センター試験に関連する疑問を以下の順で書いています。

    センター英語で満点を取りたい

    満点を取るのはほぼ不可能だと思います。

    センターで250点を目指すくらいなら英検準1級・TOEICで860点以上とるほうがはるかに簡単です。

    今は多くの大学で英検・TOEICなどの外部試験を入試で利用できるようになってきています。

    受験形式によっては英検準1級やTOEICで860点以上を取れば、センターで満点換算されるところも多くあるので、センターで満点を狙うよりもはるかに有利になります。

    英語以外の科目で同じように「満点を取りたいです」という考えを持った人は、入試がどういうものなのかを理解していません。

    自分への挑戦のために満点を問りたいなら勝手にやればいいですが、大学に合格するためだけにセンターを利用するのであればお勧めしません。

    ハイレベルな受験生なら、満点を取るくらいの努力をして9割超を取るというのがよいと思います。

    追記(似たような検索が想像以上に多いので)

    すでに合格確実圏内にいて自分との勝負で満点を狙うなら話は変わりますが

    こんなふうに考えている時点で受験に失敗する可能性が高いかもしれません。

    合格するために自分が何をすべきかを理解していないからです。

    受験を理解していない人は、SWOT分析をし合格するために自分が何をするべきかを考えるべきです。

    「合格するために何をすべきか」

    自分の強み、弱みを理解し、合格するためにやるべきこと

    勉強のモチベーションが上がるとき、下がるときはどういうときか

    そういったことを一度考えるべきです。

    ちなみに

    リスニングで満点を取るのは簡単ですが、筆記で満点を取るのは英検準1級に合格するよりも100%難しいです。

    おそらく英検準1級レベルの受験生でも、1日25時間勉強をしても満点を取るのは難しいでしょう。

    1級に合格している人でも、満点を取れないと思います(私が英検1級を持っていないので何とも言えませんが)。

    英語に自信があるのなら190点前後は取れるはずですから、他の科目に時間をかけたほうが合格の可能性は高くなるはずです。

    中堅私立ならセンターいる?

    基本的に国立大学を受験しない私立専願者はセンター受験は不要だと思います。

    センター利用のほうが合格が難しくなるのが通例だからです。

    多くの高校はセンター受験を強制し、センター対策の授業を行います。

    どうせセンターを受けるならセンター利用で私立を受けようとする人が多いのかもしれませんが、センター利用で多く出願しようが合格最低点に届く可能性が低いなら受験料が無駄になるだけです。

    始めからセンターを捨てて、一般で合格することだけを考えた方が合格の可能性は高くなります。

    例外的に、センター利用で2科目(センターで2科目、独自入試で2科目)だけで受験ができるような場合、その2科目が極端に点数が良い場合はセンター利用のほうが合格できる可能性があります。

    センター後から私立大学の過去問を解き始める

    私立専願受験生がセンター後に初めて私大の過去問を解き始めたのであれば、受験勉強というのがどういうものなのかを全く知らずに1年間受験勉強をしていたことになります。

    基本がしっかりとできている国立大学受験生が、センターが終わってから2次対策をするなら問題ないかもしれませんが、私立しか受けないのに過去問を解いたことがないというのは呆れます。

    過去問を受けたこともないということは、何も考えずに学校に言われるがままセンター対策の勉強を中心にしていたのでしょう。

    私も、赤本だけは買っておきながら過去問を利用した勉強を最後までほとんどしませんでしたが、私と同じ道をたどっています(私は英語以外は学校を無視して自己流で勉強していた)。

    私は運良く合格できましたが、あなたが現時点でそれなりの実力がなければ(模試で安定してC判定以上)合格はかなり難しいものと思ったほうがいいです。

    このブログを見ている高校2年生は、過去問を解き始める時期をしっかりと把握してください。

    私立センター利用は非公開

    私立大学をセンター利用などで受験する場合、大学が合格最低ラインを非公開にしている場合が多いので調べられないことが大半です。

    でも、仮に公開されたとしてもあまり意味がないと思います。

    センター利用入試センター試験のその年の難易度によっても異なります。合格最低点は数十点違うことも出てくるはずです。

    また、大学は募集定員は変わらないのに合格者数は年度によって全く異なります。例えば、定員10名に対し30人合格者を出す年もあれば15人しか出さない大学もあります。

    さらに、センター利用は一般よりも合格者数が少ないです。昨年度は100人しかセンター利用で受験していないのに、今年は200人になることだって起こります。

    このように受験年度によって難易度が極端に変わることが多いです。

    ですので、センター利用で受験をする人は、予備校が出している合格可能性%を参考にするしかないです。

    予備校によって数字が違いますが、私なら進研模試の%にプラス5%を目標にします。

    ※ 一般入試の場合、合格者数が極端に変わっても、難易度が極端に変わったり出題形式が変わったりしない限り、合格最低点が大きく変わることはあまりないです。

    センターでうまくいかなかった私立が第一志望の人へ

    更新するついでに、追加します。

    センター試験が終わった人へ」という記事を2018年に書きましたが、これは実は教え子に向けて書いたものでした(もちろん本人には誰に向けているとは書きませんでしたが)。

    その子はセンター終了後、本当にどうしていいか分からないくらい不安な状況になっていたと思います。

    でも、センターと私立一般入試は違います。

    センターで思うような結果が出せなかったとしても、諦めないでください。

    私立一般に的を絞った勉強をして、受験する大学の過去問で合格ライン前後の点数が取れているなら合格の可能性は十分あります。

    センターで実力がを出せなかったその子は結果的に第一志望である西南に合格することができました。

    最後まであきらめず、今自分がやるべきことが何なのかを考え、残り2週間努力を続けてください。

    そして、合格してください。