受験勉強では5教科すべてに同じ時間をかけて勉強することはお勧めしません。

一番勉強時間がかかる科目

公立高校入試で一番勉強時間を要する科目は社会だと思います。

次に勉強量を多く必要になるのは

英語・数学のいずれかで

一番勉強量が少なくて済むのは理科になるんじゃないかと思います。

理科は社会より覚える量がかなり少ないので社会の3分の1くらいの勉強量で済むと思います。

 

国語は・・・

もしかすると一番勉強量を要する科目かもしれませんが、

何をすればいいのか分からず、仮に勉強をしたとしても点数を伸ばせるかどうか分からない科目

実際はやれば伸びるとは思うのですが、やることが分からない且つなにかやったとしても他の科目のようにできるようになった実感がわかない科目なので

多くの公立高校を第一志望にしている受験生は国語の勉強が一番少なくなっていると思います。

満遍なく勉強する?

普段の勉強」は定期テストの勉強を中心に偏りなく全教科の勉強をしておいたほうがいいと思います。

しかし、受験勉強が本格的に始まる中学3年の夏休み以降は

全科目をまんべんなく勉強するのはお勧めしません。

上に書いた通り、科目によって勉強すべき量が変わってくるからです。

社会は理科の2~3倍くらいの勉強量が必要になるのは間違いないのだから

1:1の割合で勉強をしていたら理科以上の点数を社会で取ることは難しいです。

 

もちろん、科目によって得意・不得意があるので一概に社会が理科よりも勉強量が必要になるとは言えません。

理科が苦手な子は社会よりも理科の勉強量が多くなることも起こり得ます。

なので、自分がどの科目が得意で不得意なのかを把握し

合格するためにどの科目を重点的に取り組むかを考えるようにしてください。

英語・数学を先行させる

やれば目に見えて結果が出る理科・社会の勉強ばかりして英語・数学の勉強を避けるのはかなり危険です。

理科・社会の勉強を中心に勉強をしていた子が

夏休みの終わりにある第4回フクトで

理科・社会が偏差値60前後、英語・数学が偏差値50前後、合計偏差値55

という場合と

英語・数学が偏差値60前後、理科・社会が偏差値50前後、合計偏差値55

という場合、

後者の方は春日・福岡中央は十分狙える実力になるかもしれませんが

前者の方はそのあともずっと理科・社会に力を入れ英語・数学の勉強から逃げ続けてしまえば

成績が下がり続け、春日・福岡中央を狙えるレベルにはならない可能性が高くなるはずです。

 

当たり前のことなのかもしれませんが

暗記科目である理科・社会は勉強をストップさせるとすぐにできなくなってしまいます。

一方

英語・数学は一度できるようになってしまえば、多少勉強をしなくても急激にできなくなるということは起こりません。

 

 

 

 

 

英語・数学が苦手な子は理科・社会を多少犠牲にして構わないので、英語・数学の勉強を中心にすることを勧めます。

目先の点数・結果にこだわってしまうと、真の目標である志望校合格が遠くなります。

 

偏差値50未満の高校になると

英語・数学が仮にできなくても、理科・社会の勉強をしっかりとして5教科合計の得点を伸ばせば、合格できてしまうので

その場合は英語・数学ではなく、理科・社会の勉強を中心するのも悪くはないと思います(大学進学を考えているのであれば英語・数学の勉強は避けるべきではありませんが)。

英語・数学は2学期が終わるまでに終わらせる

筑紫丘・春日などの上位公立高校を受験する場合は、遅くとも2学期が終わるまでに英語・数学の学習内容をすべて終わらせておくことを勧めます。

英語・数学を先行して勉強をしておけば(偏差値60以上にしておけば)

冬休み以降は

勉強時間の8割くらいを理科・社会の勉強に充てられます。

英語・数学は勉強しなくても大丈夫なの?

と思うかもしれませんが

英語は英作文の対策と定期的に問題演習をする

数学は公立高校入試レベルの問題を理科・社会の合間に少しやる

このくらいの量で、志望校合格に必要な点は取れます。