「やりたいことがありません」

やりたいことって何なんでしょうかね?

どうやったら見つかるんでしょうかね?

    私の場合

    私も中学生の時は何もやりたいことがありませんでした。

    部活がないときは決まって古本屋巡り(部活もサボって2年の終わりころに1度レギュラーから外されたのでそれ以来まじめに。「練習に来ないやつは試合に出さない」と、試合に出してくれいないことに驚いた)

    夜は家でマンガを読むかゲーム。

    単身赴任で父親がいないから誰も注意する人がおらず、中学3年間ダラダラした生活が続く。

    3年の2学期だったと思いますが、1ヶ月ほど学校をさぼり続けたこともあります(その後から少しずつまじめになる)

    こんな生活をしていては、やりたいことなど見つかるわけがありませんね。

    高校は高校で、勉強三昧

    高校1年の時は学校の定期テストで学年1位を取るために必死に暗記

    入試の時は大学に合格するために必死で勉強

    大学に入ってからは、お笑いが好きだったこともありお笑いサークルの立ち上げメンバーに参加(早稲田大学のお笑い工房ルード)

    将来はお笑い芸人になりたいという夢がやっとできました。

    笑っていいともの素人出演コーナーで一人で挑戦したり(その後サークルメンバーの3人と一緒に挑戦)

    結局才能がないこと、大した夢でもなかったことに気づき、お笑い終了(今でもたまにやりたいな~と思うことはありますが)

    思い返してみると、大学を卒業するまでの間にやりたいことはたくさん出てきましたが「本気でこれをやりたい」ことはなかったような気がします。

    「やりたいことって何かな~」なんて考えて生きてこなかったので、やりたいことがでてくることなどあるわけがないですよね。

    そのときそのときで、面白いと思えるものをとりあえずやるだけで…

    でも、今はやりたいことが見つかっています。

    なぜ見つかったか?

    いろいろなことを自分で考え、何かをやり続けているからだと思います(私は会社に属していないので自由な環境にいるからできたことかもしれませんが)。

    「やりたいことがない」と悩むのではなく

    「これって面白そうかもしれない」

    「今の常識って本当にこれからも常識のままなのだろうか?」

    自分が少しでも興味があることを基準にいろいろと考えていたら、やりたいことは見つかると思います(周りからは馬鹿だと思われるかもしれませんが)。

    だから、やりたいことが見つからないなら「とりあえず何かをやってみる」ということが大切なのかもしれません。

    「何かをやってみるってそれが分からない」という人も、とにかく何かをしてみてください。

    それでも「何もない」というのであれば、それは親から強制的に何かをやらされ続けた結果、自分の興味関心がどこにあるのかを見つけられなくなっているのかもしれません。

    そうだとしたら、抜け出すのは簡単ではないかもしれません。

    「自分の今までの人生って何だったの?」という悩みにまで発展するかもしれません。

    自分がそういう状況にいる思ったら、

    やっぱり、それでも、自分で考え何か行動を起こしてください。

    大学生

    私は大学3年の時から弁護士を目指して、卒業後の2年を合わせて、4年ほど勉強をしていました。

    当時は本気で弁護士になりたいと思っていましたが、「弁護士になれたらかっこいいし、モテるだろうし、お金も稼げるし」としょぼいものです。

    そのまま続けていれば確実に司法崩れになると不安になり諦めたのだから、たいした夢でもなかったというわけです。

    もしあなたが、こんなしょぼい夢すら持てずに悩んでいる人のなら、とりあえずいろいろな経験をしてみてはどうでしょうか?

    おそらく、そういう悩みを抱えている人って、素直で親の言うことをしっかりときき、そこそこの大学に進学したけれど、受験勉強しかしてこなかったのではないでしょうか(もしくはダラダラと無駄に人生を送っていただけの人)?

    学校の勉強が絶対、それ以外は何も親から教えてもらっていない、そんな感覚が体に染みついているから、「やりたいこと」が見つからないのかもしれません。

    だとしたら、自分の意志で何か行動してみてはどうでしょうか?

    何も行動せずに一人で悩んでいてもやりたいことなんか見つかりません

    何も考えずにダラーっとしていたら「おっ、やりたいことが急に湧いてきた」なんてことは起こらないのです。

    いろいろな経験(それがたとえそのときは無駄と感じたとしても)を積み重ねることで、「あれ、これ面白いかも」という気持ちが出てくるのではないでしょうか?

    「やりたいことがない、やりたいことがない、どうしたらやりたいことが見つかるだろうか」と悩む前に、何かをしてみましょう。

    バイト、旅行、イベントに参加する、起業家の人に会える機会があれば会ってみる、読書(雑誌含む)などでもいいと思います。

    高校生が志望校を決める時期

    中高生

    ついでに中高生へ

    将来の夢、やりたいこと、仕事などが中学生もしくは高校生ころになると気になり始めると思います。

    小学校の時に何も考えずに「〇〇になる」「〇〇やりたい」といったものとは異なり、「大人になったら自分はいったい何をしているのか」を本気で悩んでいる子も多いはずです。

    しかし、多くの中高生は「学校」と「家」の狭い社会でしか生きていません。

    狭い範囲でしか生活をしていないと、自分の将来を考えようとしても、「世の中に何があるか」「自分が何をすることができるか」を知る術がありません。

    狭い範囲でしか生きてきていない子は「これをやりたい」と思えるものを探すのは不可能に近い。

    この不安は考えれば考えるほど深みにはまってしまうはずなので「そういう悩みを持ったことそのものに価値がある」という逃げ場を作るのはどうでしょうか?

    悩むのをやめて「今探すのは難しい、だから今やるべきこと自分で考え真面目に取り組み、自分の能力を高めておく」というプラスな感覚を持ちましょう。

    そういう感覚でいれば、やりたいことが見つかる可能性が高まるはずですし、いざ「やりたい」と思えることが出てきたときに実際にそれをすることができるようになるのではないでしょうか。

    もう1つ付け加えるとするなら、「受験勉強がすべてではない」ということです。

    中学生なら、友達と会話を楽しんだり、外で遊んだり、ゲームをしたり、映画や本を読んだり、受験に必要な科目以外で興味のあることを勉強してください。

    いろいろな経験をすることで、世の中に何があるのかが自分なりに見えてくるんです。

    そして自分で自分の周りで起こっていることを考えてみてください。

    学校のテストで高得点を取れないから「自分で考える」なんて無駄だ。

    学校の勉強も大切ですが、それと同等に大切なのが「自分で考える」ということだと思います。

    話が脱線しますが最後に

    学校の先生・塾の先生が言っていることが必ずしも正しいわけではない、ということも覚えておいてください。

    学校の先生や塾の先生の多くは社会経験がないのだから、子供に将来のことを語るのは難しいです(私を含め)。

    生活スタイルや価値観、社会の在り方が全く異なっているので、大人たちが子供だったときに正しかったことが、今の子供たちにとって絶対的に正しいということなど言えるわけがありません。

    そうであるのに、大人たちが何も考えずに、自分の価値観が絶対だと思っているとすれば、それは、勝手な思い込みや理想を語っているだけで、

    言われるがままそれを実践してしまえばこれから生きる子供たちにとってプラスどころかマイナスになる可能性もあります。

    「なぜそうなの?」と思うことがあれば、大人に対してなぜそのように考えているのか聞いてみてください。

    「やらなければだめだからやらなければならない」

    そんな答えしか返ってこない人とは話し合いにはならないので、しっかりと自分の考えを持っている人を探して話してみてください。

    中学生が受験校を決める時期