソンとそのスタッフは、人々が映画の音楽を録音することができる技術を生み出した。

選択肢の訳:後に、エジソンの機械は映画の画像を録画するのに使われた。

(12) 合致する 該当箇所最終段落最後の2文

本文の訳 :エジソンはいつも新しい発明をするときはいくつか問題が起こると思っていた。彼はよく「私は初めに失敗が起こらなかったら怖かった」と言っていた。

選択肢の訳:エジソンは事が初めからうまくいけば、のちに問題が生じると思った。

問B

(a) 答え「1」

この問題を間違えたとすれば、単なる語彙不足。「スキルのある(熟練した)machine workersのコミュニティーとして知られていた」という訳から、答えは「才能のあるmechanics(機械工)のcircle(団体)で知られている」と訳される「1」しか考えられない。

※ <circle>は和製英語として大学などの「サークル」で知っているはず。「団体」という意味など知らなくても問題に全く影響ない。

※ <mechanic>や<mechanical>、<technology>や<technician>など、似たような単語があるときは焦らず丁寧に読む。これらの意味が分からなかったら辞書で調べて覚えておくように。

(b) 答え「3」

<become the birthplace of>が文の中でどのような意味で使われているかを問われている。

「その後数年間、多くの<technological innovations(革新)>の<birthplace(生まれた場所・発祥地)になった」とあるのだから「3」以外選びようがない。

(d) 答え「4」

明らかに文脈で答えさせようとしている問題。<at a stretch>は「立て続けに」という意味だが、そんなことを覚えている受験生は99%いないはず。

「16時間働くこともあった<at a stretch>。そしてそれが寝ないという評判をもたらした」とあるのだから、<at a stretch>は「連続して16時間働く」という意味になることは容易に想像できるはず。なので、<without a rest(休みなしに)>の「4」しかない。

(f) 答え「2」

問C

(c) 答え「2」

意味が分かれば文脈に関係なく解ける問題。

(e) 答え「1」

文脈で判断する問題。<treasure>が「宝」という意味であることは分かるはず。しかし、選択肢にはそのような訳のものはない。<treasured>動詞として使われている。「宝」から連想され本文の意味に合いそうな「valued」を選ぶ。

(g) 答え「4」

<modify>は「修正する」という意味。知っていて当然の単語だが、仮に知らなくても等位接続詞の「and」があるので「test」に似たような意味で文脈に合うものを選択肢から考えれば「adjust(調整する)」しかない。語彙力の問題。

(h) 答え「3」

<work>は「うまくいく」という意味がある。それが分かれば「3」以外ありえない。

大問2 

文脈だけで答えを選んでいる人が多いかもしれないが、文法の理解が答えを導き出すのにかなり役立つ。合格する実力のある人は10個は正解すると思う。

最新入試では15問出されるようになった。

(a) 答え「4」

1段落目全体を読むと、「人間はconstantlyにcommunicateする」と1文目に書かれているが、2文目以降で「人間以外もcommunicateする」という例が続いている。

つまり、空欄には「動物や植物も同じだ」という意味にならなくてはいけない。「but」で逆接だから不思議に思った人もいるだろう。しかし、「一般的な考えからすれば動物や植物が人間と同じようにコミュニケーションを取ると思わないはずだから、それとは逆に動物や植物もコミュニケーションを取る」と考えれば「but」がなければならない。

(b) 答え「1」

空欄の前に「suggest」があるので「suggest to A that / what / which S V」の可能性に気付けばすぐに答えが出る。ここでは「suggest to A that S V (AにSがVであるという)」にすればよい。「which」「what」は直後に「the flowers」と定冠詞の「the」がついているので選択できない。

選択肢だけに集中している人は関係詞の問題と勘違いしてしまうかもしれない。そのような勘違いをしたとしても、直後に「the flowers are good to visit」とSVCの完全な文が続いているので空欄の前の「insects」につなげる関係代名詞の可能性がなくなる。結果として「suggest to A that」にたどり着く。

