先日、質問に対するコメントを書いたことで、新たな質問が来ました。

ありがとうございます。

※ 許可をもらったうえサイトに挙げています。

私ならどこの塾に入る?

塾の選び方」などで塾のことについて書いているので、「ではあなたならどこへ?」と思われた方から質問がありました。

今の私の勉強に対する姿勢があるという条件であれば、中学・高校と塾には入りません。

自分で計画的に勉強ができるのに、わざわざ塾に入る必要がないからです。

塾に入ることがかえって非効率になります(勉強は基本独学)。

もちろん、個別指導塾は費用対効果を考えると通うべきとは思えないので絶対に利用しません。

私が親の立場から子どもの塾を選ぶとすれば、筑紫丘を狙うなら(当然その実力があることが前提)、英進館か森田修学館を選ぶと思います。

偏差値が60前後あり春日・福岡中央が最終目標の場合、英進館・エディナ・秀英予備校、中堅規模であればFINESも選択肢に入れると思います。

偏差値50前後で自分で勉強をすることができない子の親の立場という条件であれば、個人経営の塾を3つくらい体験させ、それが合わないと思えば大手に入れると思います。

勉強をしても学校の授業についていけないという場合、子供との関係や子供が何を求めているかにもよりますが、塾に通わせないと思います(勉強以外の部分で子供と真剣に向き合います)。

※ 名前を挙げていない塾が他にもたくさんありますがそれらがダメだと言っているわけではありません。あくまでも「私なら」という問い合わせに答えたときにパッと名前が出てきただけです。

急に勉強をするようになったのは親のおかげか?

私の偏差値推移」を読んだ方から「急に勉強を始めるようになったのは親からの働きかけはあったのですか?」と尋ねられました。

どうなんでしょうか?

小学校のときは「勉強しろ」と口だけでいわれ、父親はテレビゲーム三昧。

中学になってからは「頭の悪い奴は死んだほうがいい」「バカな友達とはつるむな」「バカな高校に通わせる金はない」その他いろいろな言葉が加わりました。

でも、「バカな友達とはつるむな」って、私の友達の親からすれば、まさに私がその「バカな友達」だということに父親は気づいていなかったのでしょうか(知り合いの中では私が一番学校の成績が悪かった)?

あと、父親と母親の中がものすごく悪く(99%父親が悪い)小学校低学年のころから父親と母親が会話をするところを、福岡に引っ越してくるまで何年も見たことがありませんでした。

父親の母親に対する扱いが異常すぎだったので、知り合いが家に来るときは良い夫婦を繕い会話も生まれるので、「お父さんとお母さんが話している。すごくうれしい」と兄と二人で喜んでいたこともあります。

暴力をふるうDVはありませんでしたが、父親が母親に対してしていたことは今から考えれば完全なDVです。

父親の異常な性格が、家庭環境を悪くし、それが私と私の兄が勉強をしなかった原因の一つであったことは間違いないと思います(私と兄が素直に言うことを聞くタイプであればあそこまで家庭がこじれることはなかったとは思いますが)。

普通に書いていますが、これらは明らかに心理的虐待、それもかなり強めな虐待です。

小5から父親が単身赴任で週末にしか返ってこない環境でなければ、毎日心理的苦痛を感じて精神的におかしくなっていたと思います。

母親は、言っても聞かない私と兄のことは完全に諦め、何も口を出しませんでした。

ただ、中学3年の時に「『These』って何?」と聞いたときは、始めは冗談で聞いていると思ったみたいですが、本気だと分かると激怒されました。

私がそこまで何も知らなかったことを母親が知らなかったのも、親としてどうかと思いますが…。

これらを思い返すと、私が勉強をするようになったのは親のおかげではないかもしれませんね。

私が勉強をするようになったのも、中学3年の後半ごろから「あれ、もしかしてやばいかも」と漠然と思い始めたり、進学した高校から福大合格者が2名も出たということを知り「自分も頑張れば福大に合格できるかも」と思ったからです。

しかし、「勉強は大切」ということが前提にある家庭の考え方(「勉強などどうでもよい」という家庭も、このサイトを閲覧している人からは信じられないと思いますがあります)、父親とあまり会わずに済んだことで精神的に救われたこと、母親が勉強をしろと口にしない放置状態(放置はするが勉強ができるようになってもらいたいと思っていることは伝わっていました)、これらが勉強をするという方向にうまくつながったのかもしれません。

私の世代はとりあえず大学に行っておけばよかった時代ですが、今の子供たちはただ大学に進学するだけではあまり意味がなくなってしまいました。

なので、私のように「大学に進学するために勉強をする」ということがモチベーションになりにくくなってきています。

だからこそ、子供に勉強の必要性に気づかせ、「やらなくてはいけない」と方向づけられるよう、「なぜ今勉強しなければならないのか」「勉強をする理由」について親がしっかりと考えることが、いまで以上に大切になってきていると思います。