大学は公立高校のようにちょっと頑張っただけで合格ができるものではありません。
本気で大学で学びたいと思うのなら、今自分がやるべきことは何かを考えましょう。
目次
大学受験はいつからやれば間に合う?
どの大学を受験するかにもよりますが、
国立大学や「早稲田・慶応」などの難関私立大学を受験するなら。
高校1年から毎日継続して勉強する必要があると思います。
「塾・予備校に通うべきか」迷うかもしれませんが少なくとも高校1・2年の時は利用する必要性はそこまでないかもしれません。
唯一、高校1年からでも通っていいと思えるのは「主要5教科の中で一番大切な科目」最後にちょろっと話題に触れている、国語です。
河合塾の国語の授業が受けられるなら受けておいた方がいいと思います。
もしあなたが、中学時代勉強を全くしなかったことで中学の学習内容が全くできていなくても
難関大学に合格できる可能性はあります。
「私の偏差値推移」にあるように、私は偏差値30台から明治大学に合格しました。
私は明治にしか合格できませんでしたが、
勉強のやり方を教えてくれる人がそばにいたら結果はもっと違っていたかもしれません。
あなたが早い段階で受験指導をしてくれる人に出会えば、九大や九工大、早稲田・慶応だって狙えるはずです。
なので、中学時代の成績がどうであろうが、通っている高校の偏差値がどれだけ低かろうが
あなた次第で「一発逆転」の可能性はあるんです。
模試で結果が出せない
中学のときは「勉強はできるほう」と思っていたけど、高校進学後はかなり苦労をしている。
そんな子は多いと思います。
そんな子がまず初めに気づかなければいけないのは
中学と高校で習う内容は別物
ということです。
「同じだよ」
なんていう人もいますが、中学の時に自分に合った正しい勉強法を見つけているからだと思います。
覚える量と内容の難しさは中学と高校では全く違うのだから、中学のときと同じ感覚でいては危険です。
仮にあなたが中学の時に偏差値55前後しか取れていなかったのなら
中学の時の倍くらいの勉強をしなければ高校の授業にはついていけなくなるはずです。
また、勉強が暗記に偏ったものであれば、どれだけ勉強をしても成績を伸ばせない可能性もあります。
それに関しては「高校生の勉強法」を参考にしてください。
でも、苦労しているにもかかわらず、
中学の時にそこそこ勉強が出来ていたという自負心が
「高校3年から勉強を始めれば、地方国立大学・中堅私立大学くらいなら合格できるだろ」
なんていう気持ちにさせちゃうですよね。
あまい!!
無理です。
中学の時に「あいつは頭がいい」と言われていたような子でも
高校1・2年のときにほとんど勉強をしなければ、
地元の中堅私立大学(福岡なら西南・福大)に合格するのも難しくなります。
大学に進学するつもりなら、1年から最低限の勉強をしてください。
「部活で忙しいから勉強する時間はない」
なんて言い訳もなしです。
そんなことで勉強をさぼれば、後で後悔するのは自分です。
「『部活が終わったら勉強に打ち込む』ってよく言うじゃん」
なんて言っても、あなたがそういうタイプとは限りません。
さぼり癖がついてしまって勉強に集中できなくなってしまうことは普通にあります。
やる気が起こりません
「やる気が出来ない」
高校入試が終わり気持ちが緩んでしまったのか、高校に入ってから急に勉強が出来なくなるなんてこともあります。
これだと、大学受験の時に必ず困ります。
高校生は授業を消化するだけでも「1日の勉強時間」が2時間くらい必要になりますから、勉強が出来なければ学校の授業にすらすぐに理解できなくなってしまいます。
どうしてもやる気が起こらない人は
「勉強習慣を身につけることが第一」で触れているように、まずは行動してみてください。
実は
「やる気があるから勉強をする」
のではなく
「勉強をするからやる気が出る」
そんな
科学的証拠があるんです。
「そんなわけないじゃん」
と思うかもしれませんが
どうせ勉強やらないのなら、騙されたと思ってやってみたほうがいいですよね。
参考書
市販の参考書を自分で選んで使うのは、高校3年になってからでいいと思います。
高校1・2年のときは、高校で採用している参考書・テキストを使ってください。
ただし、進学した高校の授業があまりにも簡単すぎて不安という場合
高校1・2年であっても学校の授業とは別に参考書を使って自分で勉強をする必要があると思います。
あとは
英語に関しては学校の授業を聞いているだけでは足りないと思うので
ある程度高校英語に慣れてきた高校1年の2学期頃に「英文読解入門基本はここだ」を読んでおいてください。
これで英語は「品詞・5文型の理解」が大切だということが経験的に分かるようになるはずです。
受験期は定期テストにこだわらない
受験期は定期テストの結果にはそこまでこだわらないことを勧めます。
入試の試験科目になっているものは満点を取るくらいの勉強をしても構いませんが、
学年順位にこだわり、入試に不要な科目まで必死になると受験のための勉強時間が不足します。
私が高校3年だったときの話ですが、
受験学年になり私を含め学年上位だった人が受験に関係のない科目の勉強をしなくなったので(勉強をしないと言っても60点くらいは取っていた記憶はある)、
それまで定期テストの順位があまりよくなかった子が学年順位が1桁になるということがありました(一クラス20人以下なので一桁といってもたいしたことはない)
ただその人は福大に合格できませんでした。
彼よりも定期テストで学年順位が低かった人が、西南・福大・関西学院・明治・明治学院などに合格しているにも関わらずです。
定期テストで学年順位をこだわるのは高校2年生までで十分です。
余裕がある人は除き、受験期になったら大学に合格するために入試を意識した勉強をしてください。
何のための大学受験か
最後に、大学受験は何のためにするのかを考えてもらいたいと思います。
多くの子にとっての一番の理由は
「できるだけ偏差値の高い大学に合格するため」
だと思います。
それが大学受験の目的の一つであることは間違いありません。
ただ、「学歴」があってもそれだけでよいというかと言えば、そうではありません。
大学受験を通じて自分が生きたいように生きる知識・技術を手にしするためのものでもあります。
受験のための勉強で終わるのはあまりにももったいないです。
今あなたが何のために受験勉強をしているのか
今あなたがしている受験勉強が自分に何を与えてくれるのか
一度でいいから考えてみましょう。