高校受験の人は「高校入試前日・当日の過ごし方」を確認してください。
大学入試直前期に焦りや不安から無駄なことに悩む子も多いと思います
これから受験を控えているという人も、間違った勉強や無駄な悩みを抱えることを避けるために、参考程度に読んでください。
- 合格できますか?
- 何校受験すればいいか
- E判定でも可能性はあるか
- 参考書・教科書を完璧にしたのに合格点に達しない
- どうすれば全部正解することができるか
- 思うように成績が伸びない
合格できますか?
「合格できますか?」系の不安が多いです。
たとえば
- 模試でC判定でした。合格の可能性はありますか。
- 過去問を解いたらよいときは8割なのに、悪いときは4・5割です。合格できますか。
- 夏休み前まではA・B判定を取っていました。いまはCやDになるときもあります。合格は難しいでしょうか。
- B・C判定が多いです。合格の確証はできますか。
- 1日〇〇時間勉強しています。絶対に合格しますか。
受験なのだから合格できるかどうかなんて受けてみないとわかりません。
A判定でも不合格になる人もいるので、受験に絶対はありません。誰にもわかりません。悩むだけ無駄です。
合格できたなら、合格できます。合格できなかったなら、合格できません。全て結果が出てから初めてわかることです。
無駄なことを悩まずに、今できる最大限の努力を最後まで継続してください。
何校受験すればいいか
金銭的に許されるのであれば、10校くらい受験しても構わないと私は思います。
体調管理をしっかりとしておけば心配性で本番に弱い人は別として、連続で試験を受けても体調を崩すということはないはずです。
注意することは、関東の大学は学部によって入試の傾向が全く違う場合があるということです。
合格をするには傾向に合わせた対策を取ることが大切なので、数を打てば当たるという作戦は危険です。
自分が進学したい学部の対策を軸にし、それと傾向が似ている学部を併願校として選ぶようにすれば、おそらく6校くらいが限度だと思います。
もしくは1つの試験で複数学科を受験できる入試形態に的を絞るという作戦もあります。
地方の大学は学部によって傾向が違うということはありませんが、受験日が被るということが起こりえます。
何校受けるかは悩みどころですが、志望校となりそうな大学の入試制度を事前に確認し、自分が合格しやすい入試形態を探しておきましょう。
選び方の例
自分の実力よりも高い大学、自分の実力にあった大学、浪人をしないため滑り止めの大学の大学に振り分け、受験できるだけ受験をするという人もいます。
「試験を連続して受けると体調を崩す」と言って、10校も受けるてはだめだという考えの人もいます。
私が現役のときは大学受験のことなど何も知らなかったので、一般入試では早稲田・明治・中央・西南学院の4大学を受験校にしました。
それらの大学を選んだ理由はブランド力です。
対策ゼロの状態なのによく合格できたと今考えると奇跡でしかない気がします。
E判定でも可能性はあるか
合格の可能性が微塵も感じられない、明らかに勉強不足のE判定は現役合格は無理だと思います。
勉強しなかった自分の責任です。
今更あがいても、100%不可能とは断言できませんが、合格できないと思ってください。
しかし、本気で努力をしているけれども間違った勉強をしていたなどが原因で成績を伸ばしきれていない現役生なら、たとえE判定であっても可能性は残されています。
私が現役の時、11・12月の模試ではD・E判定しかありませんでしたが合格できました。
参考書・教科書を完璧にしたのに合格点に達しない
参考書や教科書を完璧に仕上げてから過去問を解くと決めている人が中に入るはずです。
そのような考えの人は、年明けごろになって初めて自分が受験する大学の過去問を解くことになるはずです。
そして、その多くは「完璧と思っていたのに合格最低点に達さない。これから何をすれば合格できるのだろうか。」と焦るでしょう。
そもそも、参考書や教科書を完璧に仕上げることなどできません。
一定の知識が着いたら過去問を解くべきなのに、それをしなかった時点で勉強のやり方を完全に間違えています。
「合格最低点が全く取れない」で不安に思ったのならば、残り1か月あるならまだ間に合うので、過去問中心の勉強に切り替えてください。
どうすれば全部正解することができるか
試験で5~7割くらい取れていて合格判定がB~Dをウロウロしている人の中に
- なんでこの問題が解けなかったんだ
- こっちを選んでおけば正解だったのに
- 解説を見たら納得できるのになぜ間違えた
と、正解を出せなかったことにイライラしている人もいるはずです。
このイライラを抱えている人は、自分では気づいていないかもしれないですが「どうすれば全部正解することができるか」という意識があるはずです。
自分が正解した6割を無視して、間違えた4割にしか意識がいかず、「なんで間違えてしまったんだ」と間違えた問題が1つでもあると不安になってしまうのです。
これって、間違えた問題をすべて正解にしなければならないと気が済まないということですよね。
つまり、正解した問題ではなく間違えた問題に意識が集中してしまう人は、気づかないうちに完璧を求めるいるんです。
よく考えてください。
ほとんどの大学(一般入試)の合格最低点は6割~7割です。
過去問で6割取れているなら、仮にそれが合格最低点に届いていなかったとしても、最後まで頑張れば合格の可能性は十分あると思ってかまいません。
8割以上取れるのであればそれに越したことはありませんが、8割以上取れるのは上位合格者だけです。
過去問で6割取れれば、不安になるどころか、むしろ喜ぶべきです。
そもそも、間違えた問題は本当に正解しなければならない問題だったのでしょうか。
入試問題の中には、間違えても構わない捨て問がいくつか入っていることもあります。
受験する大学に見合わないような難問が出されたり、何を問いたいのか出題意図が分からない問題もあります。
「6割取れれば十分」「間違える問題があって当然」
こう考える方が心理的不安が減り、勉強に身が入るはずです。
見直しは必要
上に書いた内容は、不正解になったところを無視しろという意味ではなく、間違えたことを必要以上に気にするなと言いたいだけです。
不正解になった問題は、見直しをする必要があります。
その問題が受験する大学のレベルからすれば絶対に正解にしておかなければならないものであれば、徹底的に覚える必要があります。
思うように成績が伸びない
合格の可能性がゼロに近いと勝手に決めつけ諦めモードになっている人は、「問題が解けない」と思うだけで「成績が伸びない」と悩むことすらないはずです。
「成績が伸びない」と悩んでいるなら、それはまだ、諦めていない証拠です。
諦めていなければまだ合格の可能性はあるので最後まで頑張ってください。