合格できるかどうかは結果が出るまで分かりませんが

合格できる実力が全くついていなければ受験する前から不合格になることは99%分かります。

自分の現在の実力と志望校合格に必要な実力があまりに違いすぎる場合はほぼ間違いなく合格できません。

入試直前期1・2週間になって焦って英語・数学の勉強を始めても遅いです。

同じE判定でも可能性ほぼゼロのEと可能性があるE

うちの塾ではE判定でも公立高校・西南・福大に合格できてしまう子が多くいます。

英語の偏差値が同じ30台でも実力は違う

模試では私大合格に必要な実力は測れない

にも共通することなのですが

 

偏差値や模試の判定を見るだけで合格できるかどうかは

少なくとも

福岡県の公立高校入試

西南・福大入試

では分かりません

 

同じE判定でも

合格の可能性が十分残されているE判定

もあれば

99%合格できないE判定

があります。

公立高校入試の場合

英語・数学は合格ラインに達しているのに理科・社会が足を引っ張っている場合のE判定ならば

のこり1・2か月の努力で合格の可能性は出てきます

 

合格するには若干実力が足りない(残りの期間では志望校に合格できる可能性が高い人たちに追いつくのが難しい)という場合であっても

入試の問題に特化して対策を取ることで

たとえば、

国語と英語の作文で満点近くを取れるようにしておく

とか

数学の難問は思い切って捨てて標準問題を取りこぼさずにするよう意識して過去問を解く(難問を解くより見直しを重視する)

とか

理科・社会の記述を書けるようにする(頻出の記述問題を大量に解く)

とか

過去問を解くことで苦手個所を把握し、できない部分を徹底復習してできるようにする

ということをすれば

E判定であっても合格の可能性がでてきます

E判定だからといって必ずしも合格できないという分けではないパターンです。

 

しかし

残されている時間が1~2ヶ月なのに150点しか取れる実力にもかかわらず

合格ラインが220点前後になるであろう高校を受験する

という場合のE判定は

どうあがいても合格が不可能に近いE判定です。

 

仮に150点が英語・数学・国語が40点で、理科・社会15点という場合なら

寝る間も惜しんで勉強をするくらいの努力ができれば合格の可能性があるかもしれませんが

 

150点しか取れていない場合はたいてい

英語・数学は20点台、国語・理科・社会が30点前後

くらいのはずです。

英語・数学はいずれも1か月間その教科だけを必死になってやったとしても20点から40点にするのは厳しいので、両科目とも40点以上にするのはほぼ不可能です。

また

国語・理科・社会ですでに30点取れている場合、残り1~2ヶ月必死に頑張ったとしても3教科合わせて30点~40点が限界です(理科はすぐに40点前後になるかもしれませんが、国語・社会は厳しい)

つまり、

どうあがいても1か月で70点以上伸ばすのは不可能なので、合格も不可能なんです。

 

 

このとき

やってみなければわからない

絶対に不可能だと言えるわけがないのに不可能と言うのはおかしい

という人がいるかもしれませんが

凄く意地悪な返答になってしまいますが

じゃあ、ひたすら頑張ってください

としか、返す言葉が出てきません。

公立高校受験対策

西南・福大の場合

模試・共通テストと私大入試の問題が全く違うので模試の判定結果はほぼ当てになりません

模試・共通テストを無視して私大入試の過去問を解けるようにしておけば

偏差値40前後でE判定しか取れていなくても合格の可能性は十分あります。

 

2023年に福大に合格した子で最後に受けた進研模試で英語の偏差値

現時点(「2023年」2月26日)で模試の結果を2人から教えてもらっているのですが

 

その子たちの1月に受けた福大英語の過去問の結果は

偏差値が38だった子は64点、61点、63点

偏差値が44だった子は67点、70点、60点

でした。

入試直前期に福大に合格するために最低限必要な60点を確実に取れるようになっています(「このままでは厳しいかも」と最後の追い込みをさせるために、50点を取るのも難しいであろう過去問を最後の方にいくつか出したのでそれは除きます)。

 

共通テストに文法が出ないからといって

私大入試に絶対に欠かせない文法4択問題の対策

単語・熟語・構文の暗記を完全に無視していた子なんかは

模試の偏差値が40台前半あったとしても30点前後しか取れていないはずです(出鱈目に解答したとしても福大の英語は20点くらいは取れるので、最後まで30点前後しか取れなかった子は受験勉強がどういうものなのかを一切理解していなかったのでしょう。目標に向かって何をすべきかを理解しようともしなかったことを考えると大学入試だけでなく社会人になったときも同じことを繰り返すかもしれません。もし自分に当てはまると思った元受験生は、今後はそうならないよう、失敗を次に活かしてください)。

英語の勉強はそこそこしていたという子でも

共通テストの対策だけしかしていなかった場合は

仮に進研模試で偏差値50台前半くらいあったとしても安定して50点以下しか取れなかったはずです。

もしくは

過去問すら解いたこともなく

西南・福大の問題で自分が何点くらい取れるかすら分かっていなかったはずです(直前期に初めて過去問を解いたら50点すら取れず慌ててやり始めようと思っても手遅れです)

 

西南・福大の合格最低点を考えれば

英語で50点しか取れなければ

他の科目でカバーしようにも、本気で受験勉強をしている子と選択科目・国語で差がつくわけがないので(多くの私大受験生は勉強がし易い選択科目の勉強が中心になるので)

選択科目・国語のいずれかがとびぬけてできている場合を除き(英語で30点くらいしか取れないなら選択科目・国語で150点くらい取れないと福大に合格するのも難しい)

合格が難しくなります。

西南・福大を意識して英語の勉強さえしておけば

誰でも合格点を取れるようになるのに(西南の方が福大よりも多くの勉強時間が必要になるので、西南にどうしても合格したいのなら福大合格以上の努力が必要になるのは言うまでもない)

それをしない生徒がたくさんいるから

ちゃんとやっていれば合格できていたはずなのに合格できない子がたくさん出てくるんですね。

 

 

過去問で6~7割取れている進研模試でE判定

過去問で5割前後しか取れていない進研模試でC判定

合格の可能性が高いのは前者に決まっています。

合格できない大学受験生に共通すること