西南学院大学は一般選抜の試験は4回あります。

2019年入試(2019年2月実施)まではA日程4日、F日程1日合計5日ありましたが、2020年入試からA日程3日、F日程1日の4日に減りました。

A・F日程のどちらが合格しやすいか

2回受けられるのならどちらが合格しやすいのか?

と迷う受験生が出てくると思います。

結論から言うと

経済的に許されるならどちらも受けたほうがいい

です。

A日程

A日程は分野別に3回試験があります。

分野は以下の通り

  • 人文科学(神学科・外国語学科・国際文化学科)
  • 人間科学(児童教育学科・社会福祉学科・心理学科)
  • 社会科学(商学科・経営学科・経済学科・国際経済学科・法律学科・国際関係法学科)

2022年入試(2022年2月実施)までは分野別ではなく

全く関連のない学科が同日程で実施されていたこともあり

どの学科を受験するにしても内容に傾向はありませんでした。

(たとえば、心理学科を受けるとすれば心理にかかわる内容が問題文に取り上げるといったような)

2023年入試からは内容に傾向を持たせるのでしょうかね?

F日程

西南学院の入試最終日は全学科共通のテストがあります。

最大6学科選べるので

A日程ですでに受験した学科を再度受け直す(同じ学科を2度受ける)ことも可能になっています。

合格しやすさ

A日程・F日程で別々に合格者を出すわけではなく、両方受験したら高得点の方を採用することになります。

なので

どちらの方が簡単だとかはありませんが

A・F日程で同じ学科を二回受けたほうが合格の可能性を高められる

これは間違いないです。

2回受ける

上に書いた通り

A日程とF日程の両方を受けたら1つの学科を2回受けることできます。

 

問題の難易度は受験する日によってそこまで異なることはないのですが

同じ問題であっても

それを解きやすいと思うか解きにくいと思うかは受験生によって異なります。

 

たとえば英語で

A日程では心理に関連する内容

F日程では歴史に関連する内容

が取り上げられていたとします。

 

心理に関心のある人はその背景知識があるのでA日程の問題に関しては背景知識があるのでF日程よりも解きやすくなるはずですし

歴史に関心のある人はF日程の方がA日程よりも解きやすい

ということが起こります。

 

もし合格最低点が200点だったとして

A日程で201点

F日程で199点

を取ったとすれば

A日程で受験していれば合格

F日程で受験していたら不合格

となるので

F日程1回だけで挑戦していたら不合格、A日程で受けていたら合格

こういうことが起こる可能性が出てきます。

 

なお

同一試験日における選択科目間に一定の平均点差が生じた場合に得点調整が行われる

と入試要項に書かれていますが

別試験日に難易度の差があれば得点を調整をする

ということは書かれていません。

 

どの試験日においても問題の難易度差はないと言われていますが

違う問題なのだから全く差がないということは考えられません。

 

こういったことを考えると

一番合格したい学科はA・Fどちらの日程でも受けるのが無難だということは誰にもわかることだと思います。

 

何度も繰り返しますが

一言で言うと

同じ学科を2回受けたほうが間違いなく合格の可能性を高められるということです。

英語

2021年度入試から知識を問う問題が大幅に減りましたが

合格点を取るためには結局のところ知識(単語・熟語)の暗記は今まで通り必要になります。

西南学院大学の英語対策

意外と知られていない方法

私としては当たり前のことだったのであえて言うことはなかったのですが

言うと

「えっそうなの?」

驚かれることが多いので書いておきますが

実は・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西南は

英語に関しては同年度の問題は出題形式が同じ

なんです。

 

は!? んなこた~知っているよ

と思われるのも当然です。

確かに、合格するためにやるべきことをやっているまともな受験生であれば当たり前のことなんですが

意外と知られていないんです。

1日目に受けようが2・3・4日目に受けようが

問題の出され方が同じなんです。

 

つまりですね

1日目に受験していれば(もしくは受験した人から試験問題を見せてもらえば)

2日目にどのような形で出題されるかが分かってしまう分けです。

西南の一般選抜は全日受験するという人であればこの点は特に意識する必要はないかもしれませんが

全4回の入試内いずれか1日だけしか受けないという人にとって(1日目1回しか受けないという場合は、昨年度までの過去問を見てある程度傾向をつかむしかできません。なのでA日程で1回しか受けないという場合はF日程で受けたほうが、完全に傾向が分かるという点でプラスになります。当然、A・F日程で問題が異なるのでどちらの問題が自分に解きやすいかはわからないので結局1日だけしか受けないという場合はいつ受けるか最後まで迷い続けることになるでしょう)。

十分な準備・心構えができるわけです(4日全部受験する人であっても、こういうことを全く気にせず、出された問題をただ解くだけの人も多いかもしれません。複数日受験する人は、必ず解いた問題をチェックし、2日目以降は出題のされ方を事前に捉えるようにしてください。2日目以降は同じ出題形式である可能性がほぼ間違いないのだから事前に出題のされ方を把握しておくだけで状況は全く変わるはずです)。

例年形式が若干異なる

西南の英語は福大と異なり、毎年微妙に問題の出され方が異なるので

西南の過去問を中心に解いてきた子からすると

あっ!!似ているけど今までと違う

なんて思うんですね。

 

例えば

2020年までの長文読解では

問題の内容に合っているものを4つ選べと問われていたものが

2021年・2022年は2年連続

要約されたものを4つ選べと問われました(しかも若干問われ方が異なる)

 

それ以外にも変更がところどころ見られ

明らかに

単語・熟語・構文をどれだけ覚えているかより

読解力が重視されるようになりました(だからうちの塾では昨年度より文法・並べ替えよりも読解中心の授業に変えました)

 

英語がものすごく得意で多少問題が変わったところでたいした影響はない

という受験生ならいいのですが

多くの受験生は合格できるかどうか微妙なラインにいるわけですから

若干の形式変更であっても焦りにつながる可能性が高いんです。

 

どうしても合格したい人で2日目以降の受験日で受ける人は、自分が受験する前に実施された問題を必ずチェックしておきましょう。

西南学院大学