塾の選び方

集団・個別・家庭教師、自分に一番合うスタイルを選んだほうが成績は伸びます。

友達や知り合いからの口コミや評判も参考にして慎重に選んでください。

  1. 自学ができるなら塾は基本的に不要
  2. 集団指導塾
  3. 個別指導塾・家庭教師
  4. 塾の見極め方
  5. 「絶対に成績を伸ばす」という塾

塾に関連すページ」があるので気になる方は参考にしてください。

自学ができるなら塾は基本的に不要

自学ができるのであれば塾を利用する必要はあまりありません。

ですので、親がまず始めにすべきことは「どの塾に通わせるか」ではなく、塾に通わせる必要があるのかどうかを考えることです。

「中学生になったら塾に行かなければ成績は伸びない」と思い込んでいる親がたまにいます。決してそんなことはありません。

学校で使っている教科書・ワークをしっかりとやれば定期テストで普通に高得点が取れます。

教科書・ワークだけでは勉強が難しいのであれば、市販されている参考書や通信教育・映像授業(スタディサプリ・進研ゼミ)を利用したりすればいいのです。

塾に任せて勉強をさせるのではなく、塾など利用しなくても自分の力で勉強はできるということを子供たちに教える方が大切だと思います。

「定期テストの勉強ができるだけでは入試に対応できないから塾に通わせる必要があるのでは?」と思う人もいるでしょう。

大丈夫です。公立トップ校や難関私立を受験しないのであれば、定期テストである程度の点数が取れていれば問題ないです。

偏差値59までの公立高校なら、塾に通わず市販の参考書を使った独学でも、受験勉強のやり方を知っていれば十分合格ができます。ただし、合格の可能性を高めるために偏差値50台の高校を受ける場合中学3年から塾を利用することを勧めます。

参考:参考書・通信教育・映像授業紹介

集団指導塾

以下の場合集団授業を選ぶほうがいいかもしれません。

  • 偏差値50台の公立高校を受験する中学3年生
  • 公立トップ高校を受験する中学生
  • 難関私立中学・高校を受験する小学生(5年から)・中学生

偏差値50台の公立高校を受験する中学3年生

市販されている参考書や進研ゼミプラス・スタディサプリで勉強ができるなら独学でも十分合格の可能性があります。

しかし、受験期に塾を利用しないで勉強をすると9月頃から不安になる可能性が高いです。

夏休みに多くの友達が塾でたくさん勉強をし、今までは自分より成績が悪かったのにいきなり抜かされることがしばしば起こるからです。

そうなったときに「あ~夏休み失敗した」と思ってからでは遅いです。

ですので、偏差値50台の公立高校を受験する人はできるだけ塾を利用することを勧めます。

ただし、自分でしっかりと計画を立て塾に通わなくても絶対に大丈夫というのであれば独学でも構いません。

お金を掛けたくないのであれば、「市販されている問題集+スタディサプリ」多少お金をかけてもいいなら「進研ゼミプラス」を利用しましょう。

「Z会」でも悪くないですが、進研ゼミの方が私はよいと思います。

49以下の高校を受験する人は合格するために塾に通わなければならないと思った人だけが利用しましょう。自分でできるなら無理に塾に通う必要は無いです。

偏差値30台

偏差値30台から50台の公立高校を目指そうとしている場合、集団授業についていけるかで判断してください。

私の経験上、勉強しないことが原因で偏差値が30台であれば、偏差値が50~55くらいの子が集まっているクラスの授業についていけます。

私の塾には中学3年の夏休み前に成績があまりよろしくない子が入塾することがあるのですが、その子たちに対しては授業についていけるかどうか事前に数回個別指導をしています。

