2022年4月から私立「徳山大学」から公立「周南公立大学」に変わります。

私立から公立大学へ

今年は私立大学の入試のままなので

経済学部・福祉情報学部の一般入試は共通テストを受けていなくても英語・国語の文系2教科で受験できます。

英語重視の受験形態があり

2次試験も英語で受けられるので

英語が得意であればそれだけで合格できてしまう可能性がでてくる公立大学です。

 

通常私立から公立に変わることで一気に人気が高まりますが、周南公立大学も同じようなことが起こっているみたいです。

 

2021年度入試の一般選抜の志願者は

現代経済  :募集20名志願者41名

ビジネス戦略:募集34名志願者36名

人間コミュニ:募集12名志願者9名

だったのが

2022年度は

現代経済  :募集30名志願者451名

ビジネス戦略:募集60名志願者402名

人間コミュニ:募集20名志願者183名

3学科合わせて志願者が950名も増え(1204.7%増)

一般選抜だけでもこれだけの増加です。

昨年度まではFランと言われてもおかしくない大学だったのが

現代経済学科なんか、名目倍率が15倍を超すというとんでもない結果に。

ここまで倍率が高くなると、2教科だけで受験できるので、河合の偏差値で55くらいにはなるんじゃないかと思います。

実績に利用される?

受験会場は山口だけでなく広島・福岡でも受けられるみたいなので本年度はこの大学に合格できそうな子を受験させ、国公立大学の合格実績を高めようと考えている高校が出てくると思います。

「一般入試では西南・福大には合格できないだろうし、『公立大学になるし』」という理由で自分の意志で受験をする子がいないとも限らないので何とも言えませんが

そういう高校が出てきたら、生徒のことを考えず、学校の実績だけのことしか考えていないということが逆に分かってしまうので、要注意です。

ただ、上に書いた通り、公立大学としてはあり得ないくらいの倍率になってしまったので

規模が小さい大学なので私立のままなら大量に合格者を出していたはずですが、今回は多くても定員の3倍くらいしか合格者は出さないはずなので(公立大学は国立よりも定員より多くの合格者をだしますが、定員の2倍以上の合格者を出すことはほぼありません。今回、周南公立大学を受験した人の中には合格しても入学しない子多くいると考えられるので定員の3倍くらいは取る可能性はあると思います)

高校が期待したほど多くの合格者は出せないとは思います。