(c) 答え 「2」

「距離」が遠いということだから「far」以外ありえない。

(d) 答え 「3」

1段落に動物や植物がコミュニケーションをどのようにとっているかの具体例が書いてあることが分かれば、何が入るのかはすぐに分かるはず。

空欄の前の訳は「多くの動物は体を使ったり、特徴のある動きをしたり、色を変えたり」

とあるので「as (     ) to other animals(ほかの動物への ( )として」と結びつくのは「signal」以外ない。

(e) 答え「4」 (f) 答え「2」

(e)直後の<as well as words(言葉と同じように)>があること。次の文に<when we cannot make our speech heard(スピーチを聞かせられないとき)>とあることから、「ジェスチャー」が入ることが容易にわかる。また、(f)は「スピーチを聞かせられない」の直後に「or」とあり、似たような内容が続くことから「silenceが必要なとき」となることもすぐにわかるはず。

(g) 答え 「2」

(g)の前後が「私たちの体は発している言葉とは異なる症状が出る(嘘が付けない)。『lie detectors』と呼ばれている機械はこの事実を<make ( g )>している。その機械は、嘘をついているときの汗や脈拍を測る」とあるので、「make use of(それを利用して)」以外ない。

(h) 答え 「4」

直後に名詞の「ways」があるので直前は形容詞の「various」以外ない。

(i) 答え 「1」

「(  i  ), new technologies have changed the ways we communicate,」空欄の直後が現在完了形の文なので、過去の表現である「in those days」、日常的に行っている意味を表す現在形「every day」、未来を表す「someday」が答えになるわけがない。

(j) 答え 「3」

空欄( j )が含まれた文の訳ができれば、「apart(離れて)」以外ないことはすぐにわかる。

「apart」の意味が分からないのは論外。

(k) 答え 「4」

直後に「messages」とあるので「send」以外ない。

(l) 答え 「3」

「as ~ as」に入るのは形容詞か副詞、名詞に係るのなら形容詞しかない。なので「remarkable」が正解になる。

大問3

西南の文法4択問題はこの程度の難易度の問題が多く出題される。間違えた問題は当然、正解した問題であってもなんとなく合っていただけの場合、必ず解答の根拠を暗記するように。

(a) 答え1 

「beyond one’s expectations(予想外に)」 

所有代名詞の直後に来るのは名詞しかないので「expectations(期待)」と「want(欲しいもの)」の2つに絞られる。後は意味で判断。

(b) 答え2

「take a walk / take walks(散歩する)」 

「散歩する」は中学生で覚える熟語。「a」がないので複数形にすればよいだけ。

(c) 答え1

There is something+形容詞+about A「Aにはどことなく…なところがある」

仮に上の形を覚えていなかったとしても<~thing+形容詞>の語順は中学の学習内容なので、その場で考えればすぐに応えられる。

(d) 答え3

<appear to do>「~するように見える」

「make」「show」の直後に不定詞が来ないことは分かるはず。この時点で選択肢が2と3に絞られた。あとは、高校英語の超基礎である「appear to do」を知っていれば瞬間で答えられる。

大問4 

並び替え問題はここ数年出題されていないが、いつ復活してもおかしくないし、福大には必ず出されるので対策は必ずするべき。

(a)答え3 6 2 5 1 4 

与えられた語句を落ち着いてみれば「I’m going to finish」に気付ける。さらに空欄の直後に「this work」とあるので、つなげてみると「I’m going to finish this work」なら文法的にも意味的にも合う。

「or / another」が残っているが、これが選択肢の前の「One way」と結びつくかどうかを考える。もちろん「one way or another(何らかの方法で・何とかして)」を知っていれば瞬間に答えがでるが、それを知っている人はほとんどいないはず。

知らなかったとしても「One(一つの)」と「another(別の)」が呼応していることにはすぐに気付くはず。そうであれば「『One way or another』の順序が正しい可能性が高いのではないか」という結論に至るはず。

(b)答え2 5 4 1 3

「there is no point(use / good / sense) ~ing」で「~しても無駄である」は受験生なら知っていて当然の構文。また、「覆水盆に返らず」が「there is no point crying over spilt milk」であることも常識。以下の動名詞を用いた構文は必ず暗記。簡単だけれども西南はこのようなものが狙われる。

