平均点が取れないのに無理して普通科に進学させるべきか

「平均点が取れない子供に無理して普通科に進学させるべきか」と悩んでいる親は意外と多いと思います。

私個人の意見としては、公立中学の定期テストで平均点が取れない子が普通科への進学することを勧めません。

  1. 興味関心で学科を選ぶ
  2. 勉強で努力ができない子
  3. 絶対に普通科はやめるべきか
  4. 高校卒業後でも変われるか?

興味関心で学科を選ぶ

平均点が取れない原因は大きく分けて2つ、①全く勉強をしない、②どれだけ勉強をしたとしても勉強ができない、のどちらかです。

どちらが原因だったとしても、普通科へ進学するということは高校3年間でも中学と同じことが繰り返えされるはずです。

中学の定期テストで平均点をとれない子が高校に進学してから急に勉強ができるようになることはほとんど起こりえません。

普通科に進学したら名前を書けば合格できるような大学に指定校推薦で進学するか、専門学校か就職のいずれかになる可能性が高いです。

そうであるなら、普通科に進学して大学受験の勉強をするのはもったいないです。自分の興味関心で学科を選んだほうが、充実した高校生活を送れるはずですし、将来の選択肢が増えるはずです。

高校には商業・工業・芸術・総合学科、スポーツ・調理師・音楽・福祉・演劇など特色のある学科もあります。

普通科以外の選択肢を親が示してあげることで、自分の進路を本気で考えるきっかけにもなるはずです。

無駄に受験勉強で時間を取られるよりも、普通科以外の学科で自分がやりたいことを見つけ、それに向かって努力をするほうがよっぽど子供にとってよいと思います。

勉強で努力ができない子

何もしないでただ無駄に時間を過ごし、楽な方に逃げ続ければ、選択肢が狭められ苦しい状況に追い込まれる可能性が高くなります。

中学の時に全く努力をしなかった人は、少しでも自分の関心のある学科を選び、無駄に時間だけが過ぎる高校生活を送らないようにしてください。

普通科に行っても勉強をするようになることはまず考えられません、IT・建築・自動車・音楽・演劇・芸術・スポーツ、どのようなことでも構わないから努力ができそうな学科を選んでください。

受験勉強をすることだけが努力ではありません。

大学進学が唯一の選択肢ではありません。

自分の興味関心のあることで努力をすれば普通に道は開けてくるはずです。

普通科で無駄に3年を過ごして時間を捨ててしまうよりも、やりたいことで努力をする高校3年間のほうが絶対に良いです。

受験勉強に意味を感じていない子、大学進学に意味を感じていない子は、将来特にやりたいことが決まっていない子は、普通科以外にどのような学科があるのか調べてください。

その中で、興味がひかれた学科がある高校に体験をしてください。

そして、高校3年間で自分を成長させてくれそうな高校を選んでください。

ただし、勉強をすればできるのに勉強をしないのはもったいないです。福大以上の大学に進学することができるのであれば大学に進学したほうが自分の可能性を広げることができるはずです。

「面倒だから」という理由で勉強をせず、自分の可能性を自分でなくしてしまうことにならないように親は子供に勉強習慣をつけるようにすべきだと思います。

参考:高卒で就職をすることについて

絶対に普通科はやめるべきか

私は中学3年のときに偏差値が30台で、高校1年の入学時には誰からも大学に進学することはできないと思われていました。

しかし、そこから勉強を必死になり明治大学に現役で合格をすることができました。

ここでは詳しくは書きませんが、大学進学ができたことで自分の選択肢が広がったことは間違いないです。

受験勉強をすることで自分には可能性があるということにも気づくことができ、自分のやりたいと思うことが見つかればそれに向かって努力ができるようになりました。

結果、希望する職業に就くことはできませんでしたが、塾講師としての今の仕事を楽しくできているのは、高校で必死に受験勉強をしたからです。

もし、私のように高校に入ってから本気で受験勉強をして大学に進学する気持ちがあるのなら、普通科を選んでも構わないと思います。

ただし、努力をしたことがない子にとって継続して努力をし続けることは難しいです。中途半端な気持ちでは普通科を選ぶのはお勧めできません。

自分の興味関心を基準に学科を選ぶことを勧めます。

参考:私の偏差値推移

高校卒業後でも変われるか?

変われる可能性は高くはないと思います。

中学・高校で努力をすることがその後の人生に大きな影響があり、それを逃してしまうと自分の選択肢が狭まることは間違いないです。

しかし、自分の将来に危険を感じ何かをしなければならないと本気で考えるようになったら変われるかもしれません。

以下、高校時代努力をしなかったけれども、その後の努力で自分を変えたという例を挙げておきます。

私の兄

私の兄なのですが、高校で勉強をしなかったので簿記専門学校に進学することになりました。

しかし、専門学校を1年でやめてしまい、最終学歴は高卒です。

専門学校をやめてからは、若くて最低限のコミュニケーションが取れれば誰でも就職できる、犯罪ではないが悪徳と言われても仕方がないであろう訪問販売会社に就職をしていたみたいです。

その後、兄は勉強をしなかったことを後悔し、改めて専門学校に入り直し宅建の資格を取得しました。

勉強をしてこなかった兄にとっては宅建ですら合格するのは難しく、初めて受験した時は1点差で不合格になってしまいました。

翌年なんとか合格はしたものの、普通の会社は大卒であることが最低条件なので、面接すら受けさせてもらえなかったみたいです。

大卒の資格はないが宅建の資格を持っていたことで、大卒が条件だったが面接を受けさせてもらうことになり、なんとか小さい不動産会社に就職が決まりました。

その後、会社倒産や引き抜きなどがあり、今では東証一部に上場している不動産業界ではかなり有名なところの社員(周りは同志社・関西・立命館大学などそれなりの大学を卒業している人ばかりで高卒は兄だけ)をしているとのことです。

私の兄のような経験をしたことがある人はどれくらいいるでしょうか。

おそらくほとんどいないはずです。

努力をしたことがないまま社会人になってしまうと、努力ができる機会すらなくなるはずです。

いろいろな偶然が起こって初めて今の兄がいるのです。

兄の言葉

今の仕事は、宅建さえ持っていれば就職ができるというだけで決めたもの。

生活をするために仕事をしている感がある。

中学・高校の時にしっかりと勉強をしていればもっと違う会社で自分が好きなことをできていたかもしれない。

今、中学生に戻れるなら絶対に勉強をして大学に進学する。

まともに生活ができている今でさえ、勉強をしなかったことを後悔している。もし、今のような生活ができていなければ、どうなんだろう。勉強をしなかったことを後悔するのか、それとも、自分の置かれている状況は自分が招いたことだとも気づかず、日銭を稼ぐことも難しい生活をしていたかもしれない。