つい最近された検索から、短期大学が不人気になったことについて話題に触れたのですが、
それがきっかけで読み直したのが
上野千鶴子さんの「女ぎらい」
できれば、社会人になる前に、高校生・大学生(性別関係なくお勧めします)のときに読んでおいた方がよいと思います。
「性の二重基準と女の分断支配」を今読めば、大半の人が最近話題になった某世界の〇〇のことを思い浮かべるはず。
ただ、自分で考えながら読まないと、筆者の考えが絶対だと思って不必要に偏った考え方になるかもしれないので要注意です。
この手の本は常に筆者の主張とは反対の主張があるということを意識しつつ読み進めていかないと(この本は読み進める類いのものではないのだが)、何が正しく何が正しくないのかをできる限り中立的な立場で読まないと、知らず知らずのうちに特定の思想に縛られ、頭でっかちになっちゃいます。
※ 内容的に中学生が読むには早すぎると思います(内容をちゃんと捉えられないはずなので、書かれてある内容を無批判に自分の考えに植え込みかねないので危険)。
追記:偶然プレジデントonlineで記事が更新されました「上野千鶴子」。「女ぎらい」もそうだけど、すべてを否定するわけではないがすごく偏りすぎている(人によっては不快に感じるだろうし、自分も読んでいて途中で気持ち悪くなる)。でも、一つの考えとして知っておいて無駄ではない(上では高校生にお勧めしたけど、やっぱり大学生以上でないとダメかもしれない)。
第三者の視点からはモノを書くことはできないんだろうか?
また、当事者と思っている人が本当に当事者なのか?
とフェミニズム以外のことも少し気になる本でもあります。
本の内容とは関係なしに、無知による勝手なイメージで意見を言うことの愚かさ恥ずかしさにも気づかせてもらえるかもしれません。
この本を読んだ後は
岡真理さんの『彼女の「正しい」名前とは何か』
や
森山至貴さんの「LGBTを読みとく」
を読み直したくなります。
本を読むと、知識と知識がつながっていき本当に面白いです。
知識(教養)があると、人によって違うかもしれませんが、自分の考えの浅はかさに常に気づかされるので、それがさらなる学びにつながります。
「性差別社会と親子でどう向き合うか?」これを読んでしまうと、今まで面白いと思っていたことが面白くなくなってしまう可能性もあるので、読むことを勧めるわけではありませんが、性差について全く知らずにいることがいいこととも思えないので、少しでも関心のある方は是非。
ワンピースやライトノベルなどの表紙にものすごく嫌な感じを抱いている私には納得できる部分が多かったです。
あと、エマワトソンの演説で言っているイギリスの自殺の原因には疑問ですが、言葉に強さがあります。