AI技術や科学技術の発展に伴い、私たち大人が経験したことのない時代を子供たちは生きていきます。
私たち大人が当たり前だと思っていることが当たり前でない時代、大人が常識だと思っていることが常識でなくなる時代を生きていくことになります。
とりあえず偏差値の高い大学に入っておけばどうにかなる(大学進学そのものは否定しません)、という考えは通用しなくなることは間違いないです。
今の子供たちが大人になった時に社会で生きていくために身につけておけばよいものとは何でしょうか?
- レジリエンス
- アサーション
- ソーシャルスキル
- アンガーマネジメント
- コミュニケーション力
これらは、私が3回目の大学で心理学・福祉を勉強していた時によく耳にした言葉です。
これらを小学生の時に身につけることができれば、受験・就職・結婚・子育て・老後、どのライフイベントで問題が起こったとしても上手に切り抜けられるはずです。
これらに、ロジカルシンキング(論理的思考力)、経験、知識が加われば、“なりたい自分”になれる可能性さらに高まるはずです。
目次
レジリエンス
レジリエンスは、「逆境に負けない心」「立ち直り力」「しなやかな心」などと本で表されることが多いです。
ポジティブな心を育てると言ってもいいかもしれません。
アサーション
アサーションは、「自分の気持ちを上手に伝える・相手の気持ちを上手に聞く」「自分も相手も大切にする自己表現」「自尊感情を持った自己表現」などと表されることが多いです。
人に嫌われることを恐れ、自分の主張ができない子もいます。
自分の主張を相手に上手に伝えることで、無駄なストレスを抱えることもなくなりますし、コミュニケーションも上手に取れるようになります。
アサーション能力はものすごく大切なんです。
ソーシャルスキル
ソーシャルスキルとは、「人間関係をうまくする力」と表されることが多いです。
社会生活の中で必要とされる能力を高め、さまざまな状況にうまく対処ができるようになればストレスがたまりませんよね。
いろいろな人と出会う機会がなくなってきた現代社会においては、自然にソーシャルスキルを身につける機会も減ってきています。
多くの人と触れ合う機会を作り、その中でどのようなスキルが必要になるか、自然に理解できるように導いてあげる必要性が高いです。
アンガーマネジメント
アンガーマネジメントとは、「怒りをコントロールする」「感情のコントロールをする」「イライラをなくす」と表されることが多いです。
怒りのコントロールが必要なことは大人なら誰でも分かると思います。自分がどういうときに怒りやすいのかを知り、どうすることで怒りを抑えられるかを知っておけば、生活がものすごく楽になりますよね。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は特に書く必要もないと思います。「話す・聞く力」ですね。一方通行の会話ではなく、会話のキャッチボールをできれば、意思の疎通ができるようになりますよね。
コミュニケーション能力を高めるには話す力・聞く力・読む力(理解力)が必要です。自分が話したいことを一方的に話す人がたまにいますが(そのような人は、発達障害の場合もあります)、一緒にいて疲れます。
また、そういう人と一緒にいると不快に思うこともありますよね。そう思われない為にも、コミュニケーション能力を高めましょう。
ロジカルシンキング
ロジカルシンキングも特に書く必要もないと思います「論理的思考力」ですね。
難しいものを単純化し他人に分かりやすく説明できる力を身につければ仕事もスムーズになるし、コミュニケーション能力も高められますよね。
経験
経験とは、実際に見たり聞いたりすることです。
動物園や水族館に行ったり、山に上ったり海に行ったり、外国に行ったり、友達と遊んだり、殴り合いのけんか、恋愛をしたり、家族で食事に行ったり、年齢の違う人と話をしたり、どんなことでも経験になります。
家にいてテレビを見ることも勉強を一日中することも経験ではあります。しかし、実際に自分がその目で見たり、聞いたり、やったりしたときに感じるものとは質が違います。
勉強だけでなく、いろいろなことを実体験することで自ら行動ができる人になっていくと私は思っています。
知識
知識は、受験に必要な知識、社会人として必要な知識、どのような知識が必要なのかは置かれている状況によって異なります。
小中高校生は現行の入試制度が続くのであれば、合格をするための基礎知識は絶対に必要になります。
高校にも大学にもどこにもいかないというのであれば、自分が将来生きていくために必要だと思う知識をつけましょう。
音楽・お笑い・レストラン経営者・料理人どんなものになるにしろ、やりたいことが決まっているならそれに必要な知識をつけるんです。
何もやることがないのなら、とりあえず受験勉強をやりましょう。
受験勉強をしっかりとして、同じように能力を高めてきた人がたくさん集まる高校・大学に進学すれば、いろいろな経験をすることができます。
何も努力をしない人(中学生までの私)、口だけの人ほど見ていてかわいそうで恥ずかしいものはありません。