定期テストで400点前後を取っているのに実力テストになると偏差値が55前後しかない。

こんな悩みを持つ中学生は意外と多いと思います。

実力テストになると点数が取れなくなる

定期テストではある程度点数が取れるのに実力テストになると取れないのはなぜでしょうか?

細かく分けると4つの原因があると思います。

その1.範囲が広い

定期テストは範囲が指定されています。

しかも

その範囲はたいして広くありません。

学校の授業で習ったことが出され範囲が狭いから

暗記さえできれば8割前後は取れて当たり前

それが定期テストです。

一方

実力テストは

今まで習った内容すべてが範囲

になります。

当たり前ですが学年が上がるごとに範囲は広くなっていきます。

定期テストではある程度点数が取れるのに

実力テストになるとダメ

になる原因のほとんどはここにあると思います。

その2.定期テストよりも問題が難しい

定期テストは難しい問題が出るとしても1・2問です。

しかも

「ここから出すかもしれないからやっておきなさい」

少し難しい問題を出すときはあらかじめ先生が言ってくれることもあります。

だから、定期テストは

指定された範囲をちゃんと暗記・理解さえしていれば点数が取れます。

しかし

実力テストでは

定期テストレベルの問題しか解いていない子には手が出せない正答率が20~50%未満の問題もたくさん出てきます。

それらが解けなければ思うように点数を伸ばせないのは当然です。

その3.問題文が長い・資料が多い

実力テストは問題文が長いですし、複数の資料が与えられます。

こんなの読みたくないな~

と私でも問題を読むのが嫌になるくらいです。

本当に面倒なんです・・・

だから

問題を読みたくなくなるんです。

飛ばし読みをしてしまうんです。

丁寧に問題を読まず自分で勝手な解釈をしてしまうんです。

でも、そんなことをしていては正解できる問題も間違えてしまいますよね。

問題を丁寧に読めない子はここで点数を大幅に落とします。

その4.時間配分

定期テストでは出題範囲が決まっていますし基本的な問題が多く出されます。

しっかりと勉強をしておけば読んだ瞬間に答えを出せる問題も多くあるはずです。

だから

「時間が足りなくて最後まで解けなかった」

ということが起こりにくいです。

かたや実力テストは

問題文が長かったり、資料が多いのでそれだけ時間がかかります。

特に国語は時間内に終わらせられず

最後の方の問題がすべて空欄・・・

なんてことになることもあるはずです。

そんなことでは点数が取れませんよね。

実力テストで点を取るには

さ~

これで原因がわかりました。

原因が分かれば何をすればいいかも分かってきますよね。

その1.復習

まずは

実力テストに出題される全範囲の復習をしましょう。

このとき

参考書を一から読み直していては時間が足りません。

なので

インプットではなくアウトプット

つまり、問題を解いて復習をすることを勧めます。

このとき使う問題は

学校で使っているワークを利用してもいいですが、すでに書き込みがあり使いづらいかもしれません。

そのときは市販の問題集を利用してください。

定期テストで400点以上取れているのであれば

パーフェクトコース問題集

中学総合的研究問題集

などの問題集を使っていいと思います(平均前後の子は教科書準拠の参考書などを使ってください)。

 

問題を解けば自分に何が不足しているのかが見えてきます。

応用問題が難しくて解けなかったのなら

パーフェクトコースか総合的研究の参考書を使って難しい問題にも対応できるようにすればいいんです。

 

覚えておくべき公式が頭に入っていなかった

長文に出てくる単語で分からないものが多かった

理科・社会の用語が頭から消えていた

というような場合は

知識が定着していないだけなので暗記をし直せばいいだけです。

理科・社会の暗記をするときは「中学歴史が面白いほどわかる本」シリーズをお勧めします。

その2.文章を丁寧に読む意識付け

面倒くさくて読み飛ばす癖のある子は

丁寧に文章を読んで設問の意味を把握する

これを意識してください。

問題用紙を開く前に

「丁寧に全部読む」

と心の中で叫ぶんです。

これができるようになるだけでイッキに点数が伸びる子もいるはずですよ。

その3.実力テストを受ける

テスト慣れするため、実力テスト(公立高校入試に合わせて作られている地元で行われているテスト、福岡ならフクト)を年に2~4回くらい受けてください。

定期的に受けることで、出題のされ方が分かるので時間配分が上手にできるようになってきます。

地元の業者が作っているテストは公立高校入試に似せて作られているので、実力テストを受けることがそのまま入試対策にもなりますよね。

 

実力テストを受けた後は、その日のうちに復習することも忘れてはいけません。

間違えた問題を参考書を使って確認するのは当然

苦手な単元が見つかれば、その単元はすべて復習しなおしてください。

定期的に復習をすることで受験直前期に簡単に思い出すことが出来るようになるので

「あ~、理科・社会の暗記に時間が足りない」

になることも防げます。

高校生は?

高校生の場合

実力が足りないだけ

定期テストでは取れるのに模試になると取れない原因は

これしかないと思います。

暗記中心の勉強をしているので応用問題を解く力が全然できていないだけだと思うので

学校の授業内容はすべて理解するのは当然として

プラスアルファ参考書や問題集を使って一人で勉強をしてください。