今後数年で塾業界は崩壊する?|学校教育ICT化が進んだ先に消える

最近の流れを考えると、「将来塾はなくなるか」でも書きましたが、

その記事を書いた時以上に(書いてから1年経ってないが)近い将来塾が潰れる可能性が高いと思うようになりました。

多くの塾が潰れる

ICTが普通に活用されるようになれば、科目指導に教師間の差がなくなり、誰でも子供たちに分かりやすく教えられるようになるはずです。

というより、目の前にいる先生に頼らずともICTを利用して子供が独力で学力を伸ばすことができるようになるはずです(先生の仕事が生徒のやる気を引き出すことになる)。

そうなれば「学校の成績を上げる」ことをメインに位置づけしている塾の需要がなくなります。

仮に、今現在塾でにICTを活用した指導を取り入れ生徒獲得に成功しているとしても、公教育で同じようなことが実践されれば、フランチャイズ個別指導塾や中小規模の塾が生き残ることは難しいでしょう。

「そんなことを公教育が実践できるわけがない」

と思う方もいるかもしれませんが、少しずつではありますが導入されていくことが既に決まっています(50歳以上の先生が30%以上の今、頭の固い管理職が学校の中心だろうが、その人たちが全員いなくなるころには今の20代・30代が学校の中心、そうなったときに学校は大きく変わっていると思う)。

少子化が進んでいることも考えれば、2023年くらいから個別指導塾・中小規模の塾は経営が徐々に厳しくなると思います。

科目指導に特化した塾から、将来子どもに「求められる能力」をにつけさせるための塾に変えたとしても、いずれ需要はなくなるはずです。

ICTが浸透する時期には、公立校も教科指導以外に時間を多くかけられるようになるはずだからです(20年後の公教育が今のまま変わらないわけがないと思う)。

残るとすれば、先を見越した塾経営をしている大手塾、または林修さんのように「この人から学びたい」と思われるような魅力のある個人だけ(探してみるとこの塾はすごいな~って思うところが結構あって、そういう塾はおそらく消えない)だと思います。

そうなったときに、当然のように私の塾も無くなっているはずです。

イメージしやすいように加えると

10年・15年後には

ブックオフが、いつの間にかに、地元の古本屋を壊滅状態にしたのと同じようなことが塾業界でも起こるというわけです(ついでだが、町の本屋を消したのもICTが大きく影響している)。

もちろん塾には個性があるので、古本屋がなくなったのとは全く条件が違いますが

それでも、存続が難しくなる塾は相当数出てくるはずです。

そして、残念なことに、このようなことは、塾だけでなく、社会のいろいろなところで起こるはずです。

※ 教育に関しては、国のシステムを変えることができるほど大きな権力を持っている誰かが「若い子供たちの教育にお金を使うことのほうが長期的に見たら重要だ」と主張すれば(分かっているのに選挙のことを考えなかなか実現に向かわない)、必要悪とされる塾が残るのは本当に難しくなると思います。

受験勉強だけでは危険

塾がなくるかどうかは正直どうでもいいことなのですが、

親・学校の先生・塾講師など子供の成長に関わっている人は、受験で成功するためだけに暗記中心の勉強を小中学生にさせてはダメだと思います(暗記が不要というわけではない)。

受験勉強を絶対視するあまり、「学校で上位になることが一番重要」、「勉強ができないやつら、学歴がないやつらはバカ」と人を見下すようなことを小さいときに言われ続ける

さすがに、このような偏った考えの方は現在はそこまで多くないと思いますが、

学歴は絶対に大切で「合格するなら暗記中心の勉強になるのは仕方がない」と、現在の入試では重要性が低い「答えのない問題に自分で考え自分なりの答えを出す」ことを無駄な気がすると思っている人は多くいるはずです。

「学歴さえよければどうにかなる」と言われ続けた子が

大人になって「実はそれが間違いだった」と言われても、長い間植え付けられてきた考え方が大人になってから急に変えようと思っても変えられません。

「自分は〇〇大学卒だからスゴイ」という勘違いから抜け出せず「で?学歴だけであんた結局何もできないじゃん」と、学歴に縛られて口だけの人に成り下がるかもしれません。

学歴があるに越したことはありませんが、学歴に見合う能力を身につけていなければ、その学歴が道具にすらならない時代がおそらく来るのです。

ここまで読んで「たいした大学を卒業していないあんたが『学歴が重要ではない』と言う資格はない」と思われる人も多くいると思いますが、

自分の経験を絶対視し、自分の成功したやり方だけが唯一の正しい方法だと思い込むのは子供のためにならないと思います。

見通しがつかないこれからの世の中、何が大切なのか、自分なりに考えれば、おそらく私のように「学歴は大切だが、それが絶対ではない」と思わざるを得なくなるはずです。

もし、これを読んでいる人が子を持つ親の方であれば、受験とは別に、これからの世の中どのように変化していく可能性があるかを少しでいいので意識しておいた方が、子供の成長に役立つと思います。

以上のことが100%絶対に起こるかどうかは分かりませんし、今の教育改革が大失敗し、結局は「暗記中心の勉強が大切」「学歴がものを言う」と今と変わらない状況が続くかもしれません。

しかし、ICTの活用により今までの教育が大きく変わってくることは間違いないと思います。