文法についての解説はここでするつもりはありませんでしたが簡単に書いておきます。
ただし、こんな説明をしているのはおそらく私だけだと思いますし、文法解説としては完全に間違っているので?この覚え方を推奨するわけではありません。
「be to不定詞」
- 義務(~しなければならない)
- 予定(~することになっている)
- 運命(~する運命にある(実際は過去形でしか使われないみたいなので「運命であった」)
- 可能(~できる(否定でしか使われないみたいなので実際は「~できない」)
- 意図(~するつもりである)
こんなことを覚えてどういうときにどういう訳になるのかを細かく覚える・・・・
なんてことする必要ありません(覚えてもいいですが面倒)
また
最近はこれらを覚えるのではなく
「~する方へ向かっている状態」「~することになっている」というイメージで訳を考えましょう
なんて参考書も出てきていますが
英語がそこそこできる人なら納得できるかもしれませんが
現役高校生多くは????
と
かえって混乱するんじゃないかと思います(ちゃんと理解して使えるようになるのだったらそれに越したことはないです)。
私はこの「be to 不定詞」
イイか悪いかはわかりませんが
高校生に丁寧に教えたことがありません。
言うことは一つ
文脈に合わせて何らかの助動詞の訳を付け加えれるだけでOK
これだけです。
例えば
Our train is to arrive at this station at 9.
という文があったら
「私たちの電車はこの駅に9時に到着することだ。」
と
不定詞の名詞的用法で訳すと日本語になりませんよね?
この場合
「be to 不定詞」だと判断し
9時に来なければならない
9時に来る予定だ
9時に着ける
9時に来るかもしれない
9時に来るべきだ
文法的にいいか悪いかは別として
「be to 不定詞」は「助動詞+動詞の原形」と考えて勝手に訳をしてしまうんです。
これをすれば
文の前後関係から訳がすんなりできるようになります(be to 不定詞を理解したうえで正確に訳が出来ているかが問われる問題が出される大学を受験しないのであればこれで十分対応できるはずです)。
否定のときは「~できる」と訳すことが多い
とか
文語文で過去形だったら「~する運命になっている」
とか
If節でのときは「~するつもりなら」
なんてわざわざ覚える必要はなく(こんなの覚えなくても文脈から考えてそう訳せざるを得なくなるはずなので)
「be to 不定詞」は「助動詞+動詞の原形」
これで十分です。
If you are to succeed, you must work harder.
こんな英文を見たら
be to 不定詞を細かく解説するより「助動詞+原形」で訳してみてって教えれば
英検3級くらいの実力の子であっても
「もし成功する予定なら、より必死に頑張らなくちゃ。」
ちょっと違和感を感じるから
「もし成功したいなら、より必死に頑張らなくちゃ。」
って訳しちゃお
ってなるはずです。
文の構造を無視して単語と単語を結び付けるだけの適当な訳をするのはダメですが
be to 不定詞の場合は、文脈に合わせて助動詞を補って適当に訳すだけで、何とかなることが多いので、それで構わないと思います。
念のため書いておきますが
「適当に訳しちゃおう」
なんてのがすべての文法で許されなんて思わないようにしてください(be to 不定詞も許されないですが)。
文型・準動詞・関係詞、これらは特には英文読解に絶対欠くことが出来ない文法事項なので、正しく理解をするようにしてください。