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大学受験用のシステム英単語は「高校生で知らない人はいない」というくらい知られています。これはその中学生版です。
目次
構成
ステップ1~4まであります。
- ステップ1:中1レベルの英単語・英熟語500
- ステップ2:中2、中3レベルの英単語・英熟語500
- ステップ3:高校入試に必要な英単語・英熟語500
- 高校英語への英単語・英熟語200
最初に英語の短い文が提示されています。その中に出てきた重要単語をピックアップして暗記をしていきます。
例えば、ステップ1の9項に次の文があります。
She is talking to her son on the phone.
その例文の下に
talk:話す、しゃべる
★speakとtalkは似た意味だが、talkはやや長い話に用いる
talk to (人)「(人)に話をする」
talk about A「Aについて話をする」
on the phone:電話で
というような構成になっています。
また、例文に含まれる重要な文法事項があれば「文法チェック」にまとめられています。
この例文では進行形が使われているので進行形の説明がある程度詳しく書かれてあります。
英単語の参考書なのにここまで文法の説明がされている参考書はほかにないと思います。
以下、「はしがき」に書かれてあることを引用します。
本書の<キー・センテンス500>は中学の全単語・全熟語を含んでいるだけではありません。時制、不定詞、分詞、関係詞など、中学で学ぶ英文法や会話表現など重要項目もすべて含んでおり、登場順も主要教科書に合わせています。
少し誇張しすぎかとは思いますが、本屋で立ち読みをして自分に合っていると直感的に思えたら利用をしてもいいと思います。
CDが無料でついているのでお得感はあります。
この参考書を勧められる人
偏差値60以上のトップ公立校や難関私立を受験する人です。
偏差値50台の中堅公立高校を受験する人が使ってもいいのですが、「これはステップ2ではないだろう・・」「なんでこれがステップ3に?」と思うものがたくさんあり中堅公立校には不要な単語が見られます。
中堅公立校を受験する人がこれを使うのであれば、単語はステップ2までで充分だと思います。
ただし、「システム英単語」は見にくいです。偏差値50台の中堅公立高校を目指している人は、辞書型(単語だけがひたすら書かれてあるやつ)の単語帳を使った方がいいと思います。
なお、システム英単語のように短い例文ではなく、長文の中で単語を覚えたいという人はZ-KAIの「速読英単語」を利用してください。(ただし、「速読英単語」はあまりお勧めできません)
中学版システム英単語・シスタン中身
中学版のシステム英単語の中身がどうか?という検索が意外と多くされています。
ブログで一応レビューを挙げましたが、はっきり言ってあまりお勧めできる参考書ではありません。
定期対策はできないことはもちろん、公立高校受験にも利用しにくいです。
シスタンを使うくらいなら、教科書の後ろの索引を利用して単語を覚えた方がいいと思います。
高校で使うシスタンとは全くの別物と思ってください。
なお、中身についてですが、どうやら画像をUPすると著作権的に問題があるみたいなのでUPすることはできません。
立ち読みしてください。
定期テスト対策に使えるか?
本のカバーに次のようなことが書かれてあります。
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中学英語にも、『シス単』。
英単語・英文法・英会話など中学英語のすべてを<キー・センテンス500>に凝縮!
これ1冊で中1の定期試験から最難関の高校入試まで対応!!
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中学生向けの参考書によく書かれてある「定期試験から!!」という文言はあまり信用しない方がいいです。
システム英単語を使って公立中学の定期テスト対策をするのはあまりにも非効率です。絶対に定期対策に使ってはいけません。
定期対策にならないのに「定期テスト対策」と書かれてあるのは、おそらく、そう書かないと売り上げが伸びないからだと思います。
素人には中身の判断などどうせできないだろうから「定期テスト対策」と、とりあえず書いておけ、という感じなのかもしれないです。