国語ができるかどうか

それで決まると思って構いません。

私がトップ校を目指す子だけを集める塾を作っていたのなら、一番重視したのは間違いなく国語ができるかどうかのはずです。

他の科目は、極端に言えば、3割くらいしか取れなかったとしても

英語・数学は塾で授業を、理科・社会は市販の参考書で暗記をし演習中心の授業をすれば

公立高校入試の問題で50点前後は取れるようになります(それくらいの点を取れるようになるにはそれなりの勉強量は必要です。勉強量が少なければ50点前後どころか30点前後くらいしか取れないのは言うまでもありません。楽して高得点を取るなんて一部の天才にしかできません)。

 

英語・数学は大半の子がやれば結果がついてきます(当然、理科・社会も)。

できなければやればいいだけです。

一方国語は違います。

できる子は勉強をしなくても余裕で8割以上取れるのに、苦手な子は5割くらいしか取れない(本当に苦手な子は10点前後、私がそうでした・・・。今から考えるとなんであの問題で10点前後しか取れないのか本当に不思議で仕方がありません。答え書いてあるのになんでわからないの?と思ってしまいます)

しかも他の科目と異なり、勉強をしても伸びる保証がない科目です。

勉強をしての伸びるかどうかわからないから、必死になって国語を勉強する子があまりおらず、結果伸びていないだけかもしれませんが・・・(国語を専門に教えている講師は、勉強をすれば必ず伸びると言っているので、実際には国語も他の科目と同様勉強をすれば伸びる科目なのだとは思いますが、私には未だにそれが納得できていません。やればある程度伸びることは分かっているのですが、数学と比べても個人差がかなりある科目だと思っています。普段から文字をどれだけ読んでいるかも大きく影響する可能性が高いと思うので、本を読むことを推奨します)。

 

英語・数学は偏差値60前後なのに

国語だけ偏差値50前後

このタイプの子はなかなかトップクラスに入ることは難しいはずです。

そしてそれが続くと、実際の入試においても相当不利になります。

トップ校を目指すのであれば「国語ができる」ことが絶対条件です。

 

 

塾のトップクラスに入れるかどうかは別として

国語さえできれば、他の科目はどうにでもなることが多いので

ほとんど勉強をしていないけど定期テストでは400点くらい、模試では国語だけ異常にできて偏差値60後半を安定して取れている

というのであれば

他の科目が偏差値50以下でも(50以下になることはないと思いますが)、内申書に問題がなければ

中学3年の夏休みから本格的に勉強を始めればトップ校は十分目指せるはずです。

 

大手塾のトップクラスの授業は絶対に面白いですし、高校進学後のことも考えれば、トップ校を目指すのならトップクラスに入れた方がいいですが

この手のタイプなら独学でもトップ校に合格できるので、強制的に勉強をする環境に置かれなければ勉強ができないというのでない限り、塾に通わず自分で勉強をするのもありだと思います。