福岡の私大を一般選抜で受験する受験生に限定して書いています。
関東の難関大学は学部によって問題の傾向が異なるので福岡の私大を受けるのとまったく同じように考えない方がいいです。
目次
直前期に解く赤本
年度が若いモノから解くか
それとも
古いモノから解くか
どちらでもいいと思いますが、個人的には直前期に解くとしたら
昨年度のモノを解きます。
その理由は単純で、去年の合格最低点に届いているかどうかを確認したいからです。
ちょっと不安になったので一つ。
ここで赤本・・・
「過去問を解く」
というのは
あくまで
「本番と同じように3科目を通しで解く」
という意味です。
受験まで残り1か月の時期に過去問を一度も解いたことがない
なんてことはあってはだめです。
実力によって解くタイミングは変わってきますが
国語なら9月から
日本史・英語は勉強の進み具合によって9月~12月
には解き始めるべきだと思います。
これって
少なくともこの時期までには必要最低限の知識を入れておいてね
という意味なんですよ。
直前期に赤本を何年分
私なら日曜日に本番と同じ時間帯で過去問を解くだけにします。
だからだいたい4回分くらいですかね。
西南・福大・中村を3校とも受験するなら一番行きたい大学を2回、その他を1回ずつ
または
西南・福大を2回分ずつ
もしくは
西南にどうしても合格したいのなら4回とも西南
というように
どこの過去問を解くかは自分で決めてください。
注意
過去問は問題を解くだけで3時間以上かかります。
その後の復習を含めれば、それだけで1日の勉強が終わってしまいます。
いくら過去問が大切だといっても、
直前期は今までやってきたことの復習をすることが重要です。
復習時間が少なければ、本番で結果を出すことが・・・むずかしくなっちゃいます。
なので合格最低点を余裕で越すくらいの実力になっている場合は除いて、
過去問の解きすぎには注意してください。
どんなに多くても残り1か月で解くのは、8回くらいが限度だと思います。
うちの塾では
うちの塾では早い段階から過去問を利用しているので、西南・福大の過去問(英語だけですが)を合わせて30回分くらいは解くことになります(西南・福大は過去問を無料で配布してくれるので本当に助かっています。生徒も赤本を買う必要がなくなります)。
「問題を解いて終わり」
ということを避けるため、
過去問を基にした復習用の単語・熟語・構文プリントを配布し、それを使って西南・福大合格に必要な暗記してもらっています。
完全に西南・福大に合わせたプリントなので、それを使ってしっかりと復習をすればかなり効率的に必要十分な知識を付けられます。
後期の復習用プリントでは、長文内容一致問題と空所補充問題の解答の根拠まで載せています。
なんとなく解いて終わりがちな過去問演習ですが、
解答の根拠までしっかりと確認することで、やればやるほど問題が解けるようになることを実感できるはずです。
塾の授業についてくるだけで
西南・福大の長文内容一致問題は満点も狙えるようになるはずですし
福大の空欄補充問題は満点
西南でもかなりの正答率になるはずです。
後は単語・熟語・構文を暗記していけば、最低でも7割は取れるようになるはずです。
英語の勉強で
「何をすればいいのかわからない」
と
無駄なことで時間を使うこともなくなるので選択科目・国語の勉強時間もます確実に増やせます。
もちろん、相当の努力が要求されることを忘れてはいけません。
勉強をしなくては成績が伸びないのは当然です。
過去問を解く利点
過去問を解く利点の一つは
模試の判定では見えにくい「合格の可能性高低」が見えてくることです。
進研模試で偏差値55くらいでD・C判定しか取れていないと、
「本当に合格できるの?」
と間違いなく不安になるのですが、
過去問を解いて70点80点台が取れているなら
「少なくとも合格の可能性はゼロではない、他の科目でも7割以上取れれば合格の可能性は十分ある」
と、
不安はゼロにできないけど
「いける!!」
と思えるはずです。
あと
初めて解いたときは40点台だったのに、12月ころになると70点くらい取れるようになったら
「お~、確実に成長している」
と自分が少しずつ英語ができるようになったことが目に見えるわけです。
これって、やる気が出ますよね。