いつまでも人から教えてもらうことを当てにするのではなく
定期テストの勉強を通じ
自分の力で勉強ができる力を身に付けましょう。
目次
独学をできるようにする
当たり前のことを普通にやれば
極端に暗記が苦手だったり計算が苦手でない限り
平均点以上は誰でも取れます。
平均点以上が取れない人は単に
「勉強時間が少ない」
だけか、
「勉強に集中していない(勉強に慣れていないので集中できない)」
だけです。
成績が伸びないからといって、
- 塾を頻繁に変えたり
- いろいろな通信教材に手を出したり
- 参考書をたくさん買ったり
しても意味はありません。
成績が伸びないのは自分が勉強をしていないだけだということに気づきましょう。
塾や教材が悪いのではなく勉強をしていない自分が悪いんです。
私の塾の生徒は平均点以下を取る生徒がいないどころか、
前回の定期テスト(2016年の学年末)では半数以上が5教科で400点以上を取りました。
他の塾で平均点以下しかとったことがない(しかも平均点より100点近く下回っている)という生徒でも、入塾後初めての定期テストで平均点以上を取ることもあります。
200点台から300点台後半になる生徒も普通にいます。
それって、
「単にあんたの指導がすごいからじゃないの?」と思われる方もいるでしょう。
いえいえ、100%それはありません。
なぜならば、私は生徒に教えていないからです。
勉強のやり方は教えますが、勉強をするのは生徒自身です。
もちろん、英語・数学は通常授業で指導をしていますが、他の科目は質問されたとき以外何も教えていません。
子どもたちは自分の努力で結果を出しているんです。
独学で勉強ができているんです。
「独学では勉強ができない」と逃げていては、いつまでたっても人から教えてもらわないと何も覚えられないことになるかもしれません。
自分で勉強ができるという経験を中学の時にしておけば、大学入試の時も、就職の時も、資格試験を取るときにも役立ちます。
中学のときに自分で勉強ができるという経験をしているかいないかは、間違いなくその後の人生に大きな影響を与えます。
中学を卒業するまでに勉強のやり方を身に付け、独学ができるようになっておきましょう。
「いや、自分はちゃんと努力しているのに成績が悪い」
という子もいるでしょう。
そういう子は
の
「覚えようとしない」
を読んでください。
ダラダラ勉強をしても時間の無駄です。
やるときは本気で覚えようとしてやってください。
学校のワーク・プリントを完璧に
先生が授業中に「これは出るよ~」と言ったものを暗記するのはもちろん
学校のワーク・プリントは何を聞かれても100%答えられるくらい完璧に覚えてください。
400点以上を取りたいなら
学校のテキスト等は最低でも試験1週間前に終わらせ教科書準拠の問題を解きましょう。
結局成績がいい人って勉強をしているんです。
テスト1週間前に
「ワーク終わってない」
何て言う人でテストで高得点が取れる人は一部の天才を抜かしていないんです。
成績がいい人は勉強をしている
忘れないように!!
塾に通っていない人にお勧めするのは
『中学教科書ワーク』
か
『教科書トレーニング』
です。
値段が若干安いからと言って
『中間・期末の攻略本』
や
『中間・期末テストズバリよくでる』
は購入しないほうがいいです。
買うとするなら、
もうすべてやることはやった、なんでもいいから問題を解きたい
そんな時だけです。
科目ごとの勉強法
定期テストで点を取るには勉強をするしかありません。
ただ、勉強のやり方を知らない子が闇雲に勉強をしても勉強時間に見合うだけの点数が取れないはずです。
そこで、定期テストの勉強の仕方を書いておくことにしました。
一つのやり方として参考にしてください。
点数だけを見るべきではない
定期テストで子供に何点くらいとってもらいたいと思っていますか?
「平均点が取れればいい」
「400点以上は取ってもらいたい」
「450点以下はだめ」
子どもの能力に応じて親が子供に期待する点数は異なると思います。
何点以上取ればいいの?
「○○点以上はとらなくてはダメ」
という考えをしている方に言いたいことがあります。
例えば
「400点以下を取ったら許さない」
と言う人がいたとします。
その人の子供が平均点が450点だったテストで400点を取ってきました。
この場合怒りますか?
もちろん、怒ってはダメですよね。
「400点以下は許さない」という要求に子どもはしっかりと応えたのですから。
平均点が450点なんてありえない。
なんて一蹴しないでください。
これと同じようなことが現実に起こっているかもしれないんです。
たとえば
1学期の点数が370点で、2学期の点数が340点になってしまった子がいるとします。
点数だけを見ている人は、点数が下がったことに怒り
- 「あんたもっと勉強しなさい」
- 「何を勉強していたの」
- 「小学生に戻りなさい」
- 「これからは強制的に勉強をさせる」
- 「テレビを観させない」
なんて言うかもしれません。
もし、1学期の平均点が360点で、2学期の平均点が320点だったらどうでしょう。
点数は下がっていますが平均点との差を考えたら2学期の方が点数が伸びていますよね。
定期テストは難易度がその都度異なるのが普通です。
前回の平均点が300点台中盤だったのに、今回は200点台後半になるというようなことも普通に起こりまます。
点数を見るなら、何点取るかよりも、平均点との差を見ましょう。
とはいっても
中学生の定期テストなら
400点前後は取らないと
ですけどね。
定期テストの点数って重要なの?
どうせテストを受けるんだったらできるだけ高い点数を取ったほうがいいと思います。
70点より80点
80点より90点
90点より100点
点数が高い方が単純に嬉しいですよね。
でも、定期テストの点数はどれくらい重要なのでしょうか?
入試に影響するのは内申点なので、その意味では定期テストの点数重要ではありません。
実際に
90点をとっても評価が4な子がいる一方、70点でも4を取ってしまう子もいます。
内申を気にするのなら、点数を10点高くするよりも
学習態度・提出物等をしっかりしておくほうがよい結果を得られるわけです。
努力が結果に表れない
0~50点くらいしか取れない科目がある場合
それが努力不足によるものか、それ以外に原因があるのかは見てあげたほうがいいと思います。
たとえば、
- 暗記が極端に苦手
- 文章を読むと頭が混乱する(意味をとらえられない)
- ケアレスミスとは言えないほどのミス(特に英語の綴り、計算問題)
などが見られるのであれば、
「もっと勉強しなさい」
「なんでそんなミスをするの」
「なぜ点数が取れないの」
と言うのはあまりにもかわいそうすぎます。
上記のような状況にある場合、
その原因がどこにあるのか気づいてあげるべきだと思います。
そして、
勉強のやり方を変えたり、
できる部分を見つけてそれを伸ばしていってみてください。
できない部分を伸ばしてあげることが大切ということは分かります。
しかし、
場合によってはどれだけ努力をしても学校の勉強では平均点に達することが出来ないこともあります。
そのような場合でも「できない部分を伸ばす」ことに固執すれば、
努力により成長できる部分を見過ごしてしまう可能性もあるはずです。
努力でどうにもならない部分を無理やりやらせても、
「自分はできない」
という気持ちが不安や苛立ちに変わるといろいろと生活に支障をきたすようになるかもしれません。
勝手な決めつけはダメですが、点数が伸びない原因をしっかりと把握することは大切です。