そして、理解力・暗記力があるかないかを確認し、大丈夫だと思えば他の生徒と一緒に集団授業を受けてもらっています。

理解力と暗記力さえ普通にあれば、やる気があることが前提ですが、集団授業で成績をのばすことができます。

「自分の実力に合った勉強ができるのが個別指導の良いところ」という人もいますが、それはハイレベルの学校を受験するレベルの子に言えることです。

低いレベルに合わせて授業をしても、低いレベルのことしかできないのだから期待するほど成績が伸びるわけがありません。

本気で上の学校を目指したいのであれば、自分のレベルに合わせるのではなく、受験する学校のレベルに見合った授業を受けるべきです。

「偏差値30台だから、実力的に集団は無理だ」といって、個別指導塾や補習塾に入れればよいというわけではないことに注意してください。

公立トップ高校

公立トップ高校を受験する予定なら、中学2年から大手の集団授業塾を利用するのがいいと思います。

公立トップ校は合格するために得点率を85%くらいにする必要があります。

独学では、一定のレベルに達すると、何をすれば良いのか分からなくなる可能性が高いです。勉強はしているのに成績が伸びない状況になってしまうのです。

ですので、公立トップ高校を受験するなら塾を利用しましょう。塾に通うのはもったいないと思ったとしても、中学3年からは通うことを勧めます。

難関私立

難関私立(高校なら弘学館、中学なら西南学院以上)を受験する場合、英進館・エディナ・全教研・森田修学館、小学生なら日能研などを利用すべきだと思います。

独学では受験に必要な情報が手に入りません。それだけでなく、適切な参考書・問題集が市販されていないので合格に必要な勉強ができません。

Z会を利用すればもしかしたら知識はつけられるかもしれませんが、小学生・中学生が1人で難関私立に挑戦しようとしても行き詰ります。

それでも塾に通わせられない理由がある場合、親の徹底管理の元、Z会を利用しましょう。

参考:日能研 (日能研のサイトに移動します)
参考:Z会の通信教育 (Z会のサイトに移動します)

個別指導塾・家庭教師

  • 集団授業が合わない場合
  • 集団授業を受けられないくらい勉強をさぼってきた人
  • 公立トップ高校を受験する中学生
  • 難関私立中学・高校を受験する小学生(5年から)・中学生

塾を利用したくても集団授業では集中できないという人は個別指導塾か家庭教師を利用するしかないです。

また、集団授業で先生が何を言っているのか分からないくらい知識が不足している人は個別指導を利用するしかないです。

ただし、個別指導塾や家庭教師を利用するときは費用が高くなります。「安い!!」という広告に魅かれて面談をしにいったら、営業トークに騙され莫大な金額を請求されることになるかもしれません。押しに弱い方は注意してください。

また、個別指導塾と言っても1対1~4、自学タイプがあります。自分がどのタイプを利用すべきかを考えましょう。

1対1・家庭教師

公立トップ校や難関私立を受験する人が、塾で理解ができなかったところをピンポイントで聞くなら1対1が良いです。60分なら60分、すべての時間を解説に利用しましょう。

また、中学3の人が中学1年の内容すらわからない場合、1から10まで教えてもらう必要があるかもしれないので、そのような人も1対1を使うことを考えましょう。

1対2~1対4

個別指導は解説の時間だけでなく問題を解く時間もあります。1対1の個別でも実際に解説を受ける時間は60分授業なら10分~30分くらいです。50分~30分は問題を解くだけの時間になるので、お金がもったいないですよね。

自分がどれだけ解説を必要とするのかを把握できれば1対2~4のどれがいいかが分かるはずです。

自学タイプ

自習をさせ、分からないところを質問するタイプの個別指導塾もあります。家では勉強ができない人が利用しましょう。

でも、このような塾を利用するなら、学校に残って勉強をすればいいと思います。分からないところがあれば、職員室にいる先生に聞けばいいんですから。

中学の先生なら自分の指導科目以外の事でも英語・数学ならある程度知っているはずです。

塾の見極め方

福岡市内だけでも、英進館・全教研・エディナ・九大進学ゼミ・ファインズ・森田修学館・昴・秀英予備校・筑紫修学館・筑紫義塾などの有名進学塾があります。

個別指導なら京進・スタンダード・スクールIE・東京個別(TKG)・5-DAYS・秀英PAS・紫修学館(カルゴ・パル)・ITTO・コベッツ・DO・まつがく・てっぺんなどがあります。

そのほか、南区にはアシスト・あぽろ・一問道場・梅塾・永学館・英和塾・恵成学習塾・学思館・学修館・基侑塾・好学舎・コピカ・ジュネス・すぎやまこだわりの一品・スタジオユービック・ソフィア学院・ソフィア塾・松羅館・瀧塾・筑紫義塾・中西塾・長住松陰塾・ニュートン・福岡進学教室・福岡南セミナー・manaweb塾・明徳学館などがあります。

