私立大学しか受験しないのであれば基本的に共通テストを受ける必要はありません。

受けたほうがいいのは

共通テストを利用したほうが合格しやすい受験形態があり

且つ

共通テストでもある程度結果を出せる実力がある場合です。

 

進研模試で偏差値が50あるかないかくらいの実力で

私立文系大学を英語・国語・選択科目(数学・理科以外)で受験する

その場合

共通テストを受ける必要はないと思います。

 

一般選抜入試に的を絞って勉強をしたほうが間違いなく合格の可能性を高められます(合格できるかどうかは分かりません、あくまで可能性が高くなるというだけです)。

 

これはほぼ100%間違いありません。

 

周りのみんなが模試の結果を気にしたり、共通テストを受けるからといって、

また

ネットで検索して共通テストは受けたほうがいいという内容を読んだからといって

何も考えずにその人たちと同じことをしてはいけません(考えたうえで受けるならあり)。

 

進研模試で偏差値50以下しか取れない場合、周りの人と同じことをやっていても合格できる可能性は限りなく少ないです。

 

偏差値30台40台でも合格したいというのであれば、合格するために何をしなければならないかを考えましょう。

 

共通テストは受けたほうがいいという内容について

確かにそうかもしれないと思う部分もなくはないですが

いくらでも否定的なことを突っ込めるものが多いです。

それに

共通テストは受けたほうがいいと書かれたあるものは

「ある程度勉強ができる」という前提であれば「共通テストも受けておいた方がいい」と書いてあるだけで

偏差値30~40台前半で、受験まで残り時間が限られている人であっても共通テストは受けておいた方がいい

なんて内容にはなっていません。

 

「共通テストは受けたほうがいい」

という部分だけしか読まず、そこに書かれてある内容を捉えられず

「『いい』というのなら自分も受けておこう」

と何も考えない子も多くいるとは思いますが(受験生だけでなく大人も含め、書かれてある文章をただ辿るだけで、意味を全く理解しようとしない人が本当に多くいると思います。書かれてある内容を捉える力さえなければ自分で考えることなどできません。だから、小中高校時代にしっかりと勉強をし、ある程度の内容なら本を読んで独学ができるくらいの実力を身に付けましょう)

 

模試で偏差値50以上を安定して取れない子(高校1・2年次に偏差値50未満の子のほぼ全員がそうだと思っていいです)は

共通テストを利用して大学受験をするのは合格の可能性が低くなると思ってほぼ間違いありません(例外的に偏差値50未満であっても共通テストを利用したほうが合格の可能性が高くなる場合もありますが、それは最終手段です)。

 

 

西南・福大レベルの大学なら合格するために当たり前のことをやりさえすれば合格できます。

できないのは何も考えずにただ何かをしているからです。

 

福大は進研模試で偏差値55以上あるところがほとんどです。

つまり

共通テストに似た形式の模試で偏差値50取れない人が、共通テスト利用で合格ラインを取るなんてことはほぼ不可能なんです。

なのに受験回数が増えるから?共通テストで高得点を取れるかもしれないから?

甘いです。

受験回数が増えるからといって合格できるわけではありませんし、共通テストで運よく7割以上を取れるようになることなど起こりえません。

 

一方、一般選抜入試に合わせれば偏差値30台からでも合格できることはうちの塾の過去の結果から明らかです。

高3になってそこそこ勉強を始めたけど偏差値50以上を一度も取ったことがないという場合は共通テストで受験することをさっさと諦め

一般でいかに点を取るかを考えた勉強に切り替えてください。

 

 

ちなみに、共通テストの対策・私立大学入試の対策、基礎部分においてはやることは同じです。

基礎が出来ていないのに入試を意識した勉強はなかなかできません。

うちの塾の西南・福大クラスも

最初の3~6か月は大学受験をする人ならこれくらいなら身に付けておかなければいけないという基礎をやります。

英検準2級の筆記すら訳すのにものすごく苦労している

そんな実力しかないならまずは基礎を固めてください(「基礎を固めろと言われても何をしていいのか分かりません」というなら、学校の先生に聞いて基礎を固めてください)。