高校生にお勧めは
本当はここまで簡単な哲学の本から入るのではなく、難しいものを読んで「あ~分からない」となったあとで読んだ方がいいんですが、
難しい哲学の本は10ページも読まずに埃をかぶると思うので・・・
内容的に現代文の勉強にも少しだけなるので、是非。
中高生に(大人にも)お勧めなのは
以前も紹介した
「正義の教室」
これは、小説なのに哲学を学べてしまうという優れた本です。
14歳からの哲学入門は超簡単だといっても、文字を読む習慣がない人は読むのが難しいですし、
「哲学」にまったく興味のない人は読んでも面白さが分からないはずです。
そもそも哲学に興味を持っている人ってそんなにいないですよね・・・
私もつい数年前まで哲学に興味なんかありませんでした(苫野一徳先生の「どのような教育が「よい」教育か」を読まなければ、哲学に触れることはなかったと思います)。
哲学の本を読むと、自分を客観的に見たり、社会で生きていくためには自分勝手に生きていくことはだめで、いかにして人と協力して生きていくか、なんてことを考えるようになります(哲学から何を学ぶかは人によって変わってくると思いますが)。
やっぱり哲学は中高生には面白いと思えない内容かな・・・
そこで、登場するのがこの「正義の教室」。
哲学なんかまったく興味がない人でも読めちゃいます。
是非、是非、読んでもらいたい。
少しでも「読んで見ようかな~」と思ったい人は、これについて以前書いた記事「正義の教室~善く生きるための哲学入門」を読んでください。
小中学生には
難しい哲学を子供でも読めるような小説にしています(本を読む習慣があるなら、小学5年生くらいからならなんとか読めるはずです)。
「親が言っていることが絶対に正しいという分けではない」と思い始める時期に読むと、自分の頭でいろいろなことを考えるようになるはずです。
かなり分厚いので、上下分冊になっている新装版を勧めます。