高校生が志望校を決める時期

高校生が志望校を決める時期について、以下の順で書いています。

  1. 決める時期
  2. やりたいことがないのは当たり前
  3. 大学(学部・学科)は偏差値で選ぶ
  4. 学びたいことがある場合
  5. 文学部は就職ができない?
  6. 一発逆転したいなら(私の場合)

高校受験は「中学生が受験校を決める時期」を参考にしてください。

決める時期

本気で大学受験をするつもりの人は高校3年の4月の時点で決定するべきだと思います。

この時期に決める志望校は、高校2年までの成績など無視してかまいません。

今の自分の成績をもとに受かる大学を選んでしまうと、「なんとかなるでしょ」と勉強に集中できず、結果として合格できるであろうと思っていた大学にさえ合格できなくなるかもしれません。

声を大にして言いたいのは、中堅以上を目指すのであれば大学入試は高校入試のように甘くないということです。

「高校入試の時は夏休みから本気でやったらすぐに偏差値が60近くになったし、大学でもそうなるだろう」などと思っていては、入試直前2か月ころには4月の自分の考えを後悔することになるでしょう。

直前期どころか、夏休み前には後悔していることになる可能性すらあります。

上を目指す

英語・数学がそれなりにできるのであれば、他の科目の偏差値が50前後でも東大・京大以外であれば合格の可能性が十分残されているはずです。

中堅私立大学受験」を考えているなら、英語がよほど苦手(英検3級レベル)でない限り1年間でどうにでもなります。

中学の時にトップレベルだったのに高校に入ってから成績が激下がりをした偏差値の高い進学校に在籍している人であれば、偏差値50以下からでも「早稲田・慶應」に合格できるかもしれません。

自分の志望校を設定し、早い段階で目標をもって努力を始めてください。

遅くなればなるほど合格が遠のきます。

やりたいことがないのは当たり前

  • やりたいことがないのに大学に進学してもいいのか
  • 周りが大学に行くから自分も行くという理由で進学するのは危険じゃないか

と悩む人もいるはずです。

しかし、世の中に何があって自分が何ができるのかを考えたこともない高校生が「自分がやりたいこと」を見つけられるわけがありません。

むしろ、中学・高校のとき勉強をしたくないから「高卒で就職」すると言って、「なんとなく面白そう」「小さいときからの夢(この夢が本物なら話は変わるが)」という理由で

  • パティシエになりたい
  • ネイリストになりたい
  • 保育士になりたい
  • 自動車整備士になりたい

と考える方が危険です。

10代のころに考える夢など、夢でないことが多く、「夢」と言っているものはころころ変わります(変わって当然、変わった方がいろいろな視野ができて良い)。

だから、「やりたいことがないから大学に行く」というほうが、早い段階で自分の将来を決めてしまうよりも自分の適性に合った仕事を見つけることができて良いと思います。

何もすることがないのであればとりあえず大学に進学し、大学で社会を知るためにいろいろな活動をしてください。

※ 今後教育課程が変更され、高校生が本気で自分の将来について学ぶ機会が増えれば早い段階で自分の興味・関心を見つけられるかもしれません。しかし、これからの社会は変化に対応する力がなければ生きにくくなってくるはずなので、職業を1つに絞るという考え方そのものが否定されるときが来るかもしれません。

参考:勉強をする理由

大学(学部・学科)は偏差値で選ぶ

特に学びたいことが決まっていないなら、その時に一番おもしろそうだと思える学科を偏差値の高さで探せばいいと思います。

偏差値で選ぶのではなく自分の興味関心に基づいて大学を選べという人がいるかもしれませんが、私の考えは全く別です(そもそも、自分の興味関心が何かに気づいている高校生は少ない)。

仮に偏差値60超の人が、自分がやりたいと思える学科が偏差値40台の大学にしかないと思い(込み)、その大学に進学したとします。

実際に入学してみると、

「自分のやりたいことをしようと思って何ランクも上の大学に合格できる実力があったのに今の大学を選んだ。しかし、周りは、入れる大学がここしかないからという理由で選んでいて目標も何もない。」

と、周りの多くが努力をした経験がなく何事にもやる気がない学生であることに苛立ち、「なんでこんな大学を選んだんだ」と後悔するかもしれません。

また、偏差値の高い大学に進学した人で「偏差値ではなくやりたいことをもとに選ぶべきだった。完全に失敗。後悔しかない」という人もいるでしょう。

しかし、そのような人が仮に低偏差値の大学に進学していたとしたら

  • 大学名で自分を判断される
  • イメージとかけ離れている大学だった
  • 結局やりたいことができなかった
  • やっぱり偏差値で大学を選んでおけばよかった
  • 学歴社会のせいで思うような就職ができなかった

となるのではないでしょうか。

なので、特にやりたいことがないのであれば、できるだけ高い偏差値の中から全く興味のない学科を選択肢から削除するという消去法で学部・学科を決めればよいと思います。

低偏差値の大学へ進学を考えている人も多いので、ついでに書いておきます。

努力をしないでも入れる大学に4年間400万円以上のお金を投資するのはもったいないです(借金(奨学金)を考えているならなおさら)。

努力をしないでも入れる大学に入っても努力をしない人が集まっているだけで、得るものが少ないです(成長する気がないなら大学進学は無駄でしかない)。

少なくとも4年・400万以上の投資をする価値はありません。

時間とお金を無駄にするくらいなら専門学校に入って職業に直結することを学ぶべきだと思います。

 高校の教育課程が自分の興味関心を見つけられるようなものになれば「偏差値ではなくやりたいことで大学を選べ」となるのですが、そうなるためには少なくともあと10年はかかるでしょう。

