「アメリカで起こっている人種問題」で過去問は新書を基に作られているから、新書を読ませられないなら過去問を解いても良い
みたいなことを書きました。
どの過去問がいいのか?ということですが
自分が受験する予定の私立高校の過去問でいいと思います。
すべての私立高校の国語の問題を解いているわけではありませんが、少なくとも西南・東・筑陽・大濠など、私が解いている高校の過去問は面白いものが多いです。
重要なのは問題を解くことではなく、文章を読み内容を理解することです。
なので、まずは問題を解かずただ文章を読むことを勧めます。
そして、分からない言葉が出てきたらその意味を調べて自分のものにしていってください。
覚えた言葉を普段の生活で無理にでも使えば、確実に使える語彙が増え文が読めるようになるし、自分で考えることもできるようになります(言葉を知れば知るほど世界が広がりますし考えられるようになります。学校の勉強だけを勉強だと思わせては子どもたちがかわいそうです)。
一通り読み込んだ後で、問題を解けば、たぶん大半の問題で正解することができるはずです。
あとは、大濠の専願は特殊なので、できれば多くの子に挑戦してもらいたいです。
入試の話になりますが
特待合格を狙っている人はよほど実力がある人を除き過去問対策は必須です。
私立によっては新しい傾向で問題を作り始めているところもあるので、2018年以降の問題は特に注意して確認してください。
塾に通っていない子で公立対策しかしていない子は、2学期が終わるまでに中学の学習内容をすべて終わらせ、自分が受験する私立高校の過去問を解いてください。
公立の問題レベルを超えたものが出されることを直前1週間前に知っても後の祭りです。
なお、大濠の数学はたとえフクトで偏差値60前後の実力があるとしても、対策なしだと(公立レベルの問題しか解いていないと)ゼロ点になる可能性が高いです。
塾の上のクラスに通っている子は何も意識せずとも塾が授業で対策をしてくれているので特に気にする必要はありませんが、
塾に通わずに大濠を目指している子は、過去問が販売されてからすぐに手に入れ、ちらっとでもいいので問題を見ておくことを勧めます。
特待を狙っていない人は、「私立高校入試の現実」に書いた通り私立高校はほぼ全入状態なので、公立対策だけで十分だと思います。
書いた後にそういえばこんなのがあったということを思い出したので、紹介しておきます。
「入試によく出るベスト10NEO」です。
外山滋比古・鷲田清一・内田樹・内山節・姜尚中・池内了などの文章が読めます。
文学も有名どころの作品が掲載されています。