公立トップ校受験予定の子がどの塾を選ぶか迷ったときに参考にして下さい。

    大手塾に入るべき

    公立トップ校に進学を考えているのであれば、大手塾のトップレベルのクラスに通うべきです。

    もしくは地元密着で実績を出している進学塾を選びましょう(ただし、地元密着で進学実績があっても、ものすごい偏った考え方をしている人が塾長をしている場合もあるのでその点は注意が必要です)。

    私の塾のような小規模個人経営塾は避けるほうが無難です。

    大手塾を勧めるのは、合否の結果だけでなく、合格してからのことも考える必要があるからです。

    小規模な進学塾だと、トップ校に合格させることだけが目標になることが多く、進学後のことを考えて指導をしない可能性が高いです(入学後の授業についていけなくなる)。

    「合格すればそれでいい」なら問題はありませんが、多くの子は高校入学後大学受験も視野に入れているはずです。

    トップ校に進学できても、入学後、授業についていけなければ話になりません。

    一方、大手塾でトップレベル校を目指すクラスに入れば難関私立のための勉強もすることになるので、かなりハイレベルなことをします。

    公立に合格するためだけの勉強しかしないのと、公立レベルを超える勉強をしているのでは、学力差にかなりの開きが出てきます。

    つまり、進学直後にすでに追いつけないくらいの学力差がつく可能性があるのです(実力テストで同じ偏差値60台後半をとっていたとしても見えない差がある)。

    ただし、偏差値50台中盤くらいしかないのにトップ校を目指そうという場合は話が変わります。

    偏差値50中盤くらいしかなければ、大手塾のトップレベルクラスに入ることは不可能です。

    そのような場合、まずは基本的な問題を全部解かせることができる面倒見の良い塾を選んだほうがいいでしょう。

    大手塾はクラスによって講師の質が全然違うので、トップクラス以外のクラスに入るのであれば、周りにある中規模・小規模の塾のほうがいい場合もあります。

    模試では学力差を十分に測れない

    各地域で行われている模試は公立高校受験に合わせて作成されており、問題のレベルが基礎と標準的なものが大半です。

    これは、一定の学力以上の学力差を測ることができなくなることを意味します。

    例えば、公立レベルに合わせた英語の模試を、英検2級に合格できる実力の子と英検3級にやっと合格できる子が受けたとします。

    この場合、英検2級に合格できる子がケアレスミスで90点、英検3級にしか合格できない子が95点を取るということが起こってくるのです。

    実力は明らかに英検2級に合格できる子のほうが上です。

    しかし、問題レベルが簡単だと、実力が上の子のほうが点数が高くなるとは限らないのです。

    このような見えない実力差に気づかないまま、トップ校に進学してしまうと、「自分は頭が良い」という自信(勘違い)が、一気に崩れてしまう可能性があります。

    そうなっては、元も子もありません。

    「井の中の蛙」状態を避けるために、トップレベル校に進学することを考えている子は大手塾のトップクラスで勉強したほうが良いです。

    ただし、次元の違う能力の持ち主や大手塾の集団授業が苦手な子は、小規模の塾やしっかりと難関校受験の対応ができる個別指導塾を選んでも構わないです。

    公立トップ校受験の心得

    個人経営の塾は避ける

    大手塾では生徒の学力に応じて個別に対応をすることは難しいというデメリットはありますが、授業の質、情報量の多さ、最高のテキストなどメリットのほうが多いです。

    大手塾のトップレベルクラスで指導に当たっている講師で下手な授業をする人はまずいません。

    大手塾が入試でわからないことはないので、気になることがれば、問い合わせてすぐに解決できるはずです。

    テキストは最新の入試傾向に合わせたものに適時改訂しているので、指示に従って勉強をすれば間違った勉強をすることもないはずです。

    これらを考えれば、トップレベルの高校を受験するなら(当然、その実力があればの話)、よほどのことがない限り大手塾以外の選択はありません。

    個人経営塾は授業の質・情報量・テキスト、いずれも大手塾にはかなわないはずです。

    特に、情報量とテキストの質は小規模の塾が大手塾に勝ることはないです。

    小規模の塾が情報を入手するには、

    • 各都道府県の教育課に問い合わせる
    • 高校が行っている塾を対象にした説明会に参加する
    • 知り合いの高校の先生から少し情報を聞く
    • 生徒から学校がどのような状況なのかを間接的に聞く

    などするしかないので、莫大な情報を一気に知ることはできません。

    テキストに関しては、模試・過去問研究で可能な限り最良な問題を用意し、生徒に勉強をする方向に上手に持っていったり、個に合わせた指示をすることでカバーするしかありません。

    塾によっては、生徒集めに必死になるが、情報収集・テキスト作成に関心がないところもあるはずなので、そういうところはできるだけ避けたほうがいいです。

    塾の選び方