英語は難しいです。

慣れてしまえば簡単です。

簡単だけど難しい

ある程度の実力が一度ついてしまうと

あなたは先生です。

You are a teacher.

これはペンです。

This is a pen.

なんて英文を1度見て覚えられないなんて暗記力が乏しいのでは・・・?

なんて思ってしまうかもしれませんが、

英語を本格的に勉強し始めた中学1年生にとってこれを覚えるだけでもものすごく大変なんです。

 

今は小学生のときに一定の英語に触れているので

「私は~です」「あなたは~です」という英文を書くとき

「I」のあとに「am」

「You」のあとに「are」

がくるということが分からない子はいないかもしれませんが、

2年くらい前までは

「I am」「You are」を書くのにもてこずる子は意外といました。

 

なので、大人から見れば算数で「1+1」と同じくらいに簡単だと思えるくらいのことでも

最初は慌てずゆっくり少しずつ覚えていくことを勧めます。

情報量を減らす

不要な情報を削り、絶対に覚えるべきことだけをシンプルに覚えることを勧めます。

 

代名詞を初めて覚えるとき

主格・所有格・目的格・所有代名詞

なんて文法用語を使って

主格はこれだよ~

なんて教えてしまうと

子供にとって負担になります。

主格・所有格・目的格

なんて用語を使わず

シンプルに「I, my, me」と暗記させた方が子供たちの頭に入りやすくなります。

 

助動詞を初めて学ぶときも

  • 可能
  • 意志
  • 義務
  • 推量

なんて用語を一緒に覚えさせようとしても、混乱を生じさせるだけです。

「can」は「~できる」

「must」は「~しなければならない」

「should」は「~すべきだ」

この意味をまずは覚えてしまえばいいんです。

「must」は「~にちがいない」と訳すときもありますが、それを覚えるのは「~しなければならない」を覚えてしまったあとでいいんです。

順序を覚える

英語は単語を置く順番が重要になってくる言語です。

なので

文法ごとに順序を覚えることを勧めます。

一般動詞であれば

  • 肯定文【主語+一般動詞】
  • 否定文【主語+don't+一般動詞の原形】
  • 疑問文【Do+主語+動詞の原形】

この順序をまずは暗記するんです。

もちろん、英語を習いたての頃はこれを覚えることにも一苦労します。

が、しかし

基本的な順序を覚えておけば、あとは単語を覚えるだけで覚えた順序の英文は何でも書けるようになります。

一般動詞だけでなく、

進行形

完了形

不定詞

比較

分詞

関係詞

仮定法

どんな文法であっても、基本的な順序を頭に入れてしまえば、英文を書けるようになりますし読めるようにもなります。

ただ、この順序を覚えてといっても、50回60回やっても間違いを繰り返す子も現実にいます。

順番を覚えても、それをいつ使えばいいのか分からないからです。

なかなか暗記が出来ない場合は場合は音読を勧めます。

教科書の音読

順序を覚えろ

とはいっても

頑張ってもなかなか覚えられないという子も意外と多くいます。

その場合に勧めるのが教科書の音読です。

暗記が無理なら感覚で英語を捉えるという作戦です。

音読をするとき

できれば日本語訳は覚えておいた方がいいですが

日本語訳が分からなくてもいいから

本文の音声を聴き、それを毎日真似てください。

毎日続ければ覚えようとしなくても英文が勝手に口から出てくるはずです。

英文学力勝手に出てくるようになるまで音読ができるようになったあとに文法を覚えれば

暗記しようと思ってもなかなかできなかったものがストンと頭に入るはずです。

苦労なく英語の順序を覚えられる子も音読を勧めます。リスニングにも確実に役立ちます。

品詞の理解

情報量を減らしてシンプルに暗記をする

ということと矛盾するかもしれませんが

品詞の理解は英語には欠かせません。

一度に品詞を見分けられるようになることはないので

うちの塾では

普段の勉強の時から

「名詞」「動詞」「形容詞」「副詞」

を意識するようにしています。

中学英文法のまとめ