例外はありますが
大学入試で半年で短期間で偏差値20UPさせるのは無理です。
そんなのが出来たら誰も苦労しません。
勉強をさぼってきた自分が悪かっただけだとあきらめてください。
目次
偏差値は目安
ただ、偏差値はあくまでも目安です。
偏差値を20上げなければ合格できないというわけではありません。
偏差値50台後半~60台前半の中堅私大
例えば
西南学院大学大半の学科はベネッセの偏差値で60台ですが
現在の偏差値が40台でも
やりようによっては合格の可能性はあります。
少なくとも
偏差値40台前半から半年で偏差値60台前半にするよりも
偏差値40台前半から半年で合格するほうが簡単です(もちろん、相当厳しいですが、それは勉強をさぼってきた自分が悪いと思って残りの期間、頑張るしかありません)。
※ 偏差値40台といっても、中学レベルの内容が分かっていないのに適当にマークしたら40台前半になったとか、毎日必死に勉強をしているのに40台前半という場合は合格は厳しいです。
合格するために必要なことをする
親から言われて仕方なく勉強をしている受け身タイプの子は論外として(そういう子はかなりの確率で合格できません)
自分の意志で勉強をしている子でも
学校や予備校の授業をただ受けるだけで
合格するために何をすべきかを考えていない場合が多いです。
つまり、闇雲に勉強をしているわけです。
中堅私大が第一志望なのにターゲット1900を覚えようとしている子がたくさんいることからも、闇雲に勉強をしている子が多いことが見えてきますよね。
西南・福大を受験するなら1900の後半を覚えてもほぼ意味がないのは確実なのになぜ1900にこだわる子が多いのか…。
学校が宿題にしているからやっているのかもしれませんが、学校の指示が本当に正しいのかどうかを考えず言われたままやるのが闇雲勉強に繋がるんです(1週間で50個覚えてこい、完璧に覚えなかったら1単語に付き100回書かせる、ようなアホなことやっているところがいまだにあるみたいですが、時間の無駄でしかありません)。
1900を全部覚えるのにどれくらいの時間を要するかはわかりませんが
なんだかんだで1900の後半部分を覚えるのに50時間~200時間(100時間前後を要する子が多いんじゃないかと思います)くらいかかると思います。
時間に余裕があるのなら50時間~200時間はたいしたことはないかもしれませんが
大半の受験生は勉強時間が足りません。
ターゲット1900の後半部分を覚えても中堅私大の英語の長文にその単語が出てくることはほぼありません。
やってもやらなくても合否にほぼ影響はありません。
だったらその50~200時間を別の勉強時間にあてたほうが合格の可能性が高まりますよね(50時間も勉強をすれば古文を1から始めてもかなりの点が取れるようになりますよ)?
古文でも同じことが言えます。
自分が受験する大学の古文が簡単な問題しか出されないのに難しい問題を解いている
なんてことはないでしょうか?
少なくとも西南・福大の古文なら文法は「望月光の古文教室」を完璧に覚え、基本的な古文単語を覚えてしまえば
読解対策として
古文の勉強に時間をある程度かけられ且つ確実に点を取りたいという場合は
を仕上げた後
過去問を定期的に解くとだけで十分合格点が取れるようになります。
選択科目にしてもそうです(選択科目は日本史・世界史のいずれかを選んだほうがいい)。
適度に演習をはさみつつ教科書・参考書を2~4周くらいしたら、過去問中心の勉強に切り替えるべきなのに
いつまでも教科書・参考書の暗記ばかりで演習をしない(学校で自分の志望校の過去問を定期的に解いているのなら良いのだが)
そんな子が多いわけです。
志望校の過去問を解けば出題傾向や問題の難易度が分かるはずなので
それをもとに教科書・参考書をどこまで暗記すればいいか見えてきますし
過去問を解くことで自分が苦手にしている範囲も見えてくるから
何を重点的に暗記すべきかも見えてきます。
こうすれば闇雲に暗記をする倍くらいのスピードで合格に必要な知識を身に付けられるのに
それをしないわけです。
偏差値40台から半年で55~65くらいの私立大学に合格をしたいのであれば
が非効率な勉強をしている周りの多くの受験生と同じことをしていてはダメです。
合格するために何が必要なのかを把握したうえで勉強をしてください。
そうすれば、偏差値を急上昇させることは無理でも合格の可能性はでてきます。
※ 英語に関しては基本が出来ていることが前提です。文法理解・単熟語の暗記・読解方法が全くできていないのに過去問中心の勉強をしても合格点が取れるようにはなりません。
集中して勉強する
あとは集中して勉強をするだけです。
私が現役生だったときもそうだったので気持ちは分からないでもないですが
予備校で授業をたくさん受けたからといって合格が近づくわけではありません(私の場合は途中で気づいて受けるのを止めた授業はありますが、それでも「MARCH対策講座」的なものが冬期講習であったときは受講してしまいました。予備校の授業を受けなければ合格できないと思い込んでしまうんですよね・・・)。
合格できるかどうかは授業の量ではなく自学の量です。
なんだかんだで私立文系は暗記の量で合否が決まります。
高校生で
「成績が伸びません」
という子の8割くらいが単なる勉強不足です。
成績を伸ばすだけの勉強量をこなしていないのだから成績が伸びるわけがありません。
合格するために大切なことは
合格するために必要なことを理解し集中して勉強をする
それだけです。