家庭教師は、サクラ家庭教師センター・日本学術講師会・アルファ・フロンティア・トライ・カーネギー学院・ネクスト・スタンダード・デスクスタイル・福岡県家庭教師ネットワーク・スタートなどがあるみたいです。家庭教師がこんなにあるとは思いもしませんでした。

少し上げただけでもこの数です。関東・関西になると、数えられないくらいの塾があるでしょう。

大手の集団指導塾・個人経営の集団指導塾・個別指導塾・家庭教師どれを選ぶかは、体験授業をさせた上、親が子供と話し合って決めてください。

特に個別指導塾は担当講師との相性が大切です。どのような講師がいるか、できるだけ把握しておくことを勧めます。

以下、簡単な見極め方を2つだけ挙げておきますが、「塾を選ぶときの注意点」も参考にしてください。

相性の判断

塾を選ぶうえで一番重要なのは相性です。

ある子にとっては最高の塾であっても、他の子にとっては最低な塾な場合もあります。

友達が入っているからと言う理由で塾には行ってみたら自分には合わなかった。

そのようにならないために必ず入塾前に体験授業を受けてください。

うるさくないか

大手塾の下の方のクラスで起こりがちですが、授業中に騒ぎ声がする塾はすぐにやめさせた方がいいです。

ざわざわしているクラスは、講師が授業をコントロールできていない証拠です。

そのようなところで授業を受けても、生徒たちは楽しいかもしれませんが、成績は伸びません。

個別指導塾も教室によっては勉強をしないで大声で話をするようなところもあると聞きます。

そのような塾は子供が楽しんでいるからという理由でとどめておく必要もありません。すぐに辞めさせることを勧めます。

※ 私は生徒たちの集中力が途切れた時に雑談をしたり、年に何回かは授業よりも雑談が多くなることはありますが、生徒の好き勝手に話をさせることはしません。

「絶対に成績を伸ばす」という塾

「うちの塾に入れば、どんな子でも絶対に成績を伸ばします」「10点台、20点台、30点台が、一気に80点、90点になります」

このような無責任なことを言って、入塾をさせようとしてはダメだと思います。

定期テストで10点台の子が体験をすることになった時は「絶対に伸びるから入塾してください」ということはいうべきではありません。

事前に「勉強をしても伸びない可能性がある」と伝え、学習に何らかの困難を抱えている可能性があることも考えながら慎重に受け持った生徒を見るべきです。

「絶対」はない

確かに、30点台の子がいきなり80点台になるというようなことは私の塾でもあります。

5教科合計が200点台前半だった子がいきなり300点台後半をとることもあります。

一気に100点以上のUPです。

しかし、すべての生徒がそうなるわけではありません。

苦手科目を集中して勉強すれば、他の科目の点数が下がってしまうこともあります。

暗記が他の子よりも苦手な子は、たくさん努力してもなかなか定期テストの点数が伸びないこともあります。

計算が苦手な子は、得意な子の倍以上の努力をしても思うような点数が取れないこともあります。

だから、「どんな子でも絶対に成績を伸ばす」。そんなことは私には言えません。

何と言うか

転塾を考えている生徒の親と面談をするとき「塾に入ったら必ず成績は伸びますか?」ということを聞かれることがあります。

そのとき、私は次のようなことを言うことが多いです。

  • 伸びるかもしれないし、伸びないかもしれない
  • どうすれば伸びるのかを生徒を見ながら考えていきます
  • なぜこれまで成績が伸びなかったのか原因を把握します
  • 他の塾で伸びなかったとしても、うちでやれば伸びる可能性はある

私の塾に入塾する生徒が定期テストで平均点以下をとるようなことはほぼありません。

そうであっても、「絶対に伸びる」ということは絶対に言いません。

「絶対」はありえないからです。

事実、7・8年前だったと思いますが、半数以上の生徒が定期テストで常に平均点以下という学年がありました。これに関しては、何も言い訳できません。

他の塾で伸びなかったとしても、うちの塾なら伸びる可能性は高いですが、絶対ではないということです。

「絶対に伸びると言わないのは、成績が伸びなかったときの保険なんじゃない」と思う人もいるでしょう。そう思ってもらってもかまいません。

「100%成績を伸ばす」と断言する嘘つきになるより、逃げたと思われた方がましです。