(c)答え2 4 1 3 5

与えられた語句と元のある英文を見ると「地球温暖化は極地の氷を溶かし、海水面を上昇させると予想されている」という意味になることが分かるはず。

「be expected to do」で「~すると予測されている」というのは受験生なら知っていて当然なので迷うわけがない。

空欄の直後が等位接続詞の「and」が来ているので何と何を結びつけているのかを考える。

今回は「raise+O」が続いているので「動詞の原形+目的語」と「動詞の原形+目的語」を結びつけている「and」だろうと予測を立てる。

そうすると先に考えていた「be expected to do」で動詞の原形が使われているので、「to melt the polar ice and raise sea levels」の順になることが導き出せる。

仮に「melt(~を溶かす)」と「polar ice(極地の氷)」という単語が分からなかったとしても等位接続詞「and」を理解しておけば「動詞の原形+目的語」の順序になることが分かっているのだから、正解に達することは可能。

(d)答え5 1 3  6 4 2

「be free from(~がない)」は受験生なら知っておくべき熟語。それが分かっていれば、すぐに答えが出るはず。合格できる実力の人なら「be free from」を知らない人は一人もいないと思うが、仮に知らなかったとしても、この問題は絶対に解ける。

まず「Ken wrote the report in (     )」に注目すれば「ケンは( )でレポートを書いた」となることから「English」が空欄に当てはまることに気付ける(中学で習う文法だから)。「English」が入ることが分かれば「by oneself(自分で)」が「English」の直後に来るに決まっているので、前半の空欄が全部埋まる。

残った語句が「from / was / free」なので「that」節の後には「主語+動詞」が続くので「that it is from free」か「that it is free from」のいずれかになることは分かる。当然、前者が文法的におかしいということに気付かない受験生はいないので、正解を導ける。

大問5

問A

不足する語を1つ選ぶタイプの問題は並び替えなど考える必要はない。熟語・構文の暗記ができていればほぼ確実に正解に達する。完全に暗記の量がものを言う。これができないというなら、全く暗記ができていない証拠になるので残りの期間必死になって熟語・構文の暗記をすること。

(a)答えfor

<be prepared for A >を知っていれば答えが出る。

The government has to be (prepared for a possible energy crisis) in the future.

(b)答えto

<start to do>という中学2年で習う不定詞に気付けば答えが出る。

My brother was a lazy student, but turned over a new leaf (when he started to earn his) own money.

(c)答えoff

<call off A >を知っていれば答えが出る。

The baseball game (was called off on account) of rain.

(d)答えup

<catch up with>を知っていれば答えが出る。

Mike worked (hard to catch up with the) rest of the class.

(e)答えthan

The Shakespeare performance (attracted larger audiences than we had expected).

「比較+than+S had expected」で「Aが予想していた以上に~だ」

※ 比較級があるので「than」が省略してあるかもしれないと単純に考えることができれば正解に達する。

問B

文法・語法上の誤りの問題は細心の入試では5問出題されるようになっています。

(a) area ⇒ areas

(b) surprised ⇒ surprising

分詞形容詞に気づけばすぐに答えられる問題。

(c) long ⇒ longer

「not ~ any longer = no longer (もはや~ない)」という超基本的な熟語を知っているだけで解ける問題。

問C

熟語を知っていれば解ける問題。しかし、2015年度入試から要求されることが若干変わってきた。熟語を暗記さえしておけば解けていた問題が、会話形式の文に空欄があり、空欄の初めに指定された文字で始まる最も適切な言葉を入れる形式になった。

問題レベルは基本的なものなので、簡単に答えることができるのだが、日本語訳が与えられていないことで度の単語を使えばよいのかが分かりにくくなり、熟語の暗記だけに頼ってきていた人には解きにくくなったと言える。

(a) <remember to do(忘れずに~する)>

(b) <without fail(必ず)>

(c) <prohibit A from ~ing(Aが~するのを禁ずる)>

(d) <set aside(ためておく)>

最後まで読んでくれた人へ

西南学院大学が第一志望の人は、解く必要はないので、過去問を10年分ほど目を通しておきましょう(学校に赤本があるはずです)。

文法問題だけでなく長文中に出てきた単語・熟語を含めチェックし、それらを完璧に覚えておくことを勧めます。