「なんで勉強をしなくちゃいけないんですか?」

こういう疑問を持たない中学生はいないはずです。

納得できる「勉強をする理由」は見つからないかもしれませんが、

受験勉強をしておくことを勧めます(できれば難関大学に合格するための受験勉強をしてもらいたい)。

中学生普段の勉強

 

受験勉強を自分の将来のために利用する

中学で勉強のやり方を身につければ高校で学ぶための地盤を固められます。

「地盤って何?」

と思いますよね。

地盤とは・・・

ここでは「高校で難しい内容を学ぶために必要なもの」と思ってください。

中学で学び方を身につけていなければ、高校の学習内容を理解することは難しいです。

そして、高校での学びは

知識を増やすだけでなく、

文章を理解し自分で物事を考えられるようになる土台となります(地盤・土台がぐちゃぐちゃだとその後の学びに苦労する)。

学び続けるための力を高校の勉強で身につけられるわけです。

学ぶ力を身につけてしまえば、自分の興味関心に基づいて好きなことが出来る

当然選択肢も増える

自分にとっていいことだらけです。

 

そう考えると

10代前半

中学生の3年間は

超貴重!!

なかなかそのことに気づける中学生はいないと思いますが、学ぶ基盤を築くために、しっかりと勉強をしましょう。

たとえ「勉強をする意味」が分からなかったとしてもです。

 

「いや、勉強なんかしなくても生きていける」

という反論が予想されるので・・・

美容師・一流シェフ・花屋さんなど

「自分は将来絶対に〇〇になる」と揺るぎない思いがあり、実際にそれに向かって努力をしているのなら、

例えば「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」に出られるくらいの・・・この番組は本当に面白い

努力をしているのなら

努力と言うよりも、あれだけ真剣にのめり込めるくらい興味を持てるものがあるなら

大学合格を目指すための勉強をする必要性はそこまでないかもしれません。

しかし、自分が彼らのように周りから見れば「変わっている」と思われるくらいに興味を持てるものや、自分が将来何をするのかが見えていないのなら

将来やりたいことが出来た時にそれをできる力を蓄えるために、受験勉強を利用しましょう。

何もせずにダラダラと日々を過ごしていては

自分の能力を高めることはできませんし、やりたいことも見つかりません。

「やりたいこと」

「将来の職業」

は大学生の時になって考えればいいんです。

 

 

あとは、本を読んでもらいたいです。

本を読むことで、確実に自分の世界が広がりますよ。

 

ちなみにうちの塾には

「岩波ジュニア新書」「ちくまプリマ―」「14歳の世渡り術」「よりみちパン!セ」を置いています(左の棚の上3つ、右の上2つ、右の下から2段目は星新一のショート・ショート)。

ジュニア新書は中学生には難しいかもしれませんが、それ以外なら中学生でも読めます。

写真以外にも

「少年少女日本文学館」「少年少女世界文学館」「講談社まんが学術文庫」

その他、小中高校生向けの小説があります。

数えていませんが、高校生以上でなければ読めないだろう本を含めて、少なくとも2千冊はあるんじゃないかと思います。

 

まんが学術文庫は

マルクスの「資本論」

ミルの「自由論」

デカルトの「われ思う、ゆえに我あり」

ニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」

などがあります。

文字だけの本では中学生には読めないものでも、まんがなら読めちゃいます。

これらの本が自分で物事を考えるキッカケにもなるはずなので、お勧めします。

 

表紙も

こんな感じで中学生でも興味が持てそうなものになっています。

現代文の勉強で世界が広がる

勉強習慣をつける

「成績を伸ばしたい!!」

どれだけ強い気持ちをもっていたとしても、行動が伴っていなければ成績を伸ばすことはできません。

「でも…勉強するのは面倒で、やれと言われてもやる気が起こらないんです……」

その気持ち、わかります。

「じゃあ、勉強しなくても成績が伸びる方法を教えてください!!」

いや、いや、無理です。

勉強習慣がなければ絶対に成績は伸ばせませんし、トップ校に合格することはできません。

勉強習慣がついていないのなら「勉強習慣を身につけることが第一」です。

目標を持つことも大切

たとえ勉強をする意味が分からなかったとしても、目標があればそれに向かって頑張ることができます。

短期の目標は「定期テストで400点以上を取る」くらいにするとして

長期目標はやっぱり高校入試です。

中学1年の最初から志望校を意識して勉強をする子は、トップ校を目指す子を抜かせば、あまりいないみたいなのですが

あなたが「目標を高く設定したほうが頑張れる」という子なら

とりあえず「筑紫丘高校」のようなトップ校を志望校にしてみてはどうですか?

トップ校を初めから目指している子が実際にトップ校に合格できるのは

「筑紫丘に合格する」

というように、志望校を初めから掲げているからなのかもしれませんしね。

志望校の決め方

睡眠

トップ校を目指している子の中には、勉強時間を増やすため夜遅くまで勉強している子もいると思います。

しかし、睡眠時間を削ってまで勉強をするのはダメです。

睡眠不足が続くと

  1. 集中力がなくなる
  2. 記憶力が低下する
  3. 風邪をひきやすくなる

結果的に勉強にとってマイナスになることは目に見えています。

どんなに短くても1日6時間

できるだけ8時間

は寝るようにしてください。

 

なお、眠りすぎるとかえって体がだるくなるので眠りすぎはダメです。

その他、勉強をするうえで注意しておいてもらいたいことは「入試直前期に注意すること」に書いています。

入試直前期に注意すべきこととありますが、こういうことは普段から注意しておくことを勧めます。

自分に合った勉強法を探す

「自分に合った勉強法」

人によってどの方法が合っているのかは異なります。

だから、自分に合った勉強法は自分で探すしかありません。

では、どうやって?

それは

自分の意志で勉強をする

これしかありません。

まずはとにかくやってみて、やりながら自分なりのやり方を構築するんです。

自分に合っている勉強かどうかって、

実際にやってみないと分かるわけないんです。

 

私が勉強法をどうにかしないと感じたのは高校3年の5月か6月くらいです。

それまでは誰からも勉強のやり方を教えてもらわなかったので

「参考書をノートにまとめる」というバカなことをしていました。

これがもし、「勉強しなさい」と人から言われて勉強をしていたら

勉強をする姿勢を見せるだけで、自分の勉強が間違っているかどうかに気づかないどころか

そもそも「正しい勉強法は?」なんて考えることもしなかったはずです。

自分の意志で勉強をしていたので「このやり方だと絶対に受験まで間に合わない」と気づけたわけです。

 

あとは、「勉強法探し」はできるだけ早い段階でしておくことを勧めます。

受験期になって市販されている勉強本を読んで自分に合った勉強法を探すなんてことをしていたら・・・

そんなことをしているだけで受験が終わってしまいますよ。

私のように高校3年になってから気づくのも遅すぎるので、中学生の時にしっかりと勉強のやり方を身につけてください。

 

正しい勉強法は人によって異なりますが、やるべきでない方法ならある程度共通しています。

絶対に成績が伸びる正しい勉強法」を参考にしてください。