高校受験

受験勉強を本格的に始めようと思ったのに、いざやろうとすると何をすればいいか分からないことが多いと思います。

そのような子たちが、勉強に取り組みやすくするために科目ごとに何をすべきかを書いています。

闇雲に勉強を始めるのではなく、成績を伸ばすために、合格するために自分が何をすべきかをはじめに考え自分なりの計画を立ててください。

そうするだけで合格を近づくことができるはずです。

  1. 定期テストと入試は違う
  2. 合格するためにやるべきこと
  3. 国語の対策
  4. 数学の対策
  5. 英語の対策
  6. 社会・理科の対策
  7. 志望校選び
  8. 偏差値
  9. 得点率を把握する
  10. 大学進学を考えている場合

定期テストと入試は違う

テストで点数が取れるからといって入試で点数が取れるとは限りません。

定期テストで400点台中盤を取るにもかかわらず、模試で偏差値が55前後という人もいます。

400点中盤は学年上位10%には入る点数なので、偏差値が60以上あって当然なのですが、55前後しかとれないのです。

このようなことが起こるのは定期テストで点数を取るために徹底的に暗記だけをし、演習をしていないことが考えられます。

定期テストは出題範囲が決まっているので暗記さえすれば高得点が取れてしまいます。

模試はそれまでに習ったところすべてを暗記しておくのはもちろん、質問のされ方を変えられても答えられる程度に理解をしておく必要もあります。

定期テストのために暗記だけをしてきた人はそれができないことがあるのです。

もし、定期テストで学年上位10%に入るにもかかわらず、模試で偏差値が60以上を一度も取ったことのない人は普段の勉強に演習を入れる必要があります。

模試(学校で全員が受ける実力テストではなく公開模試)を一度も受けたことがない人は、直近の模試をとりあえず受けてみてください。

それで点数が思うように取れなかったらすぐに勉強のやり方を変えましょう。

定期テスト対策

合格するためにやるべきこと

本格的に勉強を始める時期により異なりますが、受験まで残り1年あるなら1学期は中学1・2年の内容の復習をしてください。

定期テストの勉強もしなくてはならないので、それと並行して復習をしなくてはなりません。

しっかりと計画を立て、遅くとも中学3年の夏休みまでには中学1年で習う内容を仕上げておきましょう。

中学1・2年の時にしっかりと勉強をしていた人、学校の勉強を先取りして上位の高校を目指したい人は「公立トップ校受験対策」「中堅公立高校受験対策」も参考にしてください。

国語の対策

言葉を知らなければ与えられた文章を読んでも何が書かれているか理解することができません。

今まで勉強をさぼってきて文を読むことがほとんどなかった人は、語彙力を高めることを優先してください。

語彙力を高めることを意識しつつ、学校で使っている教科書の音読もしてください(定期テストの範囲を繰り返し読む)。

音読を勧める理由は2つです。

1つ目は、読むスピードが早められるからです。

2つ目は、読んでいる気になっているだけの状況をなくすためです。

勉強に慣れていない子が黙読をすると、ほぼ確実に、何が書かれているか意識することなしにただ目で追っているだけだったり、読むのが面倒だからと飛ばし飛ばしに読んでいます。

そんなことをしても文章を読むことができるようにはなりません。

音読をして、文を読むことに慣れてください。

「論理力をつければ国語は誰でも解ける」ということを耳にすることがありますが、勉強をしたことのない人は論理的な流れを理解することができないので、「論理力」をつけることがそもそも難しいです。

その手の本を読んで勉強をしようとしても、「は?だからどうすればいいの?何をいってるのか理解不能」で終わってしまうはずです。

読解力はいきなりつくものではないので、受験勉強を意識し始めたら音読から入りましょう。

ただし、直前3ヶ月くらいから急に勉強を始めた人は国語にあまり勉強時間を割かないようにしてください。

作文の対策だけに的を絞ることを勧めます。

国語の勉強法

数学の対策

計算が苦手であれば、あなたが中学2年だろうが3年だろうが、中学1年の「式の計算」から始めてください。

「計算ならわざわざ1年に戻らなくても3年からで十分」と思う気持ちも分からないではないですが、1年からやりましょう。

数学は積み重ねが必要な教科なので自分がどこで躓いているのかを把握できていなければ、何をしていいのか分からなくなります。

勉強をさぼってきた人が中学3年の内容から急に勉強を始めてしまうと、躓き箇所が分かりにくくなるので成績を伸ばすのに必要以上に時間がかかってしまうことになりかねません。

