塾に通う必要性はあるのか?
私の塾に対する考えがここ数年で少しずつ変わってきました。
初期に書いた内容とは変わっている部分もあります。
目次
自学ができるなら塾は基本的に不要
自分で勉強ができるなら
中学1・2年次は塾を利用する必要はないと思います。
「中学生になったら塾に行かなければ成績は伸びない」
決してそんなことはありません。
学校で使っている教科書・ワークを利用して計画的に勉強ができるなら、定期テストで高得点はとれます。
教科書・ワークだけでは不安と言う場合
「市販されている参考書」や
「進研ゼミ」
「スタディサプリ」
などの映像・通信教材を利用すればいいだけです。
塾に通わせる前に
「塾など利用しなくても自分の力で勉強はできる」
こういったことを、子供たちに伝えることも大切だと思います。
ただし、偏差値が52・3以上の高校を受験する予定なら
効率的に成績を伸ばすため塾に入ることを勧めます。
トップ校を目指す中学生
「久留米附設」
「筑紫丘高校」
「修猷館高校」
「福岡高校」
などのトップ校を目指す場合
独学でも公立トップ校なら合格できないこともないのですが
遅くとも中学2年になる前に塾を利用したほうがいいと思います。
お勧めは
大手塾のトップクラス
です。
大手を勧めるのは
大手塾のトップクラスで指導に当たっている講師は間違いなく教え方がうまい
生徒を引っ張っていく力を持っている
成績が良ければ割安で通える
ということもあるんですが
一番の理由は、授業
特に
英語
の授業です。
トップ校に進学する子の多くは塾などでハイレベルな英語を勉強しています。
英検準2級合格レベルの子も相当数いますし、中には2級に合格している子もいます。
塾に入っていなければ
井の中の蛙
点数には表れない「実力差」に気づくことが出来ません。
それを知らないままトップ校に進学してしまうと
入学直後に「これやばいかもしれない」とショックを受けることになるはずです。
高校入学時点で簡単には埋められない差があることに気づいても
高校は
覚える量が中学の比ではないですし
学ぶ内容も難しいです。
複数科目を勉強しつつ、周りに追いつくために英語にかなりの勉強時間をかけなくてはならない・・・
異次元の天才ならたいしたことはないかもしれませんが、
努力でトップ校に合格した子は厳しい状況になる可能性が高いと思います。
仮に塾に入らないとしても英語だけは英検準2級に合格できるくらいの勉強をしておくことを勧めます。
数学は?
と思いますよね。
中学数学と高校数学は全く別物なので
高校入試の難問
フクトでいうと正答率0.1%~30%くらいの問題
が解けなくてもそこまで気にする必要はありません。
極端に言えば、中学で習う計算が出来ていれば十分です。
もちろん
高校数学の授業スピードと難しさは中学の比にならないので
相当の努力が必要になるのは言わずもがな
です
塾の役割
上で「自学ができるなら塾は基本的に不要」と書いたとおり
私は中学生はそこまで塾を利用する必要はないと思って・・・
いました。
定期テストで点数を取るため
というなら
自分で勉強ができるなら
通う必要はないかな~とは今でも思っているんですが
それ以外の目的があるなら、塾に早い段階から通ったほうがいいかもしれない。
と考えるようになりました。
プロのスポーツ選手が複数のプロコーチについてもらっているのは
専門家からサポートを受けることで効率的に自分の能力を高められることが分かっているから
ですよね?・・・たぶん。
小学生・中学生もそれと同じで
勉強のやり方が合っているかどうか客観的に指示をしてくれるプロコーチ
つまり
塾講師のサポートがあったほうが効率的に自分の能力を高められると思うんです。
学び方をまだ身に付けていない子供に勉強のやり方を教え
自分の力で学び続ける力を涵養する
それが塾の役目というわけです。
やみくもに勉強をするのと
やり方を分かったうえで勉強をするのでは
2年後3年後
能力に大きな差が生まれるはずです。
「小学生」「中学生」のときに塾に入り自分の能力を可能な限り高めるほうが
後で焦って塾に通い入試のためだけに勉強をするよりもいい
塾に通わず自力で勉強が出来そうにないのなら塾を利用するのもあり
かな?
と今では思うようになりました。