実績が良い高校に進学すれば自分もいい大学に合格できますか?
ということですが
「福岡県内私立高校の偏差値・合格実績」に書いた通り
この高校の合格実績が良いからこの高校に入れば自分も合格できる
なんて考えは捨てたほうがいいです。
目次
実績がいい私立高校
公立高校の場合、基本的に学力的に同じ子が集まります(志願倍率が低いことで、公立なのに学力に大きな差がある子が集まっているところもあります)。
中には偏差値がそこまで高くない公立校なのに、信じられない実績を出しているところもありますが
中学のときに偏差値が高い子が集まっている公立高校の実績は
そうでない高校の実績よりも確実に良くなります。
私立高校は中学時代偏差値70を超す子が在籍している一方
30台だった子まで在籍しています。
公立と異なり、学力が全く違う子が在籍しているわけです。
そして、私立高校の実績を良くしているのは中学のときに偏差値60以上あった子です。
中には、私までとはいいませんが(私の偏差値推移)
中学のときに平均点前後をうろうろしていた子が国立大学に合格した
というようなこともあるかもしれませんが
そういう子は例外なはずです。
たとえ、九大合格者20名超その他国立大学何十名の実績がある高校に、中学時代偏差値が50くらいだった子が進学したとしても、
西南・福大に合格する可能性はあるとしても、国立大学に合格できる可能性は低いです。
偏差値30台~40前半くらいの子になると
西南・福大に合格するどころか、九産大・福岡工業大学に合格することも難しいはずです。
なぜか?
中学のときに偏差値50未満だった子はそもそも勉強をしないからです。
仮に高校に進学してから勉強に目覚めるようなことがあれば
偏差値30台だろうが、九大にだって合格できる可能性は出てきます。
しかし、「大学に合格したいけど勉強時間がゼロ」に書いているとおり
高校になってから急に勉強を始めようとしても、かなりの率で挫折してしまうんです(だけど、頑張ってもらいたい、中学でさぼっていたとしても、高校で必死に勉強をすることで間違いなく人生が変わります)
在校生数
高校によって在校生の数は全く異なります。
福岡市内にある公立高校は400人~280人くらい
私立高校(普通科に在籍している生徒)は700人~300人くらい
これくらい生徒数に差があります。
仮に
在籍生徒数が400名で偏差値が58くらいの公立高校
と
在籍生徒数が700名で九大合格者が一定数出ている私立高校
があったとします。
この場合国立大学の合格実績がよくなるのは私立高校の可能性が高いです。
私立高校には中学のときに偏差値60台後半だった子が2クラス分くらいの人数が集まるはずなので
その子たちが必死に勉強をすることで九大に20名以上の合格者
公立高校には中学のときに偏差値60台後半だった子は1クラス分集まるかどうかだと思いますし、私立特進のように勉強をしないという選択肢を持てないわけではないので
九大に合格するのは1~3人くらいになるはずです。