高校で個別指導塾

高校に進学したら急に勉強ができなくなり親から無理やり個別指導塾に通わされている人。自分の実力では大学には合格できないから個別指導塾に通っている人。

その多くは自分が期待するほどの結果を出していないのではないでしょうか。

それは当然です。高校レベルの勉強は中学レベルの勉強は次元が違うからです。個別指導塾に通い、なんとなく勉強をしていれば成績を伸ばすことができていた中学とは違うのです。

理系科目は利用価値はあるかもしれませんが、文系科目はお金の無駄になる可能性が高いと思います。

個別指導に通っても成績が伸びない理由

成績が伸びない一番の原因は勉強量が足りないことです。

勉強量が足りないことが原因で成績が伸びないのであれば、個別指導塾で分からないところが分かったような気になっても成績が伸びるわけがありません。

中学の時に1日1・2時間の勉強で気持ち良いくらい成績が伸びていた人には受け入れられない現実だと思いますが、1日1・2時間の勉強では、よほど要領のよい人でない限り成績は伸びないと思ってください。

個人の能力・集中力・科目によって異なりますが、少なくとも中学の倍以上勉強しなければ「できる」と実感することはできないはずです。高校の勉強というのはそういうものです。

そのことに気づかずに、「学校の英語についていけないから分からないところを個別に教えてもらえる個別指導塾がいい」と思っている人が多すぎます。

勉強量が足りないということに気づいていない人は、文法問題の答えを教えてもらいなんとなくわかったような気になる、英文の訳し方が分からず講師に解説をしてもらっても訳を聞いて終わり、になるのが関の山です。

教えてもらった後に自分の知識として定着させなければ成績が伸びるわけがありません。

分からないところをピンポイントで教えてもらうという利点がないことはないですが、「英語が分からないから教えてもらいたい」という人の大半が勉強不足が原因なのだから、わざわざ個別指導塾などに通わなくても市販の参考書を使えば成績を伸ばすことができます。

実態

「高等学校卒業程度認定試験」に合格するため個別指導で地理を受けていた元教え子がいます。

その個別指導では市販の参考書をコピーし「暗記をしろ」という指示しか出していなかったみたいです。

これって個別指導塾に通う必要があるでしょうか?勉強をする場所を借りるだけで1回数千円の授業料を払うのはアホらしくないですか?

そのほか、英語も教えてもらっていたみたいですが、月に4万円くらいの授業料を払っているということを聞いて驚きました。

さすがに、暗記をさせるだけの個別指導塾は滅多にないと思いますが、これと似たようなことをしているところは探せばいくらでもあると思います。

参考:個別指導塾(中学生)

大学受験のための個別指導塾

大学受験のために個別指導に通っている人・通おうとしている人がいます。

どのような場合に個別指導塾を通うべきかを書いておきます。

文系科目

文系科目は暗記すればいいので、普通に勉強習慣がついている人であれば人から教えてもらわなくても問題が解けるようになります。ですので、個別指導塾に通う必要はありません。通うだけお金の無駄です。

百歩譲って英語・古文を教えてもらうことは理解はできますが、日本史・世界史・政治経済・地理を個別指導で教えてもらうのは理解ができません。市販されている参考書よりも面白く、分かりやすい解説ができる指導者が個別指導塾に果たしているのでしょうか。

「文系科目も理解が必要。独学では非効率。」と言う人もいます。私からすれば人から教えてもらうことの方が非効率としか思えません。

確かに高校レベルの英語・国語・社会は内容が難しくなっているので理解するのが難しいです。その点では人から教えてもらった方が効率的のように思えます。

しかし、大学受験用の参考書はたくさんあります。学校の先生の授業を聞くよりも分かりやすいものがたくさんあります。それらを利用して勉強をすれば絶対に成績が伸びます。

塾を利用することが当たり前だと思い、参考書の存在すら知らない高校生がいるかもしれません。もし、このブログを見ている高校生で参考書の存在を知らない人がいたら、すぐに大型書店に行って参考書を見てきてください。

※ 参考書を読んでも内容が難しく1度で理解できないのは当然です。そういう時に個別指導塾を使いたいと思う気持ちになるかもしれません。しかし、たとえ個別指導で分からないところを聞いたところで、その場でわかった気になるだけで成績は伸びません。繰り返し参考書を読んで理解し、問題をたくさん解くしか成績を伸ばす方法はありません。

参考:高校英語が難しく感じる原因

理系科目

理系科目は個別指導塾を利用価値があります。

英語や古文は繰り返し問題を解くことで分からないものが分かるようになりますが、理系科目はそうもいきません。よほどの天才でない限り、分からない問題に独力で対応することはできません。

どれだけ一人で悩んでも解けないものは解けません。

学校の授業・市販の参考書を読んで分からないところにチェックを入れておき、90分なら90分、分からないところをすべて解説してもらえば効率的に成績を伸ばすことができるはずです。

塾が用意した問題を解く形で個別指導塾を利用するのはもったいないのでやめましょう。

※ 理科基礎は文系科目と同じです。基本的に市販の参考書だけで大丈夫です。市販の参考書を読んでも理科基礎ができないのであれば、そもそも理系に進もうとは思わないでしょうが…。

学校の授業のための個別指導塾

「学校の授業で先生が何を言っているのかすら理解できない。まずは授業についていけるようになりたい。」

このような場合、個別指導塾を利用してもいいと思います。

ただし、指定校推薦や系列大学に進学を考えている人以外は、学校の授業についていけたとしてもそれイコール「大学合格」ではないことを忘れないでください。

偏差値50前後の高校の授業を理解できないという人は中堅以上の大学に一般入試で合格するのはかなり難しいでしょう。

やる気のない人は論外

全く勉強ができないから予備校に通わせることもできない。しかし、塾に通わせなければ勉強をしないから個別指導にとりあえず通わせる。

とりあえず塾に通わせていれば、いつかやる気になってくれるかもしれない。

このような気持ちで塾に通わせている親もいるはずです。

残念ですが、やる気がない子に無理やり勉強をさせたところで意味なしです。

急に勉強をするようにはなりませんし、成績も伸びません。強制的に勉強をさせられてどうにかなるのは高校受験までです。

高校で習うハイレベルな学習内容は強制的に勉強をさせられてどうにかなるわけがありません。

塾に通わせても成績は伸びるどころか下がるはずです。お金をドブに捨てるようなものと思ったほうがいいです。

それでも無理やり個別指導塾に通いたいのであれば、「どうぞ好きにしてください」としか言えません。

参考書では伸びないという人

市販の参考書では成績が伸びないという人も中にはいますが、そう言っている人はまともに勉強をしていない可能性が高いです。

現行の入試制度(模試含む)は思考力・判断力・表現力などは聞かれていません。知識量がものを言います。暗記さえすれば点数が取れるのだから、勉強をすれば成績が伸びます。

つまり、成績が伸びないのは勉強をしていないだけなのです。

強制的に勉強をする環境が欲しい

勉強をしなければいけないことは分かっているし、実際に1日3時間くらいの勉強はしている。だけど家では集中して勉強ができない。強制的に勉強をさせられないとダメだという人も中にはいます。

そのような人は塾を利用する価値は十分あります。

週に1回通えば自習室を自由に使える個別指導塾なら費用対効果も高いでしょう。