自分の実力に合わない勉強をしていては無駄に時間がかかります。
時間がないので、今日はさっと書き、後で修正を加えます。
たとえば、
竹岡広信先生の「大学受験のための英文熟考」
かなりお勧めの読解の本なのですが、だれにでも勧められるわけではありません。
高校生になったばかりの子がこれを読んでも何一つ書いてあることが分からないはずです。
英検準2級にやっと合格できるような人には解説を読んでも何を書いているのか理解できないはずですし、仮に理解できたとしてもかなりの時間を要するはずです。
文法(品詞・文型)を適当に学んできた人は、仮に英検2級に合格していたとしても、ところどころ解説で理解できないところが出てくるはずです。
何が言いたいかと言うと、自分の実力に合わない参考書を読んでも、無駄に時間がかかるのに加え内容を理解できないということです。
中学レベルの内容が分かっていないのなら、まず初めにやるべきことは中学の内容の復習からなんです。
頭の良い友達がお勧めしている参考書が必ずしも自分にとってお勧めという分けではないことを知ってください。
ちなみに予備校・塾の先生は少なくとも自分の専門の参考書は相当読み込んでいます。
それは教える立場にいるから当然のことで、受験生は大量の参考書を読む必要はありません。
高校1・2年生の時は高校基礎レベルの内容に徹してください。
ペース配分は、進学先によって変わってく来ます。
進学校に通っているなら、原則、学校の授業についていけばいいと思います。
中学レベルの内容から指導をするクラスにいるが、国立大学や偏差値の高い私立高校を目指すなら学校の授業は完璧にしつつ、プラスアルファ自分で勉強を勧めていくしかありません。
(進学校を除き)定期テストの結果などどうでもいいんですが、出題範囲が限られている定期テストで点数が取れないようでは、偏差値の高い大学に合格するなんて無理と思ってください。
定期テストで8割取れないのであれば、まずは定期テストで8割とるくらいの努力をしてから「定期テストの勉強なんかやらんでもいい」と言ってください。
定期テストで赤点ぎりぎりの人が、「大学受験のための勉強をするから学校の勉強は捨てる」なんていっても、空回りして終わるだけだと思います(勉強をさぼってきた高校3年生が逆転合格を目指すなど、状況によっては学校の授業をある程度無視する必要が出てくるの)。