「筑紫台普通科 九州産業高校普通科 福大合格率」

というような検索がされていました。

はっきり言って進学科はどちらに行っても同じです。

どちらも、中学時代大きな問題を起こしていない限り、名前を書けば合格できる高校です。

名前を書けば合格できてしまうので、中学時代まともに勉強してきた生徒はほとんどいません

中学時代まともに勉強をしてこなかった生徒は、どの高校に入ろうが福大に合格することはかなり厳しいです。

恐ろしいほど勉強をしません。そのような環境の中で継続して勉強をすることは、並大抵の意思では無理です。

ただし、まったく福大に合格できないかと言えばそうともいえません。

まずは、普通科から特進科に上がれるように努力をしてください。

私の高校時代の偏差値

 

どっちの高校がいいか

「どちらでも同じ」では、納得のいく回答ではないでしょう。

公立高校であれば好きなことを書けるのですが、私立はなかなか思い切ったことが書けません。

どちらも生徒獲得に必死になっているので、一方の高校に肩入れすることができないからです(若干筑紫台に肩入れしているような内容になってしまいましたが)。

どちらも頑張っている高校だという前提で、書ける範囲で書いていきます。

なお、私が絶対に進学するなと思っている高校は幾つかありますが、そもそもそのような高校は初めからブログに書きません。

この2つの高校は「選択肢の1つとして考えておきなさい」と私の生徒に言っている高校に含まれています。

私立高校入試の現実

2015(平成27)年度[2016(平成28年)3月卒業]のデータ

合格実績は年度によってかなり変わってくるので参考程度にしてください。

九産も筑紫台も指導力は双方優れています。先生との相性と同級生とうまくやっていけるかどうかが大学受験に大きく影響すると思ってください。

九州産業高校

九州産業高校の主な合格実績は次の通り

  • 国公立大学:73
  • 西南学院大学:85
  • 福岡大学:169

入学定員は次の通り

  • スーパー特進:50名
  • 特進:90名
  • 進学:310名

筑紫台高校

筑紫台高校の主な合格実績は次の通り

  • 国公立大学:35
  • 西南学院大学:32
  • 福岡大学:127

入学定員は次の通り

  • アドバンス:30名
  • 特進:60名
  • 進学:80名

なお、国公立大学は防衛大学等文部科学省管轄外の大学は除いています。

自分で考えて

さて、これらの数字をみてどちらが福大に合格できる可能性がを自分で考えてください。

ちなみにどちらの高校とも進学科の福大合格率はかなり低いです。ほとんどが特進以上のクラスから合格しています。

また、進学科からの福大合格は推薦が多いのではないでしょうか?

気を付けなくてはいけないのは、学年によって雰囲気が全く違うということです。

ある年は雰囲気が良く合格実績が高まるのに、ある年は雰囲気が悪く合格実績が低くなるということがよく起こります。

結局どちらの高校を選べばいいかは、実際に学校に入ってみないとわからないということなんです。

筑紫台のことをボロクソ言っていた私の塾の卒業生もいますし、筑紫台をすごい、楽しい高校と言う子もいます。

九州産業高校も同じです。悪く言う子もいれば楽しいという子もいます。

成績を伸ばせるか楽しめるかは自分の気持ちが一番影響するのではないでしょうか。

もし、普通科(進学科)にしか合格できな実力から福大に合格したいのであれば、まずは特進に上がれるくらい努力をしましょう。

そうすれば、どちらの高校からでも福大に合格できるはずです。

ちなみに、九産のほうが場所が良いですし、イメージが良いので人気があります。

紫駅ができてから、人気に拍車がかったような気がします。

筑紫台は場所が悪くて若干不利ですね。

ただ、完全に個人的な意見なのですが、河合塾と連携している九産は自分たちの指導力に自信がないのかな?と思ってしまいます。

筑紫台の先生の採用基準は10数年前と異なり、かなり厳しくなっています。また、生徒の人数が少ないので先生の数も当然少ないです。

先生の数が何を意味しているのかも自分で考えてください

どちらの高校のほうが生徒にやる気を出させられるかは…なんともいえませんが、じっくりと考えて自分で進学先を決めましょう。

なんか、筑紫台の方を支持しているような書き方になってしまいましたが、遠方から通う人は九産を選んだほうがいいと思います。

3年間通学をするということを考えると場所も大切ですからね。

なお、高校見学に行っても高校の良いところしか見えないのであまり参考になりません。見学と実際に進学してからでは全く雰囲気が違いますよ。

もちろん、先生たちが優しいのは見学の時だけです。

他の学科は?

九産は機械科、筑紫台は総合学科コンピュータービジネス科、工業科があります。

筑紫台の強みは他学科のバリエーションの多さです。

今後は勉強だけでなく、いろいろなことを学べる学校が必要とされてくるはずです。

進学科では絶対に九産に勝てないと思って総合学科を作ったのかはわかりませんが、これから私立高校が生き残るにはこのような学科が充実している必要があると思います。

大学進学を全く考えていないのであれば、筑紫台の総合学科・ビジネス科がいいかもしれないですね。

筑紫台
九州産業