どれくらい勉強すれば合格するかどうかは正直分かりませんが
この手の数字を知りたいという子が多いみたいなので
目安書くことにしました。
あくまでも私の経験からの目安なので。
目次
初めに
高校1・2年生は英語・数学・国語の3教科をしっかりと勉強して下さい。
「私立に的を絞る」のは最終手段です。
数学ができるかできないかはものすごく重要です。
以下紹介している参考書は、一般選抜に的を絞って合格を狙うときに使う参考書です。
共通テスト利用で受験を考えている場合は少しだけ変わってきます。
暗記力・理解力・集中力・勉強法の差など、人によっては書かれてある数字よりも大幅に少ない(多い)時間で終わらせられることもあるはずです。
高校1・2年でまったく勉強をしてこなかった人や中学レベルで止まっている人は相当の集中力が必要になるはずです。
中学レベルに達していない場合は、福大受験に1年で達することは不可能ではないが偏差値50から1年で早稲田に合格するくらい難しいかもしれません。
必要最低限の時間
高校1・2年生の時にある程度勉強をしてきた人(偏差値50前後)でも
高校3年の4月~1月末までの10か月(約300日)で
「福岡大学」を目指すなら1100時間くらい(おそらく「中村学園大学」も同程度)
「西南学院大学」を目指す場合は英語の勉強量が増えるのでプラスアルファが必要になる。
中学レベルの内容が身についていない場合
集中して勉強をすることも初めはできないはずですし
勉強の仕方も分からないはずなので
2000時間くらいは勉強をするつもりでいないと西南・福大を受験できる実力にはならないと思ったほうがいいです。
暗記力・理解力があり
集中して勉強ができる(勉強に慣れる)なら2000時間も不要ですが
勉強習慣がない子は勉強に慣れるだけでかなりの時間を要します。
慣れれば1時間で終わらせられる内容でも
慣れていなければ3時間も4時間も要することになるのが通常で
ネットで目にする「1か月で偏差値30から60にUP」なんてことは
普通の人にとっては非現実的で不可能なことです。
実際に私は高校1年のときから1日5時間程度の勉強をやっても偏差値50に達するのに1年かかっています(「私の偏差値推移」)。
仮に何をすればいいのか指示を与えてくれ
且つ
勉強のやり方を教えてくれる人がいたとしても
勉強をさぼってきた人が高校レベルの勉強が人並みにできるようになるには想像を絶する勉強時間が必要になるはずです(私の場合は勉強のやり方を確立させるのに相当の時間がかかった、誰かにやり方を教えてもらっていればもう少し結果は違っていたと思います)。
そのことは絶対に忘れないでください。
以下の科目に関してはお勧め参考書と参考書を終わらせるのに必要な時間を書いています。
受験当日までにどれくらい勉強時間を確保できる?
さて、必要な時間の目安が分かった今、1日どれくらいの勉強時間を確保すればいいか改めて考えてみてください(「どれだけ集中して効率的に勉強をするかが大切だから何時間勉強をすればいいかを考えるのは無駄」、という人もいますが、最低限の勉強時間を確保できなければ成績を伸ばすのは無理ですし、成績がいい人は勉強時間も長いです。少なくとも西南・福大に500時間くらいの勉強で合格することはよほどのことがない限り起こりえません)
3年の4月から勉強を始めれば受験までの10か月、約300日、約7200時間あります。
が
学校や睡眠時間などを除けばどれだけ頑張っても2000時間(平日5時間、休日10時間やればこのくらいになる)の勉強時間を確保するのが限界だと思います。
平日3時間、土日6時間やれれば1150時間くらいになります。
今の自分の勉強時間はどれくらいですか?
集中して平日3時間できていますか?
偏差値40台前半なのにダラダラと勉強していたりはしませんか?
ダラダラ3時間するくらいならは集中して1時間の方がましです。
現在の自分の実力以上の大学を目指すなら1日集中して3時間の勉強ができないなら合格は難しいと思ってください。
自分が置かれている状況を自分なりに把握し、今の学習態度で本当に合格できるのか?真剣に考えてください。
9月から本気になるっていう人もいるでしょう。
でも、9月からだと残された期間は5か月、勉強時間は最大でも1000時間くらいしか確保できません。
1000時間勉強できればいいですが、「9月からやる」という甘い考えの人は1日1・2時間程度の勉強でいっぱいいっぱいになり、300時間くらいしか勉強できないのが関の山でしょう。
大学入試は本当に甘くないんです。
※ 大半の人が年間2000時間も勉強をすることなどできません(不合格者の大半は集中して勉強をする時間は1000時間未満のはず)。だから、高校1・2年生の時に必要最低限の勉強をし、受験期に備えることが大切になります。
※ 合格する人は結果的に相当の勉強量をこなしているだけで、実際は「1000時間勉強しよう」なんて決めません。気づいたら「2000時間くらい勉強していたんじゃないかな?」となるものです。
塾
西南・福大合格が目標であれば、「上に挙げた参考書+過去問演習」で塾に通わずに十分合格できるはずです。
何をすればいいかが分かった今
あとはやるかやらないかです。
やる人は合格の可能性が高まり、やらない人は不合格になる。
大学入試ってただそれだけなんです。
以下、うちの塾の宣伝をさせてください。
入塾する場合は上で紹介した参考書の中から塾が指定した参考書を購入してもらいます(生徒が6人以上集まるのなら新たにテナントを借りて自習室も作ります)。
基本的に自分のペースで勉強をしてもらいますが、塾からの課題は確実にこなしてください(合格するために必要十分なペースで課題を出します)。
進研模試で偏差値50未満、または、50以上でも波があり50前後をうろうろしている人を対象にしているので(「西南・福大受験英語クラス」)、
勉強をさぼってきたことが原因で偏差値30台であっても、本気で西南・福大に合格する気持ちがあるなら入塾を検討してみてください。
ただし、中学レベルの英語が身についていないくらいの実力で偏差値が30台の場合(英検3級の筆記問題にかなりてこずるような場合)、他の生徒と一緒に授業を受けるのは難しいので個別指導塾を勧めます(英検3級レベルに達している偏差値30台と、3級に達していない偏差値30台は、同じ偏差値30台でも置かれている状況がまったく異なります)。
進研模試で安定して偏差値60以上を取れているのなら、夏休み以降の入塾を勧めます。
※ 現在中学レベルから文法の復習ができる教材を作成しています。中学レベルの英文法から学び直したい人が多ければ来年からクラスを新しく作ることも可能なので連絡ください。