フクトで1桁しか取れないことがあるかないか、とのことですが
勉強をしていなければ起こり得ます。
私も中学生だったときにフクトを受けたことがありますが
国語も英語も1桁を取ったことがあります(その他の科目は記憶がありませんが、5教科合計で100点を超えた記憶はないので、良くても20点台だったはずです)。
英語なんか1問も分からないので選択問題を埋めるだけだったので
1桁を取るのも当たり前です(大袈裟に言っているのではなく本当に1問も分からなかったので選択問題がなければ99%ゼロ点しか取れなかったはずです)。
国語は日本語で書かれていますが、本当にまったく勉強をしていなければ1桁だって取れてしまうんです(選択問題が比較的多いので国語で1桁は相当運が悪くなければとるのは難しいが、それでも1桁を取ることはなくはない)。
数学は、まったく勉強をしていなくても6~10点はとれるのが普通ですが、0点を取る可能性がある特殊な科目です(英語・国語のように選択問題がほぼないですし、計算方法が全く分からなければ0点を取ってしまう可能性はあります。ただし、学校に通っておらず教科書すら読んだことがないという場合を除き、普通であれば超基本的な計算ができないということは考えられないので、数学で0点~5点しか取れていない場合は、数学が極端に苦手な可能性は高いと思います)。
ただ、このような結果を取るのは
あくまでも勉強をしていない場合であって
人並みに勉強をしているのに1桁をとるということはどの科目においても通常は考えられないと思います。
1日1時間の勉強を(闇雲にではなく点を取るための勉強)毎日しているのであれば
模試直前1週間くらいで範囲内の事項を復習すれば偏差値50以下になることは考えにくいです(点が取れなかったから人間的にダメなんてことはなく、そういう一面があるということを認めてあげる、そういう状況に気づいてあげる、そして、それなら何をするのがその子にとってプラスになるのかを示してあげることが大切。当然、今できないだけで、努力を続ければ気づいたときには上位になっているなんてこともあるはずですし、時間はかかっても少しずつできなかったことが出来るようになるかもしれませんが、そうならない可能性だってあります。勉強をやり続けてもできない状況がずっと続けば、努力そのものに価値はあったとしても、努力の結果手に入れられるものがほとんど何もないことになりかねない。だとしたら、勉強に時間をかけることに意味があるのか。ということは考えるべきだと思う)
もしそのような結果になっているのなら
なぜそのような結果になっているのか
勉強のやり方、集中力、暗記力、理解力などを見てあげるべきです。
「なんでこんな点数しか取れないの!!」
といったところで何も変わりません。
勉強が極端に苦手な可能性が高いのに
「そんなことはない」
と目を背け
「もっと勉強しなさい」
と叱りつけるのは子どもにとって辛くてたまらないですし
「自分は人並みに努力はしている。言われた通りの点が取れるのなら、言うこと聞くからそのやり方を教えてくれよ。どうすれば点が取れるか教えてくれよ。」
となるはずです。
辛いはずです。
人は全員同じ能力を持っているわけではありません。
勉強だけでなくすべてにおいて個人差があります(極端に勉強が出来なかったり、平均は取れても上位を目指すのは難しい。ほとんど勉強をしていないのになんでもできてしまう。こういう差は間違いなくあります。極端にできる場合やトップ校を狙えるくらいの実力があれば1回だけ個別に授業をすればある程度見えてしまいます(小学生の時はまだまだ発達途中なのでなんとも分からないが、中学1年くらいになっていれば能力差が明らかにみられるようになっています(もちろん発達が遅いだけで中学3年まではやってもできなかったけど高校3年になり勉強に目覚めたら急にできるようになったということも起こり得ます。どうしても気になるのなら検査をしに行くべきだと思います)。
できないものはできない。
それに気づいてあげようとせず
結果だけを見て
なんでこんな点を取るんだ‼
気持は分かりますが
そのような怒りをぶつけるのは害はあっても利はありません。
できない可能性がものすごく高いにもかかわらず
もっとやれ
やれ
やれ
と言い続けては
「自分は何をやってもできない」
と思い込んでしまい、何においてもやる気がなくなってしまう可能性も高くなります。
ここでの「やる気」は
勉強面においてだけではありません。
勉強以外の面でもやる気がなくなってしまう可能性がでてくるはずです。
人間には良い面、悪い面、得意な面、不得意な面があります。
勉強が苦手だったとしても別の面でいいものを持っている可能性が高いです(というより絶対に何かしら得意な面は持っている)。
勉強だけしか見てあげなければ
勉強ができない、苦手というだけで
すべての面において自信を無くしてしまう可能性もでてきます。
勉強が苦手なら、勉強以外で得意な部分を見つけてあげ
それに力を入れるようにしてあげることが大切なはずです。
人並みの努力は確実にしているのにそれでも平均に達さない
そういう状況にあるのなら
まずはどういう状況なのかを見てあげてください。
気付いてあげてください。
勉強が極端にできないという状況も個人差があります。
全科目1桁しかとれない場合もあれば10点~20点は取れる場合もあります(全科目1桁しか取れないという場合、極端に苦手だということが気づかれやすいはずなので、注意して見てあげなくてはならないのは勉強をそれなりにしているのに10点~20点くらいしか取れない場合だと思います)。