また、単元ごとに勉強を勧めるということを忘れてはいけません。

1年生の内容からやれといっても、数学には大きく分けて「数と式(方程式)」「関数」「図形」「資料の活用(確率)」があります。

同じ数学でも求められる知識・技能が異なります。

方程式の勉強をするなら、1年から3年の方程式を一気に仕上げる方が早く理解ができます。

1年の方程式をやったら、1年の関数、次に1年の図形、というように勧めると3年の方程式を始めるころには1年の内容を忘れていたりします。

それに、入試は基本的に単元ごとに問題が作成されるので、「関数・図形は全くできないけれど、方程式なら自信がある」という状態にしておけば、方程式で点数を稼ぐことができるようになります。

当然、2・3年の内容は自分には難しいからそれらは捨てて1年で習う内容だけを徹底して覚え簡単な問題で点数を稼ぐという作戦もあります。

自分の状況を考えて、何をするべきかを考えてください。

数学の勉強法

英語の対策

分からないところを放置した状態で難しい内容をやろうとすると成績が伸びないです。

もちろん、勉強をそれまでサボっていた人が勉強をやりだせば定期テストでは点数が取れるようになります。

しかし、定期テストで点数が取れても実力テストではボロボロの点数になるでしょう。

英語は積み重ねの科目だから、分からないところがどこか分からないまま難しい内容をしても、暗記では対応できない実力テストでは手が付けられないのです。

なので、勉強をさぼってきた人は、数学同様、絶対に中学1年の内容から復習することを勧めます。

集団授業の塾では一から勉強をし直すのは難しいですし、個別指導でちんたら教えてもらっていても入試までに間に合いません。

映像授業を利用して勉強をすることに抵抗がない人は、「スタディサプリ 」(別サイトに移動)を使うことを勧めます。

「スタディサプリ」を使えば何をしていいのか分からないという状況をなくすことができるだけでなく、ペースメーカーにすることもできます。

上手に使いこなせれば、短期間で成績を伸ばすことができるはずです。

英語の勉強法

理科・社会の対策

理科・社会は単元別に勉強ができます。

ですので、地理が好きなら地理を一気に終わらせる、生物が好きなら生物を一気に終わらせるというように、自分が好きなところから始めて構いません。

注意してもらいたいのは、英語・数学が苦手なのに理科・社会に勉強が偏ることです。

受験する高校のレベルや時期により異なりますが、理科・社会の勉強よりも英語・数学をするようにしてください。

理科・社会の勉強法

偏差値

偏差値は参考程度にしましょう。どの模試(福岡県内であればフクト・県模試)であっても、模試は模試でしかありません。

模試を受けて分かるのは、“受験する高校を受ける実力があるかないか”だけです。

偏差値60の高校に偏差値が50の人が合格できる可能性はほとんどありません。

E判定の人も合格できる可能性はほとんどありません。

私の塾ではE判定でも受かることがかなりあるので何とも言えませんが、公立高校の合否の仕組みについて知らない人はE判定だとまず合格できないと思います。

得点率を把握する

自分の志望校に合格するために必要な点数を調べ、その点数を取るためにどの科目で何点取るか想定しながら勉強をしましょう。

平均点が170点の過去問を解いたとします。

その場合、偏差値55の学校なら190点前後(福岡県の公立高校)が合格ラインになります。

なので、偏差値55の高校を受験する予定の人は190点を取るためにどの科目で何点くらいを取るかを意識して勉強するのです。

万遍なく5教科で40点を取るように勉強をしてもいいですが、苦手科目は20点、得意科目を50点などのような設定する必要がある人もいるでしょう。

しかし、10点を伸ばすなら、40点から50点にするよりも20点から30点にあげる方が簡単です。

それを考えれば、苦手だ、嫌いだといって目標点を20点に設定するのはあまりお勧めできません。

極端に苦手な科目がある場合は別として、最低目標としてすべての科目で30点は取れるようにするほうがいいと思います。

また、点数を短期的に伸ばしやすい科目・伸ばしにくい科目や時期によって重点的にやるべき科目とそうでない科目もあります。

それらを考えたうえで、どの科目にどれだけ勉強時間を当てて目標点を取るのかを決めましょう。

参考:過去問利用法

志望校選び

大学進学を考えている場合

進学後のことを考えて英語・数学の勉強をしっかりとしておきましょう。

大学進学を考えている中学生の高校の選び方