大学受験は本当に甘くありません。

公立高校入試と同じように考えていたら見下していた大学にすら合格できなくなるかもしれません。

中学のときに偏差値60台後半

偏差値60台後半を取れていた子の大半は

地域トップ校

四学区では福岡・香住

五学区では筑紫丘・春日

六学区では修猷館・城南

を目指していたはずです。

そして

実際にそれらの高校に合格

または

私立特進の特待生で合格

高校進学直後に

福大?

誰が受験するねん

どんなに悪くても西南くらいなら合格できるっしょ

ま~西南なんかに行かないけどね

自分なら九大を目指せるし、悪くても九工大くらいには余裕で合格できるに決まっている。

 

こんな勘違いをしてしまう子も少なからずでてくると思います。

 

甘いです!!

 

中学のときに偏差値60後半くらい取れている子は周りから

凄く頭がいい

と間違いなく思われているはずですし

自分でもそう思っているはずです。

その慢心が

高校でもなんとかなるでしょ?

気のゆるみに繋がるんです。

特に、高校に合格することが目的になってしまっていた子は急に勉強をしなくなる可能性が高いんじゃないかと思います。

 

はっきり言って、「Fスコア」の偏差値60なんてたいしたことありません。

普通に勉強すれば取れて当たり前です。

 

それなのに、勝手に勘違いをして勉強をさぼってしまえば

成績がガタ落ちするのは間違いなしです。

大学受験を舐めていたら自分がバカにしていた大学にすら不合格

大学受験は甘くない

偏差値で大学の良し悪しは判断できないが」にも似たようなことを書きましたが

大学受験は甘くありません。

中学のときに安定して偏差値60以上取っていた子でも

高校で勉強をさぼれば

そこまでか!!

というほど全く何もできなくなります。

中学のときは筑紫丘を受けるか春日を受けるかどうしようか?

なんて悩むくらいの実力があったのに

高校で遊びまくったせいで

西南どころか福大にも合格できず

福岡工業大学・久留米大学・九州産業大学に進学することになった

なんて子は思っている以上にいるはずです。

 

筑紫丘や修猷館などのトップ校に進学した子であれば

初めから浪人を覚悟して高校生活を謳歌し

1浪で九大に合格

なんてことがあるかもしれませんが

 

偏差値60前後の公立高校や私立特進に特待で受かった子が高校で勉強をさぼってしまえば

公立トップ校の子たちとは異なり浪人しても西南・福大にも合格できないと思いますし

そもそも浪人してまで勉強なんかしたくない

となってしまうはずです。

 

私立特進は強制的に勉強をさせられるので強制的に勉強をさせられなければ勉強ができない子であれば

公立に進学するよりも偏差値の高い大学に合格できる可能性が高くなるかもしれませんが、

逆にそこで潰れてしまったら、中学のときには考えられなかったような大学に進学することになる可能性も高くなると思います。

英語・数学

勉強だけの高校生活は絶対にやめるべきですが

自分の中で考える最低限の大学に進学したいと思うのであれば

高校1・2年のときに英語・数学の2教科だけはある程度力を入れて勉強することを勧めます。

高校3年になって、どうにもならない状況になって後悔してからでは本当に遅いです。

高校受験終了後~高校に入るまで

高校受験が終わってから遊ぶのは悪くないですが

最低でも1日1時間くらいは勉強するようにしましょう。

お勧めなのが国語の勉強です。

英語・数学が大学入試に大切なことは間違いないですが

もしかするとそれ以上に重要になるのが国語(現代文)かもしれません。

本を読めば現代文を解くときに必要な知識を吸収することが出来ます。

そして、それが教養にもなり、自分のやりたいことを見つけるキッカケにもなります。

高校受験が終わってからすぐの時期に英語・数学の勉強をするのはちょっと・・・

と思うのであれば、

岩波ジュニア新書・ちくまプリマ―から興味のある本を探してそれを読んで見ましょう。