学びたいことがある場合

大学を選ぶとき、

  • 文学部は就職先がない
  • 環境系の学部にいったら就職先が限られるし転職をするときに潰しがきかない
  • 商学部に行かなければ貿易系の会社に就職するのは難しい

など様々なことが言われていますが、少なくとも文系学部ならどこに進学しても就職に影響することはほとんどないでしょう(影響するのは大学名だけ)。

本気で学びたいと思っていることがあるあら、それを学べる大学を探し、その大学の教育力を自分で調べてください。

そして、自分の能力を最大限高められると思えるところに、偏差値を無視して進学してください。

本気で学びたいことがあり、その大学でしかそれが学べないのであれば、偏差値や周りの人がどうであれ、自分の能力を伸ばして一流と言われる大学に進学するよりも自分の可能性を広げられるはずです。

中学生・高校生の進路の決め方

文学部は就職ができない?

そんなことはないと思います。

就職できるかどうかは、個人が就職についてどう思っているのか、どういうところに就職をしたいのか、自分が何をしたいのかなどが影響するだけで、〇〇学部だから就職に不利ということはないはずです。

文学部には就職希望の意思を大学に示しつつ、中途半端に大学院に進学して研究をしたいと考えている人がいたり、公務員志向の強い人が集まっていて、結果として進学も公務員合格にも至らなかった人が多くいるのかもしれません。

また、もともと就職に向いていない人が文学部を選んでいる可能性も考えられなくはないです。

文学部で歴史や文学や哲学などを学びたいと思っている人のタイプと、合格できるならどの学部でもいいが文学部には興味がないというタイプを比べ、就職に向いているか向いていないかの研究をすれば、面白い結果になるかもしれません。

いずれにしろ、文学部でも就職を意識してやるべきことをやれば普通に就職ができると思って間違いないありません。

能力さえあれば、文学部だろうが経済学部だろうが法学部だろうが文系学部ならどこでも同じです。

もし就職をしたいのであれば、学科の勉強とは別に自分で経済・政治・社会を学べばいいのです。

英語・フランス語・ドイツ語学科などに入ったらネイティブ並みに外国語を使いこなす力を身につけながら、経済・政治・社会を自分で学べばいいのです。

だから、文学部で自分が学びたいことが学べるのであれば文学部に行くべきです。

一発逆転したいなら(私の場合)

最初の目標を決めたのは高校に入学する前です。

当時、私の母校には「福岡大学2名合格」という横断幕が高校に大きく掲げられていました。

体験授業や入試当日にそれを見て「この高校からでも頑張れば福大に合格できるんだ」と思い、入学後は福岡大学に合格するできるならと必死に定期テストの勉強をしました。

この時の私の成績は「私の偏差値推移」に書いている通り、偏差値38です。

「福大を受験する」と口にしたところで、高校の先生からも「お前のような馬鹿が何言っているの?」と思われるほどです。

実際に、高校1年のときに「本気で勉強をするから特進の放課後課外を受けさせてください」と担任の先生にお願いしましたが「無理」の一言で終了しました(翌年強制的に特進に入りましたが、このころは自分で勉強をする方が成績が伸びると確信していたので普通科に残してくれと頼みましたが、勝手に特進に移動させられました)。

バカ高校と言われている母校の入試でさえ1問も分からず、適当に記号を埋めて(名前を書くだけで)合格をしたレベルだから、先生たちが相手にしてくれないのも当然です。

そのような状況でも、授業終了後学校が閉まる夜の7時まで残って勉強をし、家に帰ってからもずっと勉強をしていました(1日5時間はしていたはずです)。

もし、1年の最初から「福大に合格する」という目標を立てていなければ絶対に勉強を継続してできていなかったと思います。

なので、自分の実力以上の大学に進学したいと本気で思っているのなら、私のように高校1年で思い切って志望校を決めたほうがいいと思います。

参考:中学時代成績悪かった高1が早稲田・明治・法政・立命・近畿大等受験

高3

高校2年の7月の進研模試を最後に高校2年の間は模試を受けなかったので、自分の実力がどの程度なのか全くわかりませんでした。

しかし、自分の成績がどの程度なのか全く分からない高校3年進級時に「早稲田大学」と「慶應大学」を志望校の中に入れていました。

「絶対に受かってやる」という気持ちがものすごく強かったので、とにかく偏差値の高い大学、中学時代には想像すらできなかった大学を受験しようと決めました。

このときは「これだけ勉強しているのに福大なんかに進学などできない」という強い気持ちを持っていました。

そして、入学当時「福大に絶対に合格する」という気持ちはゼロになり「福大など絶対に受けない」と決めていました。

もし、このときに「福大を滑り止めで受ける」という気持ちが少しでもあれば、あそこまで勉強はできていなかったはずです。

「福大など眼中にない。絶対に早稲田に合格してやる」と決めたことが、偏差値38から現役で明治・中央・西南学院大学合格するという滅多なことでは起こりえないことを現実にしたのだと思います。