「センター試験が終わった人へ」でも書いていますが
センター試験で5~6割しかとれなかったとしても、
一般入試の対策をしっかりとしていて、そこで合格最低点に近い点数を取れているのであれば
不安な気持ちを振り切り、「最後までやり続ける」と気合を入れてください。
今まで努力をしてきて、合格の可能性が十分あるなら
センターで思うような結果を出せなかったからと言って、そこまで気にする必要はありません。
(センターで実力を出せずに、「どうしよう」と不安に思っているなら、合格の可能性は十分あるはず)
結果を気にしてブルーになって、勉強が手につかないなんてもったいなさすぎます。
センターのことは忘れて、一般入試で合格することだけを考えて、気持ちを切り替えて、勉強をするべきです。
模試とは違う緊張感の中、時間との勝負であるセンター本番(特に英語)は、焦って普段の実力が出せないことは普通に起こりえます。
しかし、西南・福大の問題はセンター試験のように、スピーディーに問題を処理しなくてはいけない試験とは全く違います。
時間不足を気にして焦ることもないので、落ち着いて問題を解けるはずです。
実際に去年私の教え子に西南の過去問(英語)で安定して6割以上、7割を取ることもあった子がセンターで実力を出せませんでした。
しかし、第一志望である西南学院大学にしっかりと合格できています。
普段から一般入試を意識して勉強をして、6割前後を安定して取れているのなら、センターの失敗など気にする必要はありません。
最後まで頑張り続けてください。
もし、あなたが
学校の先生が「センターは良問が多いので基礎を確立するためにはセンターを利用した勉強が大切」と言うことを素直に聞いて、
西南・福大の過去問を直前までほとんど解かずにセンター対策ばかりしていたのであれば
今すぐに、過去問を解いてください。
そして、「センターと一般入試の問題は全く違う、落ち着いて解けば合格できる」
そういう気持ちをもつようにしてください。
国立大学が第一志望でないのにセンター試験の対策ばかりしてしまったのは完全にミスですが
今更そんなことを考えても仕方がありません。
合格するための実力があるなら、この2週間、過去問をしっかりと解いて、今自分がやるべきことを自分でしっかりと把握すれば、合格の可能性を十分高めることができるはずです。
今後の受験生のために少しだけ書いておきます。
私立が第一志望なのに「センターが大切」と高校の先生が言っているのであれば、何かの受験対策本の受け売りをしているだけで、自分で考えていない証拠です。
もしくは、学校でセンター対策をせざるを得ないから(全員が同じ大学を受けるわけではないので、一人ひとりに対応していたら授業で収集がつかなくなる)無理に理由をつけているのかもしれません。
英語は、ヴィンテージ、ネクステなどの文法書、西きょうじの「英文読解入門基本はここだ」、安河内 哲也の「大学入試英語長文ハイパートレーニング」単語帳は「ターゲット1400」これらを繰り返せば、あとは過去問を解くだけで西南・福大英語は8割取れます(それで合格ラインに達さないなら、勉強不足なだけ)。
現代文も古文など、普通に受験勉強をしている子であれば、問題の質が異なることは分かるはずです。
文系の選択科目も、大量の暗記をすれば解ける問題が多いです。
解かなくてもいいので、3年の4月にセンター試験と西南・福大の問題を比べてみてください。
もちろん、自分で考えたうえで、学校の指示に従って勉強するのもありです。
ここで書いてあることが絶対に正しいというわけではないので、何をすべきかは自分で考えてください。