医学部は国立42大学、公立8大学、私立31大学、計82大学(防衛医大含む)に設置されています。
医学科がある大学の一覧です。地域枠ではなく一般枠を掲載しています。
右の数字は、国立は前期のセンターの目標%と2次の偏差値、私立は一般前期の偏差値です。各大学受験科目と配点をしっかりと確認し自分が合格しやすい大学を受験してください。
目次
北海道・東北(国立6、公立2、私立1)
- 北海道大学 :89%・67.5
- 東北大学 :88%・67.5
- 福島県立医科|公立:84%・67.5
- 弘前大学 :83%・67.5
- 山形大学 :86%・65.0
- 旭川医科大学 :84%・65.0
- 弘前大学 :83%・65.0
- 札幌医科大学|公立:86%・62.5
- 秋田大学 :85%・60.0
- 岩手医科大学|私立:
関東[東京・神奈川以外](国立4、私立3)
- 千葉大学 :89%・70.0
- 筑波大学 :88%・67.5
- 群馬大学 :85%・65.0
- 防衛医科大学 :
- 自治医科大学|私立:
- 獨協医科大学|私立:
- 埼玉医科大学|私立:
東京・神奈川(国立2、公立1、私立14)
- 東京大学 :94%・72.5
- 東京医科歯科大学 :91%・70.0
- 横浜市立大学|公立:89%・67.5
- 北里大学|私立 :
- 杏林大学|私立 :
- 慶應義塾大学|私立:
- 順天堂大学|私立 :
- 昭和大学|私立 :
- 帝京大学|私立 :
- 東海大学|私立 :
- 東京医科大学|私立:
- 東京慈恵会医|私立:
- 東京女子医科|私立:
- 東邦大学|私立 :
- 日本大学|私立 :
- 日本医科大学|私立:
- 聖マリアンナ医|私:
中部・北陸(国立9、公立1、私立3)
- 名古屋大学 :89%・67.5
- 岐阜大学 :87%・67.5
- 新潟大学 :89%・65.0
- 信州大学 :86%・65.0
- 金沢大学 :87%・65.0
- 富山大学 :86%・65.0
- 福井大学 :85%・65.0
- 浜松医科大学|公立:85%・65.0
- 山梨大学 :-
- 名古屋市立大学(公立)
- 金沢医科大学(私立)
- 愛知医科大学(私立)
- 藤田保健衛生大学(私立)
近畿(国立5、公立4、私立4)
- 京都大学 :91%・72.5
- 大阪大学 :90%・70.0
- 神戸大学 :89%・70.0
- 大阪市立大学|公立:89%・67.5
- 京都府立医科|公立:88%・67.5
- 奈良県立医科|公立:87%・67.5
- 三重大学 :86%・67.5
- 滋賀医科大学 :86%・65.0
- 和歌山県立大|公立:85%・65.0
- 大阪医科大学(私立)
- 関西医科大学(私立)
- 近畿大学(私立)
- 兵庫医科大学(私立)
中国・四国(国立9、私立1)
- 岡山大学 :88%・67.5
- 広島大学 :88%・67.5
- 徳島大学 :87%・65.0
- 愛媛大学 :85%・67.5
- 山口大学 :86%・65.0
- 香川大学 :86%・65.0
- 高知大学 :85%・65.0
- 鳥取大学 :85%・65.0
- 島根大学 :85%・65.0
- 高知大学 :85%・65.0
- 川崎医科大学(私立)
九州(国立7、私立3)
- 九州大学 :87%・67.5
- 長崎大学 :86%・67.5
- 熊本大学 :86%・67.5
- 佐賀大学 :85%・65.0
- 鹿児島大学 :85%・65.0
- 琉球大学 :85%・65.0
- 大分大学 :84%・65.0
- 宮崎大学 :84%・65.0
- 久留米大学(私立)
- 産業医科大学(私立)
- 福岡大学(私立)
医学部で学ぶこと
1・2年次前期までは人文・社会科学などを学びつつ、医師として当然身に着けるべき倫理・精神についても学びます(病院実習・介護実習・看護実習なども)。
3・4年次には基礎医学・臨床医学・社会医学を学びます。そして、全国の大学で共通試験(CBTと客観的臨床能力試験)に合格して初めて5・6年次に臨床実習が行えるようになります。
これからの医者
医者を目指すということがどういうことなのかを考えず、単に「医者」というステータスやお金を稼げるといった理由で医者になると後々後悔するかもしれません。
親が開業医でない限り、よほどのことがない限り医者になるという選択をするのはリスクを負うということも忘れてはいけません。
医療裁判・クレーマー患者への対応・労働環境、その過酷さは普通の会社員として働く以上だと思います。
せっかく医学部に合格したにもかかわらず、人の血を見ることができず医者になれないという人がいると聞きます。
私も人の血を見ることは得意ではありません。まして、医者はそれ以上のものを確実に目にすることになります。
本当に自分が医者になれるかどうかを考えたうえで医学部は受験しましょう。
医学部は東大並みに合格が難しい
医学部に合格することが東大に合格するくらい難しいみたいです。
『週刊ダイヤモンド』6月18日号(2016年)で「医学部&医者」が特集されていました。
私は医学部受験に全く関心がないので、受験情報サイトを本格的に作ろうと思うまでは完全にスルーする内容でした。
10年前なら余裕で入れた大学でも、今はちょっとやそっとの勉強では合格ができなくなっているみたいです。
東海大学医学部は63人の定員(一般入試)に対し、5398人もの志願者がいたそうです。倍率は何と85.7倍です。
私立文系で倍率とは比べものになりません。
これはとびぬけた例のようですが、倍率20倍・30倍は当然というのが今の医学部受験の常識とのことです。
2016年のすべての医学部の定員数を合わせると9262人だったみたいなのですが、なんと志願者は14万人もいたみたいです。
医者になりたくてもなれない人が10万人以上もいるのですから可愛そうですよね。
どれくらい医学部に入るのが難しいかというと、中堅の国立大学に合格するのでさえ、東京大学理科Ⅰ類よりも難しいみたいです。
センター試験でも5教科7科目で80%以上の正答率がなければ合格は難しく、上位行になると90%以上の正答率が必要になるとのことです。
3科目で80%以上を取るのも難しいのに5教科7科目で80%なければ合格ができないなんて本当に恐ろしすぎます。
1995年の東京慈恵会医科大学の偏差値は56だったのに今は74になっているのだそうです。
なぜ医学部受験が過熱しているのか
弁護士を目指す人・理系学部を卒業し大手メーカーに就職しても稼げないから、くいっぱぐれのない医者になろうとしている人が増えてきていると書いてありました。
でも、お金だけを目的に医者になることを選ぶ人が増えるのはなんだか嫌ですね。
それに、医学部に入っていろいろな実習をして、自分が医者に向いていないことに気づいたらどうなるのでしょうか?
私は人の体に触れるのが怖いので、たとえ頭が良くても医者になるという選択はしなかったと思います。
人の体に触れなければならないということすら知らずに受験している人もいるのではないかと不安になります。
先日もブログで触れましたが、これからは消える職業・残る職業・新たに生まれる職業などを考えたうえで大学選び・就職活動をしなければならないみたいですね。