書きたいことは山ほどあるのですが、深く突っ込んで書くと意見の食い違いが争いの種になるので

本の紹介だけをしておきます。

今回の人種問題について中学生でも十分に読め、考えることが出来る本は

プレイディみかこさん(修猷館卒)の「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」

「砂糖の世界史」

文字を読むのが苦手だという子は

「ゆげ塾の構造がわかる世界史」

から入ってもいいと思います。

すべてマンガ(普通の漫画のように絵がキレイで教育マンガとは思えない)ですが、「へ~そうなんだ」と世界史の面白さをしっかりとつかめるはずです。

マンガを読んだ後に「砂糖の世界史」に移れば頑張って読めるようになるかもしれません。

アマゾンで値段をチェックしたらゆげ塾のまんがは正規の値段で売られておらず、ぼったくりの値が付けられていたので注意してください(Kindle Unlimited 会員なら無料で読めます)。

 

ここまでグローバリゼーションが進展した現在、少なくともヨーロッパ・アメリカで過去何があり現在の世界が形成されたのか、教養として知っておいた方がいいと思います。

 

ちなみに、高校現代文はただ入試問題を解くためのものではなく、こういった問題を考える、幅広い教養を身につけることに繋がります。

 

中学のときの学校の授業が国語のすべてだと思っていたら、高校現代文はまったくできなくなると思ったほうがいいです。

高校現代文を得意にするには教養(語彙力含む)と読解力が必要になります。

教養は新書を読んだりすることで身につけられるので、本を多く読む人の中に現代文が得意な人が多いのは当然です。

ただ、読書をしたからと言って必ず国語が得意になるわけではないですし、頭がよくなるという分けではないので本だけ読んでいればよいという分けではありません。

 

 

中学の時から新書を読むことを勧めます。ただ、新書を読みなさいと言っても自ら進んで読む中学生はそう多くはないと思います。国語の入試問題を活用するのも一つの手です。入試の問題には新書を題材にしているものが多くあるので、それを利用することで意識させずとも多くの良質な文章を読ませることが出来ると思います。そのとき、闇雲に問題を解くのではなく、読んだ内容を基に自分で考えたり、文章の中に出てきた知らない語彙を自分が使えるレベルまでに覚えたり、要約したりすることを勧めます(うちの塾のように要約・小論文を中心に国語の授業をする塾を探さないと一人では無理かもしれません)。