高校進学勉強をせずに授業についていくのが難しくなった高校2・3年生が
2・3か月の努力でできるようになるくらいなら
おそらく高校の勉強で苦労する子はほとんどいないはずです。
勉強をさぼってしまったツケは
1年くらいかけて返すしかありません。
つまり、高3から勉強を始めて国立に合格するなんていうのはほぼ不可能なんです。
目次
結局はやっていないだけ
うちの塾の生徒という分けではないのですが
大学受験を考えている子で合格できない子っていうのは
結局は勉強をしていない
に尽きます。
口では「やる」と言っているのにやらない
偏差値50もないのに
1日1時間程度の勉強で
「合格したいです」とよく言えるな~
と思ってしまいます。
ま、確かに福大であれば夏休みから本気で勉強を始めれば
それが中学レベルの内容ですら分かっていないという場合を除けば
十分合格できる可能性はあるんですが(実際にうちの塾に通っていた子で偏差値30~40台前半の子の大半が夏休み頃まで本気で勉強をしていないので)
「大学に合格したい」と言っているのに
口だけでほとんど勉強をしないなんて・・・受験生として論外なんです。
直前2か月頃になって焦って勉強を始めて
あれだけ必死に勉強をしたのに合格できなかった・・・
なんて言う子がいたとしたら
いや、2か月の勉強で合格できるなら
誰も大学入試で苦労しないんだよな・・・
と、言いたくなってしまいます。
なんどもなんどもここで書いてきましたが
大学入試を舐めすぎている子が多すぎです。
ハッキリ言って中途半端にしか勉強ができないなら
自分が面白いと思っていることに全時間を使ってのめり込んだ方がいいです。
残念ですが受験勉強が活きるのは実際に大学に合格してからで
名前を書けば合格できるような大学にしかいかないのなら
大学に行くべきではないですし、勉強そのものが無駄になるので
大好きな漫画やアニメを見て、その感想をネットで公開したほうが将来役立つはずです。
中学生で勉強に必死になれない子であれば
できる範囲でフォローしようとは思いますが
高校生で勉強をしない子なんて相手にするだけ時間が無駄なので私は一切相手にしません。
だから、高校生対象の授業では授業以外で生徒にあれこれしろとは言わないですし
無断で塾を休む子がいたとしても(こういう子はほとんどいないのですが、今の場所に移転してすぐに「うちの塾に入っても意味がないので入らないほうがいいですよ」といったのに「それでも」と親から無理やり入塾させられた高校生が、黙って塾に来なくなったということが1人いました)
塾に来ていません、来てください
なんて電話も一切いれません。
自分の意志で勉強をしない高校生がどうすれば大学に合格することができるのか?
高校生にもなって親から「勉強しなさい」なんて言われている子はかなりの確率で名前を書けば合格できる大学にしか合格できないので
国立を受験するなら
ここで何度も描きましたが
1年の勉強で間に合う人は例外的な人でしかありません。
もし、高校に通わず
1年365日1日10時間集中して受験勉強ができるのなら1年でどうにかなるかもしれませんが
高校1・2年の時にたいした努力もしていない
7月くらいまでは学校の授業を受け、部活もやるっているので1日3時間も自分の勉強に使えない
8月ころからは自由になる時間が増えた
にもかかわらず学校外で集中して受験勉強をする時間が5時間もない
という状況だと
たとえ学校の授業に一切の無駄がなかったとしても
1年で合格するなど無理です。
それくらいの量が国立大学に合格するために必要になります。
百歩譲って
英語だけはそこそこ得意
且つ
マークシートの共通テストで運よく実力では到底考えられない結果を出せてしまった場合
二次試験に英語しか課されない大学に運よく合格できてしまう人もいるかもしれませんが
それは、あくまでも超例外的に起こることでしかありません。
1日3時間程度の勉強で
勉強はしているのに・・・
と言っている受験生がいますが
それは西南・福大を目指す人がぎりぎりどうにかなる時間なので
その程度の勉強しかしていないのに国立を目指そうとしていることが間違っているということに気づくべきです。
国立大学に合格するというのは
自分の想像の倍以上は勉強すると思ってください。
えっ?ここまでやらなくちゃいけないの?
と驚いている子が驚いている部分はたいてい
いや、そんなの基本でしかないよ
そこで驚いていたら絶対に無理だから
となることが多いんじゃないかと思います。
ただ、勉強ができるかどうかに個人差があるのも事実です。
九大を目指すとなると高校1年から勉強をしなければ合格できないという子が大半になりますが
筑紫丘・修猷館・福岡高校の上位層は、人並みの努力をしさえすればおそらく合格できてしまいます。
理系科目がある程度できるかどうかも大きく影響します。
理系科目は暗記だけで対応するのが難しいので
できる人が問題が解けるようになるのに1の力が必要とすれば、10くらいの努力をして初めてできる人と同じ問題が解けるようになるなんてことが当たり前のように起こると思ってください。
場合によっては10倍の努力をしてもできるようにならない可能性だってあります(たいていは2・3倍の努力をした時点で諦めるので、実際には10倍の努力はできないです。)
諦めることも大切
勉強において
「諦める」
という否定的な言葉を使うと
- 諦めるだなんてとんでもない
- 始めから諦めるなんてダメ
- 途中で諦めるからできないだけ
と怒り出す人がいますが
必死に努力をしたという前提にはなりますが(中学の時は多少勉強が苦手だと思っても諦めずに頑張るべき、そうしなければ頑張ってもできないのか、頑張ってないからできないのかを走ることができない)
自分の能力がどれくらいだということを把握し、限界(諦め)を知ることも大切になります。
もし、必死に頑張っても周りにいる多くの人と同じようにできるようにならないのであれば
努力の方向を変えないと
努力そのものが無駄になってしまう可能性があります。
高校レベルの内容になると
内容そのものが難しくなるので
これ以上簡単には説明できないくらい説明をしても
全く理解できないという子が確実にいます。
中学時代は努力でなんとかカバーできたけど(中学は暗記さえできれば分かってなくても解けてしまう問題が多く出ますが、高校、特に理系科目、になるとどう頑張ってもどうにもならないこともあります)
高校進学後はそれができないことがあるんです。